未知日記霊話集 第千七十八回 光明論 下巻 巻の八 さらば開かん。此門は所謂チッの扉なりと知るべし。即ち前に述べたる厳戒の辞、チッ、シュ、キュ、ジョウ、ギョウ、コウ、フク、センと云ふ八個の扉にして、チッの扉は今や開かれたり。我に従ひて門内に入るべし  テツシン貴尊講義


未知日記 第六巻 光明論       
下巻 光明論 巻の八 
教主講、テッシン貴尊解説
大悟篇  上
第一章 チッ の 門


               テッシン貴尊 講述
                

 鍵の数は八個にして今第一の門を開かん。開くに先だち注意を与ふべし。先づ門内に入りたれば心を乱さず。平静ににして如何なるものをも見のがすべからず。よく脳裡に止めよ。さらば開かん。此門は所謂チッの扉なりと知るべし。即ち前に述べたる厳戒の辞、チッ、シュ、キュ、ジョウ、ギョウ、コウ、フク、センと云ふ八個の扉にして、チッの扉は今や開かれたり。我に従ひて門内に入るべし。
 初めに汝等のまなこに映ずるは何なるか。まばゆく輝く十二燭の光なるか。まなこを転じて左手を見よ。光と光の間を往来する色取々のもの、更に眼(まなこ)を右手にむけよ。同じく色取々のもの、或は高く或は低く上下しあらん。彼の物の上下し或は往来するに従ひて十二の光は其色を変化せしめて一段と光彩を放つを見るならん。汝等の眼(まなこ)はさながら朝の太陽を数知れず集めたるを見るとも及ばずと考ふるならん。肉眼ならば開きて見る能はざるべし。是即ち百色百光の姿なり。一切凡ての事物悉くみな光明に浴さざるは無し。斯る処に暗き悪魔の横行するあらんや。まなこを上げて頭上を見よ。燦然たる光明に抱かれたる数多の輝けるもの上下左右に往来なせるものを抱きては、又高く上昇し抱きては上昇して暫時も止まらざるを見るならん。十二の光は或は位置を変へ、或は色を変へて往来なすものの色彩に変化を与へて変色せしめて是を清浄化して、いよいよ光彩を放たしめつつあり。その壮観眼を奪ふあらん。見よ。汝等の脚下を !
 脚下には白雲みなぎりて何物をも見えざるならん。されど眼(まなこ)を定めてよく見るべし。汝等が眼(まなこ)に白雲と見ゆるは雲にあらざりし事に心づきしならん。彼は汚れ多き光の集団が、上昇し来れるにて未だ清浄せられざるものなれども、やがて是が浄化せらるれば上下左右に往来なしつつある百色百光となるなり。眼(まなこ)遠く八方にむけよ。かすかすに霧の如きもの外方に飛散するあらん。彼は白雲の光が浄化せらるる汚物の飛散しあるなり。この他無数の波動じあれども光にさへぎられて汝等の眼(まなこ)には鑑別なし難し。故に是等は説明の中にとり入れて詳らかに語るべし。

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