第一回 面白い本を見つけた  その本の名はありがとうの神様 著者の名前は小林正観さん

 昨晩はなかなか寝付かれず、娘の小さな本棚を見た。その本は出版されておよそ二十年ほど前のものだった。その本は平易に分かりやすく説かれて、文字もそこそこ大きく僕にはとても有難い本だった。その書籍は全部で七十一項目で構成されていて面白そうなところを読んでみた。
この小林正観なる人は僕と年齢はほぼ同じ先生は一年の内三百回ほど全国を講演などで廻られ、自宅に帰るのはほんの六日か七日ほどであると述べられていた。

では小林先生の最初の言葉ををここに転記してみる。
「一応、私が四〇年間、研究してきた結論を言いますと、どうも、私たちの周りには神様が存在するらしいという結論に至りました。私は学生時代から唯物論なので、現象が物質的に現れないかぎり信じません。私は宗教とは無縁ですし、いかなる宗教団体に属したこともなければ、「これを信じなければ、大変なことになる」とか、「これを信じないと救われない」などと言ったこともありません。むやみに神仏を信じたり、すがることもしません。しかし、私自身、偶然とは考えられない、いくつもの神秘的な出来事に遭遇し、様々な現象を何十、何百と見てきた結果、「この世には神様が存在するらしい」という結論に達しました。
この本に出合ったあなたは、すでに気が付いているかもしれませんが、もう「この不思議な世界」の入り口に辿りついたのです。そして、実はそれは自分が書いた「あなたの人生のシナリオの中」にちやんと書かれているのです。
ある意思を持った、方程式をコントロ-ルしている知性体は存在します。その知性体を一般に神様と呼びます。又宇宙と云ってもかまいません。そして神様を味方につけるとは、「宇宙の現象が自分の都合のよい形で起こる」ということです。
「ありがとう」神様への感謝の言葉
何度も実証を重ねた結果、客観的な事実として、「ありがとう」という言葉は、凄い力を持っているらしい・・・・・・ということがわかりました。

ありがとうの語源は、「有り難し」。神や仏があり得ないことを起してくれたときに、神・仏を賞賛する言葉として「ありがとう、有難し、有難いという言葉が存在したそうです。室町以前は、人に対して使われることがなく、「神仏」をたたえる言葉でした」。現在の私たちは、人に対して「ありがとう」を使っていますが、下界からありがとうが聞こえてくると、神様はその人の「ありがとう」の回数を、自分への賞賛として、カチカチとカウントしているようです。
「ありがとう」には神様が宿る。
ある時、60代の女性と30代の女性が講演会の受付で私を待ち受けていたことがあります。私を見つけるなり、「この人が小林正観さんよ」と母親に紹介しました。すると母親は、私に頭を下げ、こう言ったのです。
「お初にお目にかかります。命を助けていただいて、ありがとうございました」・・・・・・第2回目に続く


追記
今小林先生の著書を調べようとウイクペデイアで検索したところ、先生は11年も前に既にお亡くなりになられていた。先生のご冥福を心からお祈り申し上げます。
その他の本も読んでみたく、僕の町の図書館と隣町の図書館を検索してみたが一冊もヒツトしなかった。福井県立図書館もついでに調べてみたら数冊の本が出てきた。また借りに行ってみよう。

でもネットで調べると各都道府県にくまなく先生を偲ぶ会が開かれていた。

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