こだま会講演日記    第九十四回   坂本通博 筆記

泰岳貴尊講義


近頃天下り主義、民主主義等と声を大にしている。
民主主義を鼓吹してその結果はどうか。
天下り主義と言って太陽をおほってしまへば人民は育つか。と言って太陽だけで育つものでもない。時には雨も降り風も吹く必要あり。
地球と太陽とが融和して世は治まる。之大自然の道理。
皆は太陽や空気に育てられながら之に感謝して居ない。天皇と人民の役人、之が雲。役人どものいたずら。
太陽は決して威張らない。
たましひ   肉体     心
  ↓     ↓      ↓ 
 太陽     地球   空間 


たましひと心を一つにさせる方法を円海が言って居る。之を円海にまかせる。
円海に任せて置く事。法は別にない。
唯、心を清らかにして汚さない様にするだけ。皆の修養でやる。
円海は皆の心と魂を繋ぐ役目。
だからここで話を聞いて居る丈でそれが出来る。出来つつある。
たましひが実って行くだけ少しづつ汚いものがふるい落とされて行く。
汚い心をおこした時は唯拝めばよい。チッ.シユーと・・・・
皆の行ひからすべてを見ているのは円海。
円海は皆さんがどこで何して居てもいつでもみんなを見て居る。
馬鹿と言はれても何と言はれてもかまわない。腹立てるような心を捨てよ。
皆の馬鹿さ加減は円海がよく知って居る。
隣人と争ふ如きは子供の遊びと同じ。皆さんは遊んで居る。
皆は心に不善を働いても外に表はさぬように包み隠している。円海から見る時は皆は子供。
この間にも(泰岳貴尊)私はたましひを育てている。
円海と私と二人であなた方を育てている。
それなのに皆はおもひやりがない。之は心がきたないからだ。
心が奇麗になればおもひやりの心が出来る。慈音は一度めぐみを受くれば、心の底、たましひの底まで感じて喜ぶ。
それが皆にわからないのは思ひやりの心がないから。
太陽や空気の恵みに何故大きな感謝をしないか。あまりに恵が大きすぎると見当がつかなくなる。
一椀の食を頂くにも感謝の心をもって頂く。皆は唯おいしいとかまずぃとか言って食べる。
之は正直でよいがこの一椀によってどれだけ皆の肉体を支えて居るか。之に対して心から感謝して頂けばそれだけ皆身につく。食物を生かして食べる。(殺生はきらい)
感謝の心がたましひにしみ込んでいるために人の三分の一の食物で人の倍、体力を保った。之が食物を生かしたものを口に入れて毒と感じればどんな美味でもたべなかった。
毒なものを食しては育ててくれるものに相すまぬという思ひから食しない。之を殺生しないと言ふ。すべてを生かして食べると言ふ心持が魂に通じて接近してきて、心と魂が一体となってくる。〇と〇とで摩擦させて・コンマを取って〇.〇と〇を一体化する。之を修行と言ふ。
天の自然に順ずるものには飢えたり、凍えたりさせない。
天から授けられた仕事をおろそかにしてはいけない。報いは必ずどこからか知らないがくださる。自分の分野を忘れて物をかき集めて財を作っても、之がわざわいになって身を亡ぼす。
すべてすべてを大自然に任せて大欲を取れ。
質問  大自然に順ずる教育
肉体的の働きを重んじている。たましひの働きには別段気に留めて居ない。
気の働きは不思議なもので、虫の知らせ等は大自然から起こる現象。之が正しく行われる時と、肉体心から錯覚作用を起こす場合がある。之等は大自然と自然のちがひ。九流界あたりになると、すでに大自然に順じた人間ばかりが来て居るから不思議に思わぬ。物事を不思議がる間は大自然に従って居ない。
疑ひの心起こる間は修養修行が出来ていない。出来れば疑ひの心なし。どうしよう、こうしょうと言ふ考へを持たず、唯自分の心を美しくする事。
一方的にならぬ様に心を美しくする事。
一方には親しく一方は憎む等は、まだきたない。百人来ても皆親しく出来る様に。
あいつ憎い奴だと思ったらすぐ拝む事。世の中は罪悪が多い。早く亡びてくれればよいと思ふ心は未だ汚い。美しい様に思われてきたない。

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