覚者慈音1639   未知日記 第九巻   因果論  人身篇  第四巻      インショウ、ミキョウ貴尊講述

覚者慈音1639
未知日記 第九巻 因果論       
第四の巻
心霊篇     
第六十三      身心魂を計る尺度計の説明   
        インショウ、ミキョウ貴尊講述
           2019・12・30


  我、先に語りし易学の中に一歳より百歳迄を一期として、是を五っに区分したる事を説きたり。今是を再び記してくはしく説明をなさん。一歳より二十歳迄を破壊期、二十一才より四十才迄を分解期、四十一才より六十歳迄を融和期、六十一歳より八十歳迄を組織期、八十一歳より百歳迄を結果期と五っに分けたり。此五っの尺度を何に用ゆるかと云ふに其は魂を計る尺度計なり。
 次に破壊期の二十年を区分して、一歳を破壊、二歳を分解三才を融和、四歳を組織、五歳を結果と、次第に区分せられて、百歳迄、順次是を整へ居ることは先にも語りし如くなり。
 然して破壊期の二十年を四つに分けて五歳迄を破壊期、十歳迄を分解期、十五歳迄を融和期、二十歳迄を組織期と、四分なしたることも前に語りし如くなれば、世人は既に知り居るならん。是を更に詳しく語るならば、二十一歳より四十歳迄の分解期に対しても同様、二十五歳迄破壊期、三十歳迄分解期、三十五歳迄融和期、四十歳迄組織期、次に四十一歳より六十歳迄の融和期に対しても、亦同様四十五歳破壊期、五十歳迄分解期、五十歳五歳迄融和期、六十五歳迄融和期、八十歳迄組織期、次に八十一歳より百歳迄の結果期に於ても、亦同様八十五歳迄破壊期、九十歳迄分解期、九十五歳融和期、百歳迄組織期と区分するならば、一歳より百歳迄は二十に区分され居るにて、この二十に分けられたるものを心の尺度を計るに用ゆるなり。然して最後の百個に区分されたるものは、是を肉体を計る尺度に用ゆると知らば可ならん。是等を統括して説明するならば、最初の五個は魂に、中間の二十は心に、然して最後の百個は肉体に応用して、是を以てすべてを測定する尺度計なりと知るべし。

 是等の尺度計はすべてのものに応用せらるることは云ふ迄もなし。家を建つるにも、道を作るにも、土地を開拓するにも、悉く是を用いたるなり。世人が衣服を作る物指と云ふも、その先祖をたづぬればみなこの尺度計より案出せられたることは云ふ迄もなし。
 行者達が用い居る錫杖も皆この尺度計に相当す。文字の上にては錫杖と認め居れど、事実は尺丈の意味より変じたる言葉なりと知らば可なり。即ち錫杖は一丈をそなへ是を五分して二尺毎にしるしをつけ、其二尺の間を更に四個に区分して五寸毎に又しるしをつけ、然して一寸づつ百個のしるしをつけたるものなり。是にて家を建つるも道の距離を計るもみな其々に用い居りしなり。是等の事に対しては詳しく語りたけれど、紙数の関係上省略することとして話を前に戻して語る事とせん。

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