覚者慈音1107 未知日記 第六巻 光明論  光明論下巻 巻の十 完結篇  教主寛大講義

覚者慈音1107
未知日記 第六巻 光明論       
下巻 光明論 巻の十 
完結篇
                     教主寛大 講義
                    2019.6.28


 あやまって再び下界に墜さるること勿れ。かりそめにも下界に未練を残すべからず。さりながら下界の友を救ひて無位の世界に導く願ひは忘るること勿れ。是は今後汝等に架せられたる任務なればなり。汝等の地球に於て名誉の頌徳(しょうとく)は如何なるはたらきをなしたるか。わけても日本の公侯伯子男(コウコウハクシダン)或は位階等は如何なるはたらきありや。祖先崇拝廃止説を称へ居る今日、其が果して無益となりしにはあらざるか。大衆の弱点を運用して世を掌握せんとはかる団体に乗ぜられなば、やがては地球の動乱は永久たえざるべし。


其は兎に角汝等速かに斯る世界を救ひて平和の基礎を造り与ふべし。徒に手を拱きて傍観するは宜しからず。この衣を完全に着用せば立ち上がるべし。されど我よしと許す迄は実行に移すべからず。先づ其迄は霊光の衣を正しく着用せざれば脱がさるる憂あるべし。人界にありては生にも生死あり。又死も死生あるなり。神界に於ては生死の区別あらざるが故に永久不変なり。汝等霊衣を纏へば即ち生死より度脱したるなり。されば永久不変にして安楽の境涯にをかれたるなり。斯く語らば如何なる思ひを抱くや。唯一個の原子或は電子に化せられたりと考ふるや。もしかかる観念を持つならば、そは誤解なるべし。よく物の道理を考へ見よ。原子電子及びその他の細胞は死滅しあらざるによって、すべての無機物有機物を組織しあるなり。然りとせば汝等の魂も或は無機物に属すとも考へ得らるるならん。此魂を保持する霊は無機中の無機物なりとも云ひ得らるべし。この集合体は又大霊によって保持せらる。故に不滅なることは明らかならん。故に全宇宙は知覚感応の大源によって構成せられありと見るも可なり。されば智慧はこの理によって生ず。故に智慧の程度はきはまりなし。如何なる測定器を用いるも人智は測定せらるるとも神智を測ることは難し。汝等かかる大なる衣を纏はさるる歓喜を得て、如何に感謝するも到底至らざるならん。然らば智慧は如何にして増大し来るか。又智の衣は如何にして纏ふことを得るやについて深く考へ見よ。即ち霊の衣は零なるべし。無形なるによって限度も定かならざるべし。故に特殊の法によらざれば是が測定はなし難し。この方法は秘伝最終の巻に教へたればこの書には省去す。


註 googleより
栄典の一。天皇から授与されていた華族の世襲的身分階級。1884年(明治17)の華族令により、公・侯・伯・子・男の五爵を制定。1947年(昭和22)に廃止。

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