覚者慈音1040 未知日記 第六巻 光明論  下巻 光明論 巻の八 大悟録 上 第四章 ジョウの門  テツシン貴尊講義

覚者慈音1040
未知日記 第六巻 光明論       
下巻 光明論 巻の八 
教主講、テッシン貴尊解説
大悟篇  上
第四章 ジョウ の 門


               テッシン貴尊 講述
               2019.6.11


 彼女は厳格なる家庭に育ち貞操観念も極めて強く又彼女の父母は慈悲深く又信仰も厚かりければ、従って彼女も同化せられ他より怨み怨まるる等の事は露程もあらざりしなり。然らば何の原因によるかと云ふに、是には汝等に夢想だに知らざる事柄あり。是は迷信にもあらざる事柄なり。是を一言にして語るならば即ち家相のためなりとのみにては解し難からん。汝等他家を訪問して居心地よしとて時間の経過するも知らず、腰をすえて語る家と又何とは知らず押し出さるる思ひして早々門を出づる等の如き経験なきか。然して其は甲乙同じからずして甲は居心地よしと云ふも、乙はさのみ感ぜずと云ひ、丙は又居心地悪きと云ふが如く、同じ家にも斯る相違あるは即ち此家の持つ気波と、訪づる者との気波性相克即ち共鳴すると不協和との関係あるによってなり。又借家を求むるに於ても此家は先に住みたる人の非常に長かりしが少しもさわり無かりしと云ひしに、己は住みて後わづかにして病人続出するなどは家相あしきにあらずして協和すると不協和とによりてなり。
 大凡家相の学問は此理を基として組織されたるにて、或程度迄は信ずる事を得れども、是があまりに枝葉に至るに従ひ恰も他の木を接木したる如く迷信を誘導して却て原木を枯らしむる感を抱かしめたり。
 さて嫁入りし彼女は当座は忍耐を重ねて堪え忍び居たりしが、気波は益々その度を増して彼女が神経を刺激し捨てをかば彼女は発狂するに至る。されば彼女の守護霊は彼女を一時この家を去らしめたるなり。其後良人も妻をめとらず他に移動し妻も亦二夫にまみえずとの決意にて移転したりしは良人と同じ所なりしも、是偶然にあらずして気光素が霊より命ぜられてひきあはせたるなり。もとより相互の気光素なることは云ふ迄もなし。この理は屡々説きたれば省略す。気波の関係は大概斯くの如し。色波に於ても亦同意なれば略す。
 色波と云はば色情を連想するを以て今後は是を色原素と名づくべし。さればこの線は如何なる任務をなすかと云ふにこの線こそは宇宙はもとより地球に至る迄、悉くの個性を育つる原動力とも云ふべき大切なる気、光、色波の合流線とも称すべきものなり。森羅万象
悉くが持つ特性はこの線によつて定めらるるなり。先に汝等この線より線に移動したる時、不愉快を感じ愉快を覚えたるもこの理由にして己の個性に合ひたる時は心地よく、然らざれば不愉快を感ずるなり。当植物の線或は禽獣虫魚の線に至れば何等の感じも覚えざるなり。我、動植物と云ひたれど動とは動くの意味にして汝等の思ふ動物とはやや其意味を異にするなりと知るべし。されば我等が語る処の動とは水も動の部類に属し、火も風も動に属せしめて説明せんと思へばなり。もとより植物も動に属すとは云へ是等はいささか趣きを異にす。是等の事柄については何れ語るところあるべし。話をもとに復す。

×

非ログインユーザーとして返信する