覚者慈音1021 未知日記 第六巻 光明論  下巻 光明論 八 大悟録 上 第二章 シュの門  テツシン貴尊講義

覚者慈音1021
未知日記 第六巻 光明論       
下巻 光明論 巻の八 
教主講、テッシン貴尊解説
大悟篇  上
第二章 シュ の 門



               テッシン貴尊 講述
               2019.6.05


 汝等に告げし此門の霊中即ち空間に身を投じて横転逆転或は順転を勧めしも身を捨てしめんためなり。飛行機の如く横転逆転宙返りをなすとも、霊界は安全にして何等の不満苦痛もなく、又墜落等の恐れもなし。汝等下界に住居て霊界と空間とを同視するによって、霊界に不安を感ずるならん。汝等の住む地球は何処に置かれあるか。即ち霊界に置れたるにあらずや。汝等の肉体は空間にあって危く感ずるなるべし。空気と霊気とを混同して考ふること勿れ。
 空気は変化すれども霊気は変化することなし。故に身を投ずるとも安全に是を擁護す。空気は大気によって作られ、大気は霊気によって作らる。故にすべては霊気に帰すと知らば、霊気の如何に強力なるかを察するを得るならん。汝等の肉体と雖も霊より霊に帰すと悟りなば、此門の凡てを察せられん。此門は絶対なれば、天地の区別なく上下なく従って方角の定めなければ落ることなく倒るる事なし。さればこそ横転逆転宙返りをなすとも座するに等し。もし汝等の肉体が毬の如き円きものならば説明に苦むなり。汝等は頭を上と思ふによって足を下として、すべてを説明し居れどこの門にては上下の区別はあらざれば、頭を下と云ふも上と云ふも差支なし。又汝等の肉体を此門に入れたりともその肉体の量によって霊気に増減変化あることなし。
 例へば汝等浴槽に肉体を入るれば其量に変化を与ふれども、霊界には斯る事あらざるなり。是肉体を霊に化せしむるに依てなりと知るべし。もし是が増減変化するならば横転逆転せば波動によって肉体に変調を来し、めまい等を起て身心に支障を来た恐れあれど、肉体は霊化せらるるによって如何なる激動をなすとも何等の変調を与へざるのみならず、却て快感を感ずるは霊の働きの優れたるによる。魚は水中に生存し上昇して空気の世界に肉体をすつ。人間は空気の世界より上昇して大気の世界に至らば肉体を捨てざるべからず。是汝等が住む世界の法則ならずや。さりながら今一段大気界を乗り越えて霊界に置かるる身分とならば安穏となるは道理なるべし。この境涯とならば道は開かれある事と知りて速かに来れ。されど肉体を捨てざる間より来るべし。又早く来らん事を願ひて下界の苦を厭ひて自殺などをなして来る勿れ。

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