覚者慈音922  未知日記 第六巻 光明論  下巻 光明論 巻の六  悟道篇 セイキョウ貴尊講義

覚者慈音922
未知日記 第六巻 光明論       
下巻 光明論 巻の六 
教主講、セイキョウ貴尊解説
悟道篇  上

               セイキョウ貴尊 講述
                2019.4.03                        197番


 
 教主の命により我、セイキョウ此篇にあたる。拙劣なる我教へ我論説なれども汝等のためいささかたりとも貢献する事を得ば我の本懐とする処なり。汝等にして得るところ無くんば再度教主の教へを受けよ。教主は行法秘伝にあたり給へり。此間をかりて暫時我は講義にあたるなり。聞かんとせば聞くべし。聞かざる者は憩いて他の事にあたるも可ならん。
 今や春の支度に余念なき草木は地中にありてめまぐろしき活躍をなし居れるに反し、何日も変らぬ常磐木(ときわぎ)は平和の夢を結びつつあり。汝等の国は如何。花は咲かず、実を結ばず、暴風に枝は折られ幹は倒され見るかげも無き悲惨の姿となりて再び以前の姿にかへり難き状態となりたり。汝等の望に任せて神風の威徳の広大なるに汝等は覚醒(めざめ)たるか。正しく神風は吹きたり。されば汝等の国の悪人は亡ぼされたるなり。神は非礼を受けずのしるしは斯くなり。汝等こそ知らざりし悪行は神の知る所なれば罰するを罰し賞するを賞せり。汝等今後とるべき方策は備りあるや。徒に周章狼狽して他を怨み愚痴をこぼすも甲斐なからん。神に対して咎むる心なくんば如何でか道を誤つべき道理なし。自己を反省し以て大事をあやまたざらん事を願ふべし。眠れる如く見ゆれど草木は地中に春の準備をおさおさ怠らず。汝等は再起々々と声を大にして唯為す処を知らずんば草木にも恥辱を受けん。願はくば常盤木の如く平然として変らざる態度こそ望ましけれ。
 汝等の身辺には寒気と飢餓は襲ひかかる。貨幣の価値は日を経るに従って暴落し物価は益々向上の一途を辿る。斯くては世は安らかならじ。危期を脱する法や如何に !
日月は燦として輝き、春夏秋冬は変りなく廻り草木は是に従ひて花は開らくは開き実を結ぶは結べど、汝等日本人のみ異なる境遇に置れたり。そは何故なるや。言はずもがな、天理に逆行すれば斯くなるは当然なり。わずかの才能に誇りて天理にそむかば報は忽ち斯くの如し。然して未だ覚らず。草木にも恥づべき行為を敢てして得々たるは愚とや云はん。不憫とや云はん。今にして覚醒ず、更に第二第三の野望をたくましくせんと計画しつつあるに至っては、言語に絶する笑止の沙汰なり。知るべし。日本の上流階級有識階級更に商人階級の秘密行為を汝等知らねど我は知る。まして神に於てをや  !
  慈音よ。修行に修行を速にして一日も早く神の許可を得て戒律の容赦受けん事に努力せよ。政治家は財閥を救はんとて民衆を顧みず。民衆は自己を救はんために敵国を信頼し、永久の苦を残さんとなしつつあり。民主主義を誤解せば千載の悔を残すに至らん。実に恐ろしきは無分別無思慮なり。些細の衣食住の悩みに堪えかねて人たるべき道を踏み外さんとなすや。 

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