未知日記霊話集 第九百九十七回 光明論 上巻 巻の5 家相については迷信も極めて多く、又反対に正信も多し セイキョウ貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論       
下巻 光明論 巻の六 
教主講、セイキョウ貴尊解説
悟道篇  上
家相と暗示の関係


               セイキョウ貴尊 講述
                     201番


 草木等より受くる暗示に対していささか述べをきたる関係上、住について家相との事柄について汝等にも知りをきて無意義ならざる事多かるべし。家相については迷信も極めて多く、又反対に正信も多し。科学の発達せし今日、家相など問題にあらず。家を建つるならば空気の流通と日光の侵入をよくして唯住むに便ならば可なりと称へ居る学者達が、己が業務或は事業等に対して意の如くならず、身心過労症などに悩み居る時、周囲の人より是は家相悪き故なりなど云はるれば智者も学者も惑はされ、其が家相の悪き場所を改造せし後に至って事業が進展せば迷信と思ひつつ何か潜在なし居るにてはあらずやと惑はさるるに至る例は、我等屡々見聞して苦笑する事さへあるなり。汝等も其中の一人ならずや。呵々。学者と雖も迷ひはあらん。もとより空気の流通あしく日光の入らざる家は病人の発生するは異論の余地なし。方角の如何にて日光の関係にて暗黒の部室多ければ陰鬱なるに依て、神経衰弱患者の発生する等は学理上充分に説明さるるならん。されど何れの点より見るも家相に申分なきに種々様々の危難に遭遇する家は尠少からず。汝等斯る家あらば如何に考へて可なるかについて考へ見るべし。是は家相にあらずして他に何かの原因あらんと詳かに家庭など種々検すれども別段是に相当する理由を発見するに至らず。果は家相の悪きならんと罪を家に帰せしむるか。此処に一例をあげて汝等の智慧を験めし見ん。
 或智慧優れたる人、住居を建築して彼是と配慮し衛生上は因よりすべて起居動作に便ならしめて往来の人も賞讃の言葉を贈りたり。然るに家全く完成して祝ひの酒宴を催したる日、当家の主人過ちて閾につまづき倒れて足を傷め、其負傷の箇所より黴菌に冒されて化膿し其が基にて余病を併発して長く病ひ、医療に依て漸く治癒せしが程なく妻が又も病床に臥し其が治癒せし頃、又も長男が夜遅く帰途にて悪漢に襲はれて金品を強奪せられしのみならず、打撲傷より又も余病をひき起す等、のみならず召使の者が金品を詐取して逃亡なす等、次より次へと不祥事重なるに果は家相の悪き故ならんと周囲の人より勧めらるるままに易者の門を訪れたり。易者は其家の図面を少時見きはめ此家の井戸の場所は悪しと云ひたり、されど是を信ずる能はず。又も次の易者にきけば土蔵が悪しと。又次の易者を訪問と皆其々異なる事を説きて不得要領にして其家の全部が家相に合はざる結果となりたり。然るにここに一人の聖者来りて其不思議を解決したりと云へる例話あり。

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