未知日記霊話集 第八百七十五回 光明論 上巻 巻の三  未知日記 第六巻 光明論   上巻 光明論 巻の三  第三巻より終末に至る迄教主自ら講にあたらんと宣せられたり。我等も謹聴せん。汝等もかしこみて拝聞せよ   教主寛大講義

未知日記 第六巻 光明論      
上巻 光明論 巻の三     
          
                         
                  教主 寛大講述
                  
                  第76番


はしがき(テツシン貴尊講述)  壱

 第三巻より終末に至る迄教主自ら講にあたらんと宣せられたり。我等も謹聴せん。汝等もかしこみて拝聞せよ。教主、着座迄今少しの閑暇を借用して前巻に残せし講義を継続して教主の出座を待たん。汝等は厳戒の辞に依て運命の開拓を計るべし。
 我、今運命と云ふ言葉によって思ひあたる事は慈音が病床に呻吟なせし間に、汝等の国は降伏したり。実に汝等の国の主権者は賢明なる人揃ひなるものかな。アメリカの利己主義を嗤ひしは誰ぞ。独逸の降伏を憤慨せしは誰ぞ。汝等の正しき友は主権者の口車に乗せられて空しき屍となりたり。是等に対して主権者共は唯一言申訳なしと口先ばかり、或者は公衆の面前にて空涙、真に汝等の主権者共は名俳優にて劇も亦巧みなり。或は不利と見れば首を縮め、利と思へば頭を突き出して恥を知らぬ輩もあり。斯る者の支配下に左右せらるる国民にして何日かは永遠の平和を望まるべき。我等は、「葬礼すみての医者ばなし」の例もあれば多くは語らじ。されど国を思ふ国民の覚醒る時は今なるぞ。自己一人如何に思ふも詮なしなどの引っ込み思案を棄てよ。一犬嘘に吠えて万犬実を伝ふの比喩もあり。たてよ! たちて以て一丸となり和心協力一塊の気光素の風を作り、かの黒雲を吹き払へば赫々たる太陽は汝等が頭上に輝かん。斯くして明朗なる日本晴れとなせよ。空しき月日を過す勿れ。誤れる外国思想は追々輸入されなば汝等の国民は鳥黐(とりもち)の如き人種となりて再び立つ能はざらん。地上に叩きつけられたる鞠は弾ね返りて手に返る。鳥黐となる勿れ。汝等は叩きつけられし鞠ならずや。張り切って弾ねかへれ! 必ず弾力性を失ふこと勿れ。汝等の首脳部はアメリカの甘言に欺かれて汝等を、身動きならぬはめに陥れつつあることを覚悟せよ。アメリカは自己の枕を高くして安らかなる睡眠を得んためには、日本人の根絶を謀り居ることを汝等決して忘るる勿れ。彼は百年二百年と計画の手をゆるめざることを深く深く心せよ。

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