覚者慈音1278 未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の三 上界の巻 セイキョウ貴尊講義

覚者慈音1277
未知日記 第十巻 帰途案内記       
巻の三
上界の巻 
NO 133

気光素電気の応用
                 セイキョウ貴尊 講述
                    2019.8.08


 されば天地の自然をきはめ尽して、その自然を電気によって自由自在に応用して、是を己が世界に役立つ方向に用い居るなり。故に雨慾しければ雨を降らせ、風慾しければ風を吹かせ、地震等の起らざるやぅ是を止めて安からしめ居るなり。中部に於ては陽性電気の為或場合、種々様々なる障碍あれど、此界には斯る憂ひもあらざるなり。中部にては陰性は陰性、陽性は陽性として用い居れど、陰陽一体化の組織完全ならざるがために、他界との通話は得られざれど、上部は然らず。到らんとすれば他の界にも飛行機を飛ばせて、自由に他界との交通すら易々となし居るなり。されど八七流界迄は自由に交はりをなし居れど、それ以上の処には一方的に通じて己が界の事柄は、六流界五流界は知り居れど、我界よりはその様を知る事は未だその程度迄は進み居らざるなり。さればこそ九流界の人類は生死の定まりを未だ永からしむることを得ざるなり。
 上部の人間と雖も死する時は死するなり。世人の世界には全く是等の事に関して語るとも悟ることは難し。世人の世界にては生老病死の苦はまぬがれざるなり。然るに九流界にては生死の区はまぬがれねど老、病の悩みはあらざるなり。是等に関しては追々語る事とせん。上部には最早世人の思ふ科学が既に其悉くをきはめ尽したるにて、無形の科学が未だ完全ならざるが故なり。

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