覚者慈音1031 未知日記 第六巻 光明論  下巻 光明論 巻の八 大悟録 上 第三章 キュの門  テツシン貴尊講義

覚者慈音1031
未知日記 第六巻 光明論       
下巻 光明論 巻の八 
教主講、テッシン貴尊解説
大悟篇  上
第三章 キュ の 門



               テッシン貴尊 講述
               2019.6.09


 光子は集合によって拡大されて光彩の度を高むると摩擦によって生ずる光とに大別して考察することを得。汝等の世界にて摩擦によって生ずる光の多くは熱を伴ひ、光子の集合によって生ずる光は無熱なれど、此門にては両者共に無熱なり。汝等試みに手を差し伸べてたしかめよ。何も感ぜざるべし。是不思議なる光線ならずや。もし是が摩擦によって発熱なすならばすべての世界は焼き尽されて影だに止めざるべし。故に相対の世界と絶対の世界とには斯くの如き相違ある事も知らるるならん。この理を詳細に述べんと思へどそは他日改めて語らん。
 汝等太陽の熱をレンズにて集注して発火せしむる事を知るならん。是摩擦の度をたかむると同様の原理なるべきことも又知らるるならん。されど月の光を集注せしむるとも何等の現象も現はれざるなり。この理も亦知るなるべし。所謂この門に於ける光の摩擦による無熱の理由は、月光をレンズに集注すると同様の聯想するも可なり。然れども原理は全く異なれる事を附言す。
 この霊波色波光波気波によって汝等の肉体は組織され、更に霊魂魄心意が入れられ、是に智慧を生ぜしめ思ひを生ぜしめ声帯を有する者には言葉を出さしむる等々みな、この門より放散しある気光素のはたらきによる。汝等今日迄に何も原因なきに何となく非常に楽さを感じてうきたつ気分になりし経験はなかりしか。又其と反対に悲哀にとざされし体験を味ひし事なかりしか。必ず一二度は誰もが経験為すものなり。斯る時は此門より放射する色波霊波の直接感受したるによりて起る現象なりと知るべし。
 此門を見聞して悟道を得たる人なればその組織を応用して、種々様々の奇蹟的なる業を行ふことを得るなり。そはこの門と同様の組織は肉体にも具備あるによってなり。円海老は下界に於て様々の奇蹟を行ひしも此理を知りたるによる。又遠き昔の釈迦キリストの奇蹟を行ひしも同様にして、敢て不思議にあらざるなり。されど近代の霊媒者と称する輩などは手品遊びにて信をおくに足らざるなりと知るべし。
 然して人間には第三の門の如き具備あれどその応用を知らざるが故に、斯る宝をむざむざ反故にして世を去る者多きは遺憾なり。修養修行して日々の業務を怠らず、その業務の中より道を求めて怠らずば悟道は得らるべし。大悟せばこの門は汝の身体に開かるべし。
 

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