覚者慈音961  未知日記 第六巻 光明論  下巻 光明論 巻の五  内観と外観の関係  セイキョウ貴尊講義

覚者慈音961
未知日記 第六巻 光明論       
下巻 光明論 巻の六 
教主講、セイキョウ貴尊解説
悟道篇  上
逆視法より見たる人生観



                セイキョウ貴尊 講述
                   2019.5.01
                      230番


 総じて順逆は一体にして食せんとするを助くる手指は順視法なれども、其心は即ち逆視法に合ふを以て相互が不平不満を感ずることなく、互に相寄り相助けられて常に安全の生活を営みあるなり。されば地球を我肉体と見なし一切衆生は肉体の各部分と見なして、我は其手指に属すと思ひなばすべての道理は従ってうなずき知り悟ることを得るならん。然せば真の平和は得られて互の生活は明朗とならん。汝等は彼我の区別を作るに依て無駄なる心を起して、或は和し或は争ひ、其間に処して秘密を守らせ、物を隠し嘘偽はりとなりて疑ひとなり、果は争ひを生ずる至るは自然に逆ふに依てなり。然れども彼我を一体となして世を渡るならば斯る憂は悟りは斯る所に在りと思はざるか。汝等如何にこの世に長く止まらんと欲するとも、千歳は保つことは難かるべし。人と争ふて身を損ひ心をいたむるとも一睡の夢にすぎず。他も死し自も死すれば残るは墓地の木標のみ。其すら長き間には影を没せん。我は無常観を説くにあらねど然りとは思はざるか。
 汝等が国の指導者達は国民に対して三千年間天皇を戴くは有難し。然して他国に類を見ざる日本国民は幸福なり。されば是に報ゆるには天皇に忠誠を尽さざるべからずと、昨日迄さとしながら、今日は天皇制を止めて民主主義を鼓吹するは遊女より尚劣りたる輩なり。理論は一ならざるべからず。天皇を崇むるならばたとえ敗戦なしたりとも天皇はあくまで天皇として守るべきは至当なるべし。誤ちの罪を天皇に帰せしめて己等は掌(てのひら)をかへす如く、都合よき方に傾くとは何事ぞ。彼等は又日本が昔に帰れば又天皇を祀り上ぐる二心三心の罪悪人なり。汝等斯る輩に耳を籍すこと勿れ。然して彼等を選抜して国事に携はらしめざる用心肝要なり。そはとにかく順視及び逆視法の関係より、すべてを処理せば決してあやまちは生ぜざるべし。

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