未知日記霊話集千六百七十八回  帰途案内記 NO98 汝等は人生るれば必ず死すと考へ居れど事実は然らず。もし汝等の世界の科学が頂点に達して進むならば、永久死せざるものを造り出すことは至難にあらざるべし。万年億年生きるとも、肉体にも変化なく溌剌として、元気旺盛に生存なさしむることを得るならんとは考へざるか セイキョウ貴尊講義

未知日記 第十巻 帰途案内記       
巻の二
転界の巻 
NO 98
セイキョウ貴尊 講述

                    
 汝等は人生るれば必ず死すと考へ居れど事実は然らず。もし汝等の世界の科学が頂点に達して進むならば、永久死せざるものを造り出すことは至難にあらざるべし。万年億年生きるとも、肉体にも変化なく溌剌として、元気旺盛に生存なさしむることを得るならんとは考へざるか。例へば人間の生存なし居るは何によってかの理由を明らかにして、其を科学上より応用して生存せしむるならば、永久死せざるものを造り出すこと難きにあらざるべし。我斯く語らば世人は夢物語りの如く想像するならん。されど五流界以上の所に至らば斯る人類は生存なし居るなり。是等についても後に詳しく語るべけれど、今は唯死せざる人ありとのみ伝へおくべし。
 汝等の世界と雖も其具備は大自然の現はれあるによって智慧進みて、その大自然を巧みに応用して人類を育つるならば、地球の存在する限り一度生るれば死することはあらざるべし。されど汝等の地球は大自然の全部が備はりあるにあらず。故に地球は亡びる時節あるによって、地球亡びなば人類は生存すること難し。されば全宇宙には大自然の完全に備はりある処多くありて、その処に生を享けなば永久不滅の所は定まりあるなり。一個の原子爆弾によって人類家屋が瞬間に破壊せられたりとて、世人は唯恐怖に囚はれてその理を確かに認識なし居る人は少なし。原子が爆破せられて家屋が粉砕せらるると云ふ理を明らむれば、是を応用して人類の生存に対して何等かの工夫なす時は、百年の形態を保つことは至難にはあらざるべし。わづか一個の爆弾にて何十万の人命何十万の家屋が、粉砕せられたりとて恐怖なし居りては、世の中の進歩発達は望まれ難し。一個の小さき微分子にてもその物の作用があることに心せば、世の中の組織に対して別段不思議するにも足らざるべし。世人は眼に見えぬ空気の力が家屋を破壊したりとて、その空気の力にて不審するのみにて、其に対して智慧を働らかせず、唯眼をみはるのみなれば学理も従って進まざるべし。

×

非ログインユーザーとして返信する