覚者慈音1081 未知日記 第六巻 光明論  下巻 光明論 巻の九 大悟録 下 第三章 フクの門  八大門とは宇宙製造機のこと  テツシン貴尊講義

覚者慈音1081
未知日記 第六巻 光明論       
下巻 光明論 巻の九 
教主講、テッシン貴尊解説
大悟篇  下
第二章 フ ク の門
八大門とは宇宙製造機のこと


                  テツシン貴尊 講述
                    2019.6.22


 是等の中には天界に昇れる者、或は父母兄弟或は妻夫などを招きて親しく語らひあるあり。或は他界に通信なし居るもあり。其中に最も汝等に興味深き者を択びて語るべし。是は彼等の中に召されて天界に至り居るをよびて我等も汝の如く天界に至らしむるよぅ哀願なし居るに対して天界の者の答へは実に面白ければ是を第一に語るべし。彼の曰く、「汝、左程天界を望むは何故ぞ。汝は天界に来りて何をなさんと考ふるや。凡ては三満一欠なるものぞかし」と云ひて立ち去りたり。聞きたる者三満一欠の意味を解するを得ずしてフクの門に質問を試みしに、「かばかりの意味を知らずして天界を望む勿れ。よく考慮せよ」と誡められて悄然として頭をうなだれたり。汝等此言葉の意味を知るや。よく熟考し見るべし。
 次に此門より招かざるに入り来りて群衆の一人に語るを聞けば、「我、汝とは親しかりし者にて今は二流界に置かれたり。然して汝此処に来れるを知りて来りたり。汝も修行を終へ此門を自由に通過する者となるべし。此門の理を究むれば汝も我界に出入りするは容易なればなり。と教へて又門の法網を通りぬけて立ち去りたり。
 今一つは珍しき法網より一個の光来りて群衆の一人の魂をぬきとりて是を提げ何処へかととび行きたり。是等の事柄は汝等には到底知ること能はざるならん。汝等も早く活眼を開きて斯る些細の事柄を見聞なし得る力を養ひて昇天の道を求て自由の境涯を味ふべし。
 さて汝等は三満一欠と云ひし言葉の意味を覚りしか。汝等の考へにては円満なる桶にして初めて水は保たる。一方に欠陥あれば水は保たれじ。故に修養の足らざる者天界に入ること能はずとの意味ならんとの答へをなすならん。その答も理に合ふ。されど汝等の癖として物を平面的に考ふるは宜しからず。苟(いやしく)もフクの門を見学を許さるる底の者にして斯る浅薄の答へにて満足し得るならば、此話題は遊戯の謎に等しかるべし。今少しく深き思ひを貯へて考へ見よ。

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