未知日記霊話集千百三十二回 光明論 下巻 巻の九 心意の愛は憎しみを有すれども、信仰の愛は無限なるが故に憎悪を伴はざるにより絶対愛なり。我今コウの門を汝等に開かんとす。 テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第二章 コウ の門              テツシン貴尊 講述                  されば魂魄霊は無にして無ならず。わけて絶対無とも見るべき霊より相対無なる魂魄を現はし更に相対無とも見るべき魂魄は、心意の有を現はすに至ると見なさば心意は有なりとして取り扱ふことを得るなりと知るべ…

未知日記霊話集千百六十五回 光明論 下巻 巻の十 今朝は目出度元旦なり。去年の垢は悉く洗ひ清められて垢づきたる衣は、新らしく清らかなるを纏はされたり。汝等の気分は如何に。何かは知らず爽快にして怒り悲しみの心は影を没したるならん。朝日は輝き鳥の声すら清らかに聞え見るものすべては美はしからん 教主寛大講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の十  完結篇 教主、出座、厳戒の辞、礼拝                      教主寛大 講義                        善智進めば悪智是に順じて進む。進むるは是か、進めざるが是かに迷ふならん。善悪即ち迷ひなり。焉んぞ是に執着するの要なからん。智慧はもとより迷ひにあらず。善を知り悪を知らば善悪共に失せてかげなし。是…

未知日記霊話集千百六十四回 光明論 下巻 巻の九 されば汝等人間性に入りしなれば神の代理として自己本位の人々を導く先駆者とならざるべからず。明日よりは汝等は神の代理なり。即ち神の世界に奉仕したる使用人となりたれば、命ぜらるる儘に後輩の指導者として任務を怠る勿れ テツシン貴尊最終講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第四章 セ ン の門 テッシン貴尊最終講義                  テツシン貴尊 講述                      此センの門に於て汝等は何事をも心づかずして唯漫然と見守り居るによりて婉曲的に悟せしめんと試みて斯くははからひたるなり。然るに我、斯く語る言葉に対して不審の…

未知日記霊話集千百六十三回 光明論 下巻 巻の九 今日の我なることに思ひを致さば祖先より漸次して今日に至らしめたることを思ふ時うたた感謝の心を起さざるものあらんや。されば其厚意に酬ゆるに何を以て尽すべきか。斯る意味を悟らずして己自ら訳もなく此世を空しく過ごしては、祖先に礼なく天の使命も亦果されざるべし。されば正しき歩みを進めて後輩者のために向上の道を開拓せざるべからず テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第四章 セ ン の門                  テツシン貴尊 講述                      汝等に云はすれば人間は人間にして獣類にあらねば、世間一般の習慣に従ひて生活なし居らば、是即ち人道なれば別段修養修行の必要もなからん。是をなして何の効かあるやと語り居るを我等は耳…

未知日記霊話集千百六十二回 光明論 下巻 巻の九 蝉は地下より地上に現はれ梢に上りて歓喜の声をあげて肉体をすつ。蝉に取りては梢は天界なるべし。昆虫にして斯くの如し。まして人間なるに於てをや。修養修行は苦みにあらざるべし。昆虫に於てすら己の本分己の使命を全うするに、人間是を果さざる法やある テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第四章 セ ン の門 厳戒の辞のこと                  テツシン貴尊 講述                      人間に限らず一切悉くがチに生れセンに終らば、其にて本来の使命は果されたるなり。然るに汝等の多くはジョウに至ってチに帰るは尠なからざるは遺憾なり。甚だしきに至って…

未知日記霊話集千百六十一回 光明論 下巻 巻の九 更に今一言加ふる事あり。其はフク、センと云へる語についてなり。我、是を教主に伺ひしに其語は下界のものには適すべし。されど悟したるものにはフクをフア、センをフンと改めよと仰せられたればここに附言す テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第四章 セ ン の門 厳戒の辞のこと                  テツシン貴尊 講述                      余事は別としてセンの門を人心に適用せば即ち従来心につもりたるすべての塵埃を清除して、一切を清めたる姿となし更に新しき春を迎へんとなすに等し。謂わゆる年末の如く一…

未知日記霊話集千百六十回 光明論 下巻 巻の九 彫刻師をして大悟せしめたるはあづかって僧にありしなり。彼若し凡僧なりしならば彼の大悟は得られざりしならん。されば汝等にして指導者を択ばずば悟する事は難かるべし テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第四章 セ ン の門 例話 ある彫刻師のはなし 続き                  テツシン貴尊 講述                      若し彼の心に錯覚を与へたらば彼の彫刻は完全ならざりしならん。然るに神の恵は彼をして完全なる資料を与へしなり。希望尽きたる彼の心理状態は全く変化し…

未知日記霊話集千百五十九回 光明論 下巻 巻の九 即ち三十体の像はフクに合ひ最後の一点はセンに合ふ。汝等此理を悟り居るや。大悟は此処にあり テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第四章 セ ン の門 例話 ある彫刻師のはなし                  テツシン貴尊 講述                      或彫刻師僧より依頼されて仏像を刻みたれど僧は是を受け入れず。すべて死仏なりと罵り又人型とも罵詈す。彼は斯くすること三十体に及び尚僧の許容を得る能はず。…

未知日記霊話集千百五十八回 光明論 下巻 巻の九 センの門に於て見る神僕と以前立体鏡にて見たる洗霊なし居たる神の使とには、業に於て力に於ても格段の差あることを知るべし。是等の事柄は教主の講話によって知ることを得るならん テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第四章 セ ン の門 神僕の働きとは                  テツシン貴尊 講述                      すべて相対的の世界には対象となるべきものあるによって其対象となるべきものの変化なければ、汝等は無味乾燥として倦怠を感ずるならん。さればこそ向上発達も得られ又顛落…

未知日記霊話集千百五十七回 光明論 下巻 巻の九 神の下僕のなし居る業は使命を果したる者を択び天界に運びつつあるなり。故に彼等は寸毫も休む暇とてはあらざるなり。是が汝等なりせば悲鳴を上ぐるならん。されど神僕は斯ることなし テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第四章 セ ン の門 永遠永久不変の世界へ                  テツシン貴尊 講述                      斯くも偉大なる法網なれば一度誤ちて網に触るれば負傷の苦痛を免がれざる事は察せらるべし。汝等あやまちて負傷して神は何故に我等に、責を与ふるならんかと神を逆恨…

未知日記霊話集千百五十六回 光明論 下巻 巻の九 神の世界としてすべてのものを永遠に安住せしめんためには多くの廃物を生ず。然るに神はその廃物をも決して廃物とはなさざるが故に、斯くも大規模の構造となし給ひたるなり。謂はば汝等の世界も廃物の一種なり。然るを廃物とせずして様々のものを置き養育して再び天界の一部にをきて、永久安らかならしめんとなし給へるなり テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第四章 セ ン の門 宇宙には無空気の世界に住む人類はいる。しかも地球人の智識の数十倍の智慧をもつといわれている 神による宇宙製造機とは・・・・・                   テツシン貴尊 講述           神は全宇宙を完全に組織して凡ての物を永久に安からしめんが為に、意を用い…

未知日記霊話集千百五十五回 光明論 下巻 巻の九 先づ第一に眼に映るは多くの見聞者とは別個の遠くに光の衣に包まれたる如き感じあるを見るならん。彼等は立体鏡にて見たれば汝等には察せらるるならん。即ち彼等は神の下僕なれども未だミキョウの座を許されざる者共にて、恰も汝等の世界にて云ふ土人とか野蛮人とかに匹敵するなり テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第四章 セ ン の門                   テツシン貴尊 講述                    フクの門は未だ融和の法に合へるにより三満一欠の境涯にをかれたり。されば是を組織して四満四光となさざれば完全なる世界とは云ひ難し。故にセンの門よりは組織の教へは許されて学する道に就…

未知日記霊話集千百五十四回 光明論 下巻 巻の九 とかく人間とは始末にわるき動物なり。我、斯く語らば汝等は云はん。斯る始末に困難なるものを神は何故に作りしかと。いささか身勝手の質問なれども回答を与ふべし テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第四章 セ ン の門                   テツシン貴尊 講述                       さて今日迄見聞なしたる七個の門のすべてを此処に要約して考ふれば大悟とは人智をすてて神智を求むるの一語に尽るなるべし。然して其が為の修養には信仰と云ふ食を摂取して元気を作る他…

未知日記霊話集千百五十三回 光明論 下巻 巻の九 故に教主は彼女に欣情の名を授けて戒律の門に入る事を許されたるなり。なさんとしてなるべき事ならず。神の徳に浴して初めて正しき道を歩み得ると知るべし テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第二章 フ ク の門 神は実在ならずして無限の力ある空の存在と知りて信仰を求よ                   テツシン貴尊 講述                    フクの門には神の命を受けて多くの神僕集り居れど、汝等の眼には映ぜざるなり。されど見聞者の姿の見ゆるは汝等と同等の位置に置…

未知日記霊話集千百五十二回 光明論 下巻 巻の九 我等と雖もすべて姿はあらざるなり。されど慈音に対しては我、過去の姿を送りて見すれど、其は慈音の目標となし居るにて、慈音は戒律を解かれて此かた斯る行為はなさざるなり。汝等百万年祈願なすとも神の姿を見ることは難し テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第二章 フ ク の門 二重魂とは                   テツシン貴尊 講述                       所謂二重魂と云ふは汝等に分り易く説明すれば汝等人と語り居る時、戸外に何か変りたる事を耳にしながら話を続くることあるならん。即ち其様に相似たることと思はば可なり。…

未知日記霊話集千百五十一回 光明論 下巻 巻の九 大凡天界には斯る不可思議なる事も行はるるなり。然れば彼を誘ひし者を何故に是を許容せしかとの疑問なるべし。されど是には深き理由あり。フクの門に誘ひしはセイキョウの座にある者なるにより、彼を誘ふ以前より此事あるを既に知り居たりしにより、上座の許可を得たるなれば許したるなり テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第二章 フ ク の門 三満一欠の世界とは                   テツシン貴尊 講述                       フクの門は動物はもとより森羅万象悉く凡て一切を組織し居るにて人間のみのものにあらざれば、いささかの事たりとも法に合はずば負傷はまぬがれざるなり。さりなが…

未知日記霊話集千百五十回 光明論 下巻 巻の九 人間に限らずすべては四線の法則にて保たるるとせば業半途に終らば二満或は三満に終る。是を名附けて三満一欠即ち破壊分解融和を満たせば三満、残るは組織なり。是を果さずば一欠となる テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第二章 フ ク の門 三満一欠の世界とは                   テツシン貴尊 講述                       次に第二流界より法網をくぐりて自由に出入りし得ると云へるについてなるが、汝等は法網をくぐると法網をのがるるとの誤解より二流界にも斯る悪人ありやと考ふるな…