未知日記霊話集千四百九十一回 大霊界 清浄無垢の人間とは如何なるものか その3 蝙蝠界とは光明の到らざる所にあらず。暗の暗光は彼等を死なしめざるなり。故に不滅なり。限度なきが故に不滅の状態を、暗黒界に於て長く生存なして可なりや。又光明界に移されて己が欲するがままに行動をなし得る所にて、安らかなる不滅の境涯に於て生存するは宜しきか。其は諸子の考へにまかすべし  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の四                        NO173 清浄無垢の人間とは如何なるものか  その3 教主寛大 講述  この大切なる霊魂を押し込めて是に眼を向けざるが故に、九流界の嬰児に醜しとの感じを与へたるなり。既に九流界ともならば何処に居を定むるとも、不時の災害などによって傷き倒るるものにあらず。諸子は危険なる地球上に居を定めて、其以上の所…

未知日記霊話集千四百九十回 大霊界 清浄無垢の人間とは如何なるものか その2 神仏を頼みて肉体の長命を計るとも、汝等諸子の世界は安全ならねば何時如何なる場合に於ても、不時の災害が諸子の肉体を傷け倒すやも計られざるならん。健康法を考へて肉体を守り居るに不拘、不時の災害にて傷き倒る人の多きを見るも明らかならん 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の四                        NO172 清浄無垢の人間とは如何なるものか  その2 教主寛大 講述  泰岳が七月二十一日(二六年)のこだま会に於て、九流界の嬰児を伴ひ行きて嬰児の言葉を、次のこだま会にて語らんと約して去りたり。その嬰児の語りたる言葉のうちに、こだま会の人達は何故嘘、偽りをたくらみ居るやと泰岳に質問なしたり。我、…

未知日記霊話集千四百八十九回 大霊界 清浄無垢の人間とは如何なるものか その1 円海泰岳の如きは生より生へと順序を正しくして天界に来りたる者なるによって、過去の何なりしかを忘却せざるのみか、是等のすべてを応用して順路をあやまたず昇り来りたるが故に、今も尚生より生へと追ひ求めて行を励み居るが故に、是等は正しき教へをなし又正しきことを語り居るなり。故に彼等の言葉は錯覚作用にはあらざるなり。されど宗教者の教へを聞きて其を信じ、行ひをあやまたざる人の世に現はれて語るなどは、錯覚と錯覚が互に交はりて一如の境涯となりたる場合のみにて、是等は過誤多し。又偽はりもあるなり 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の四                        NO171 清浄無垢の人間とは如何なるものか  その1              教主寛大 講述  母胎を離れて産みおとされたる赤子は即ち人間本然の姿なり。赤子は純潔にして穢れなく清浄無垢の霊を宿し居りて、その霊より次第に魂が養育せられ行くことは、既に未知日記に於て語りたる如くなり。魂と云ひ霊と云ふ…

未知日記霊話集千四百八十八回 大霊界 絶対とは如何なるものか その13 我等に耳を籍さざるものは退くも可なり。決して止むるものにあらず。自在論に於てミキョウが、来るものは導け。去るものは追ふべからずと語りしは是なり。されば心を清くし魂を清めて然して霊気に和せしむれば、ここにはじめて本来の姿となる。是を完全無欠の稔りと云ふなり。魂を稔らせよと云ふことは、魂をきよめて本然の姿即ち清浄無垢に帰せしめよとの、意味なりと解するも可ならん。慈悲の心慈愛の心と云ふも、純真をあらはしたる言葉なり。心清きは魂の純なるが故なり  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の四                        NO170 絶対とは如何なるものか    その13                                                   教主寛大 講述  病人が医師を信じて飲む薬は効果顕著なるも無言詞のはたらきによる。ものを信ずる力強きは、無言詞のはたらき強きが故なり。疑ふと云ふも亦…

未知日記霊話集千四百八十七回 大霊界 絶対とは如何なるものか その12 故に執念執着は容易に清浄せらるるものにあらず。然らば絶対に無言詞は清浄することを得ざるかと云ふに是又然らず。一旦悪しき方向に足を向けたりとて悔悟して足を前方に運ぶ方法を講じなば、その無言詞は前方にはたらきを強くするによって悪事は退去す。是を応用したるは棄執着の法なり。無言詞界とは遠きを求めずとも汝の心魂、さては霊に迄及ばば無言詞界は忽ち現出すること疑ひなし  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の四                        NO169 絶対とは如何なるものか  その12                                                   教主寛大 講述  汝等諸子は鳥はとぶ。其は翼ありてのことなり。人の飛ばざるは翼なきが故なりとのみ考へ居りては、無言詞を聞くこと難し。鳥と雖も無言詞を聞く…

未知日記霊話集千四百八十六回 大霊界 絶対とは如何なるものか その11 無言詞とは恰も激薬毒薬の其の如くなるによって、用法を誤まてばとり返へしのつかぬ結果となることを我等は恐るるなり。秘密にして教へざるにあらずと知るべし。故に諸子は是を徐々に考案工夫して服用なし居らば、やがてはその効果顕著となるは異論の余地なし  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の四                        NO168 絶対とは如何なるものか   その11                                                   教主寛大 講述  兎角人は暗中を捜り歩き居るによって、頭を打つ迄めざめざるなり。無言詞界の人類ともならば前途に輝ける光明によって凡てを感受す。故に前途…

未知日記霊話集千四百八十五回 大霊界 絶対とは如何なるものか その11 兎に角無言詞は前途を知らしめ居るに不拘、是を聞く耳なければ是非もなからん。慈音よ。慈声よ然とは思はざるや。汝等は国を憂ひ世界を愁ひて早く此書を完成せんと計り居る心を我等は嘉す。されど此書を読むもの幾何ありや。又此書に眼をむけんとするものの現はるるは何日の日か、時未だ早からん  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の四                        NO167 絶対とは如何なるものか   その11                                                   教主寛大 講述  現在日本の世相は混乱して名伏すべからざる淵に沈まんとなし居る姿、是を我等より見る時は此人類悉くが狂人として取り扱ふの他なし。彼等の病…

未知日記霊話集千四百八十四回 大霊界 絶対とは如何なるものか その10 慈音慈声は世間より見る時は、先づ狂人として取り扱はるるやも計られざるなり。されど彼等は今は止むに止まれぬ境涯に押し込められて、ぬきさしならぬ立場となり居るなり。行くべきか、帰るべきかすら知らずして、唯夢中に使命を果たし居るにすぎざるなり。夢中の人とは彼等を指すならん。第三者より見る時は斯くの如し  教主寛大講義

          世に跋扈する悪質な宗教 未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の四                        NO166 絶対とは如何なるものか   その10                                                    教主寛大 講義  兎に角霊を知りて霊眼を開らかしむるにあらざれば、我等の説を聞きても実を実として受け入る…

未知日記霊話集千四百八十三回 大霊界 絶対とは如何なるものか その9 彼等は真の人体にして怪物にも獣類にもあらざるなり。又彼等は空かけりながら、種々様々の行為を意の如くなして駈け廻る如き具備を有するによって、何処にありとも決して不自由を感ずるものにあらず。斯る具備あるによって病むこともなければ老ゆることもなく、生老病死の苦みはあらざるなり 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の四                        NO166 絶対とは如何なるものか    その9                                                    教主寛大 講述  汝等の世界の人類は肉体と云ふ不完全なる備はりあるによって、意の如くならざるが故従って不便を感ず。手を用いずばものをとる事を得ず。食…

未知日記霊話集千四百八十二回 大霊界 絶対とは如何なるものか その8 宗教者其自身が未だ整はざるに、何ぞ世を建設する力あらんやと我等は寒心に堪えず。宗教者よ。早くめざめて己が徳を積み重ね、然して混乱せる世を統括して治めんことを願ふ。我等は宗教者にあらねばくだくだしく論ずるの要なけれど、あまりに力なきを憂ふるあまり注意迄に語りたるなり 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の四                        NO165 絶対とは如何なるものか   その8                                                    教主寛大 講述  行者の中の多くは己の修養の度高まるに従ひ傲慢の心を起し、下界にかへりて愚民を惑はして己の権威を振舞はんとするが如き徒輩が余りに多くあ…

未知日記霊話集千四百八十一回 大霊界 絶対とは如何なるものか その7 大自然の声は発せられて其が言葉となりて行者を導く。其によって行者は修養修業をなすに依って正しき教へを受けて飢えず凍えず、大自然の原理を体得して其れによりて長寿を保ち居るなり。然して行者達は天変地異も知り且つ世の中の有様をも手に取る如く知る事も得、或は天界のさまを見聞して益々智識を増大せしめ、其によって完全なる稔りを得て最後は昇天することを得るなり 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の四                        NO164 絶対とは如何なるものか  その7                                                    教主寛大 講述  すべては無言詞の働きによって肉体にも増減変化を与ふるなり。無言詞の範囲は複雑且つ微妙なるものにて、肉体が増減変化するが如く、無言詞大霊…

未知日記霊話集千四百八十回 大霊界 絶対とは如何なるものか その6 心の智慧の働きは範囲せまくして無言詞を聞く力あらざるによってなり、一歩進めて魂の智慧に変へよ。されど魂の智慧にては未だ覚ることは困難なり。故に更に更に霊に迄通じしめてその智慧を求めよ。さらば無言詞は明らかに通達す。汝等諸子は今後の世界は如何あらんかと心の智慧にまかせて彼是迷ひ居れど、是を魂に移し、更に霊に合はしめて無言詞を聞かば、汝等が世界の結果は明らかに知ることを得るなり 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の四                        NO163 絶対とは如何なるものか  その6                                                    教主寛大 講述  心の智慧を働かせて彼是迷ひ論議するは衆人の風習なり。心の智慧の働きは範囲せまくして無言詞を聞く力あらざるによってなり、一歩進めて魂の智…

未知日記霊話集千四百七十九回 大霊界 絶対とは如何なるものか その5 其死せざる神は誰ぞ、即ち汝等なるべし。神の家より出でて神に返へるものの其は経路にすぎず。死せざるが故にその経路を流転するのみ。死するにてはあらざるなり。換言すれば神より神への延長にすぎざる道理あらん。故に死せざるなり。人と云ふも仏と云ふも神にかへるべき道すじに他ならず 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の四                        NO162 絶対とは如何なるものか  その5                                                    教主寛大 講述  我等は常に語り居る如く心常に平ならば無言詞は自づと通じ来る。是むづかしきわざをなさずともなし得らるるものにて、心常に平とは恰も小児の其…

未知日記霊話集千四百七十八回 大霊界 絶対とは如何なるものか その4 汝等が世界の人類の中に学者宗教者の多くが、汝等の言葉にて云ふ地獄に落ちて苦み悶へ居る姿の余りに多きを見ば、驚愕をく所を知らざるならん。学者宗教者にして斯くの如し。慈音の母の如く無学無智の者なるに不拘今は天界に於て安らかなり。然るに学徳兼備の人にして地獄に落ちて悶え苦むは何故ぞ。天界と汝等が世界とは余りにかけへだたりたる相違あるによって、斯くも苦楽を異にするなり  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の四                        NO161 絶対とは如何なるものか   その4                                                      教主寛大 講述  汝等衆人天界に来りてその様を見よ。汝等が世界の人類の中に学者宗教者の多くが、汝等の言葉にて云ふ地獄に落ちて苦み悶へ居る姿の余りに…

未知日記霊話集千四百七十七回 大霊界 絶対とは如何なるものか その3 無言詞を聞く力、我にはなしと思ふ勿れ。汝等諸子にはすべて是等の具備を与へられ居るなり。衆人の肉体に於ても全宇宙の備はりが悉く与へられ居るによって、其れより其へと順序を重ねて歩みを運ばば、大霊界迄到達することは当然のことにして敢へて不審するに足らざる道理あらん  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の四                        NO160 絶対とは如何なるものか   その3                                                    教主寛大 講述  この事を語りしは汝等諸子の世界に於て時間空間を思はば、最早七年以前の事なりし。七年後の今に至って漸く是を知る。されど我等の世界より見…

未知日記霊話集千四百七十六回 大霊界 絶対とは如何なるものか その2 汝は汝なり。汝の身体に宿り居る霊を措いては他に頼むべきものあらざるなり。霊は霊に通じて神に帰す。霊に通ぜずば神を知ることも亦難し。されば霊とは絶対の法則の力にして、その力を作りしは神なりとせば絶対とは神を措いては他になかるべし。所謂霊は法にして、神は法を作りたるものなれば、神を措いては絶対と云ふものあらざる道理あらん。神と云はば形を聯層する勿れ  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の四                        NO159 絶対とは如何なるものか   その2                                                    教主寛大 講述  魂を霊に任せんとして却って心に引かるるも、是又自然の法則を曲解して逆法を択ぶによって、同化すること能はずして空しき方向に向かふ。是虚…

未知日記霊話集千四百七十五回 大霊界 絶対とは如何なるものか その1 汝等諸子は斯るむづかしき難行苦行せずとも、大自然の法則は汝等を導きてあやまたしめざる法則を作りあることは、是即ち絶対の力のあらわれに他ならず。故に汝等諸子は絶対に立ち帰りて是に抱かれ居らば誤つこと少なし。絶対の力は余りに広きが故に曲解することも又多し  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の四                        NO158  絶対とは如何なるものか          その1                                                    教主寛大 講述  汝等諸子は絶対と云はば頂点に達したる所と考ふるならん。されど其等は絶対にあらず。相対関係にして頂点に達したるのみなれ…

未知日記霊話集千四百七十四回 大霊界 果して相対絶対の区別ありや その6 慈音をはじめこだま会の人達に円海泰岳ををくりしは、即ち親としての任務をなさしめんが為に下したる迄なり。泰岳円海は保母或は保父とみなすも可ならん。彼等は慈音をはじめこだま会の人達を幼児の其の如く考へて導き居るなれば、汝等諸子は第三者として是を見る時、幼稚園の先生が幼児を育て居る有様を見て微笑むと同様の関係あらん  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の四                        NO157 果して相対絶対の区別ありや   その6                                                    教主寛大 講述  幼児は自然を知らず。故に高き処より転落して傷く。幼児は空虚の何れを理解する力あらざるによってなり。故に是を導く親なかるべからず。…

未知日記霊話集千四百七十三回 大霊界 果して相対絶対の区別ありや その5 皆其々与へられたる職責を全うせんがための任務あるによって、男女の区は定められたるものにて、男性なるが故に尊しとか、女性なるが故に卑しとか尊卑の区別を考ふれば、其は大なる誤謬にて尊卑の区を考ふるは虚心なるが故なり。汝等諸子は虚なる肉体を重要視して、尊卑の区を定め居るはみな虚なり。早く虚心を捨てざるべからず。空心を以て肉体を観望せよ  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の四                        NO156 果して相対絶対の区別ありや  その5                                                    教主寛大 講述  二流界の人間は男女の区別はあれど彼等は決して傷くことなし。空の海に育ちて職衣を纏はしめられて、初めて此界の人間となるのみ。如何なる…

未知日記霊話集千四百七十二回 大霊界 果して相対絶対の区別ありや その4 今慈音が我に向ひて曰く、「教主の言葉は余りに平凡になるが故に、読むものは却って有難味を感ぜず。見のがし聞きのがすこと多からん。今少し権威ある言葉もて導き給はば如何あらんか」と。慈音の意中我よく諒とす。されど斯ることは取るに不足。言葉によって尊卑の区を考ふるの要あらんや。我を信ずるものは我に来れ。信ぜざるものは耳を籍すにも及ぶまじ  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の四                        NO155 果して相対絶対の区別ありや  その4                                                    教主寛大 講述  一人の汝は己に問ひ己に答ふ。然してその答へが確かなるあり。確かならざることも多からん。己に問ひ己に答ふるも己なり。然るに確定不確定…