未知日記霊話集千四百四十五回 大霊界 無言詞の働きは空に属するか その2 何事に限らず「一寸待て」と云ふ言葉を忘るる勿れ。例へば思ひあまりて自殺せんなど考へたる時、一寸待てと云ふ言葉を心に与へなば、死せずとも何か明案は浮かびて死を止むるに至らん。是が次第に熟達して魂と心が一つになりたる時は、即答するとも誤たざる底に化せしめらるるに至る  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の三                         NO128  無言詞のはたらきは空に属するか、 虚に属するか      その4                                                    教主寛大 講述  汝等修養の力を養ふには「一寸待て」と云ふ言葉を、常に繰り返して物事を考よ。されば過失は少なかるべし…

未知日記霊話集千四百四十四回 大霊界 無言詞の働きは空に属するか その2 盲者に己が在所を知らしむるには、音を以てせざれば盲者は迷ふなり。盲者に送るには音ならざるべからず。汝等諸子は盲者に等し。故に我等は手を打ちて、汝等諸子に在所を知らしめ居るなり。手を打つと云ふは即ち汝等諸子に無言詞を送り居ると知らば可ならん。手の鳴る方に来らば、我に縋ることを得る筈なり。音も光明なり。我等が諸子に手を鳴らすは即ち他力の意味に合ふ。燭を点じて我の在所を求め来るは、即ち自力の法に合ふと知らば、自他の区別も明らかならん  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界              巻の三                         NO127  無言詞のはたらきは空に属するか、 虚に属するか  その3                                         教主寛大 講義  仏教の新しき道を広めたる親鸞は曰く「我、弥陀を信じて地獄に堕ちるとも、決して弥陀を怨むことなし」と、彼は弟子達に語…

未知日記霊話集千四百四十三回 大霊界 無言詞の働きは空に属するか その2 所謂慈音は我を信じて念を増し、然して慈声を導く。もし慈音が誤ちたる信念ならば、我も慈音と共に奈落に落ちん。されど慈音の信念は奈落に堕ちるとも、決して我を怨むことなしとの信念あればこそ、彼は天界を観望することを得たるなり。故に慈声を奈落に堕すことはあらざるべし。否慈音が奈落に堕つるとも、慈声を決して危きに迷はしめる事はなさざるなり。我は確言して諸子に知らしめをくべし  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の三                         NO126  無言詞のはたらきは空に属するか、虚に属するか    その2                                                    教主寛大 講述  仏教に於て不思慮底を思慮せよと云ふ言葉は、即ち未知を既知に変へよと云ふに等しかるべし。所謂信じ難きもの信…

未知日記霊話集千四百四十二回 大霊界 無言詞の働きは空に属するか その1 諸子は唯信ずる力を養ひ居らばそれにて修養の道は開らかるるなり。又其信の力によって己が望は達せらるるなりと承知せよ。故にテッシン。セイキョウは欺かるるとも信ぜよと教へたるは正しと云ふなり  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の三                         NO125  無言詞のはたらきは空に属するか、虚に属するか   その1                                                    教主寛大 講述  無言詞を受け入れて是に対して信ずることを得ば其は空に属す。然して信じ難き場合は空虚何れにも属せずして迷ひと…

未知日記霊話集千四百四十一回 大霊界 無言詞の働きは空に属するか その2 初め慈音は我の言葉を聞きて其が我の言葉なりしか、或は己が智慧のはたらきなりしかに迷ひを抱きて、疑ひの思ひに化せられつつありしなり。是は今後諸子にも体験することあらん。神の教へか、己が錯覚かと云ふ点に至って迷ふなり。迷ふと云ふは念の力うすきが故なり。念の力のうすきは信仰の度加はらざるによって、生ずる現象に他ならず。信を厚くし念を強くせば、神と汝は密着して離れ難き極致に達せん  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の三                         NO126  無言詞のはたらきは空に属するか、虚に属するか    その2                                                    教主寛大 講述  汝等衆人もし昔生まれたらば、アメリカと日本との間に互いに話を交はし居ると聞かさるるとも、其は偽はりならん…

未知日記霊話集千四百四十回 大霊界 無言詞の働きは空に属するか その1 古来の伝説に見らるる如く、一心岩をも貫すと云ふ言葉の如き、信あらばなしてならずと云ふことなし。信ずる力の強き人は念の力はきはめて強し。信なくして念は生ずるものにあらず。善悪邪正を嫌はず、信ずる力の強きものは念も従って強し。故にすべてに通ず  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の三                         NO125  無言詞のはたらきは空に属するか、虚に属するか    その1                                                    教主寛大 講述  無言詞を受け入れて是に対して信ずることを得ば其は空に属す。然して信じ難き場合は空虚何れにも属せずして迷ひ…

未知日記霊話集千四百三十九回 大霊界 空の研究と実の研究 その12 九流界下部の伝説に於て、一家の中に十代続きて死にかはり生まれかはりたりと云ふ実話が、今も尚語り伝へとなり居るところあり。即ち親は子となり、子は親となり、斯ることを繰り返へしつつ十代の間継続なしたりと云ふが如き話を、汝等衆人は如何に語らるるとも、其を真として信ずること能はざるべし。されど斯ることは九流界の如く人智の進みたる所にては、敢へて是を不思議とするもの一人としてあらざるなり 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の三                         NO124      空の研究と実の研究        その12                                                    教主寛大 講述  大凡頑固なる人と云ふは空に欠点あるか虚に欠点あるかの、相違なるによって生ずる現象なれば、其何れか欠けたる方を拾収…

未知日記霊話集千四百三十八回 大霊界 空の研究と実の研究 その11 人智進みてすべての道理を知る事を得ば、雨欲しければ雨を降らし、風欲しければ風を起こし、すべて自然の力を応用して是に順じなばなしてならずと云ふことなし。是等は空と虚の一体化を認識するにあらざれば、目的は達し難きことは云ふ迄もなし 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の三                         NO123      空の研究と実の研究        その11                                                    教主寛大 講述  されど人間の智慧優れたる世の中ともなれば、是等を征服することは至難にはあらざるなり。現に九流界は是等を克服して危…

未知日記霊話集千四百三十七回 大霊界 空の研究と実の研究 その10 今後諸子の世界の人類が、悉く空信と進化するにあらざれば、平和の世界は組織せらるるものにあらず。九流界の如く全人類が一心同体の如くなり居るによって、争ひ等の愚を敢へてするもの一としてあらざるなり。九流界の小児に至る迄みなこの空のはたらきに化せられて、世は益々栄えつつ安定より安定へと運ばれあるは羨やましとは思はざるや 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の三                         NO122      空の研究と実の研究        その10                                                    教主寛大 講述  余事は別として虚の行為は如何に尽くすとも通ずるものにあらず。虚の力の鈍きことは察せらるるならん。動物性を離れて人…

未知日記霊話集千四百三十六回 大霊界 空の研究と実の研究 その9 当事者は唯心魂を打ち込みて研究なし居る間こそ、真の幸福を味ひつつあるなり。それが完成したる時、唯刹那の喜びあるにすぎず。ここに空と虚の一大事はあるなり。諸子はよくよくこの空虚論に対して、深く追究して考察工夫せんことを 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の三                         NO121      空の研究と実の研究      その9 教主寛大 講述  余事兎に角汝等衆人の中には人魂と称する怪火を見たるものあらん。この怪火が空に属するか、虚に属するかを考へ見よ。是を学理的に説明するならば、空より実に化せしめて研究するにあらざれば、その真を知らしむること難からん。されど諸…

未知日記霊話集千四百三十五回 大霊界 空の研究と実の研究 その8 人として人を知らず。動物性にて過し居らば、クゥワオの如く智慧才能すぐれたりとて何等の価値もなし。泰岳の如く愚者と称せられて疎んぜらるるとも、動物性を離れて人間性にてすごし居らば、天界に引き上げられ、又一婦人のきく女が卑賤の身に不拘、人間性をはたらかせて生涯を幸福なりとして終りしのちに於ても、天界に移されて今は安楽なり。然して彼女は今は真の幸福を得て安らかに任務に服し居れり。故に彼女は肉体を有する間より今に至る迄、幸福の一路を歩みたる真実の幸福者なりと見るも可ならん。是人間性なるが故なり  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の三                         NO120      空の研究と実の研究        その8                                                    教主寛大 講述  人として人を知らず。動物性にて過し居らば、クゥワオの如く智慧才能すぐれたりとて何等の価値もなし。泰岳の如く愚者と称…

未知日記霊話集千四百三十四回 大霊界 空の研究と実の研究 その7 九流界の人間は、クゥワオを奴隷の如く使用する程度迄、智識をそなへ居るが故なり。九流界の小児とクゥワオとは雲泥の差あるによってなり。クゥワオは汝等の世界に至らば神として仰がるるならん。九流界に於ては奴隷の如く取り扱はれ居るを知るならば、汝等諸子は九流界の小児を神以上の神として敬慕するならん。九流界の小児と雖も人間の向上したるものなれば、汝等諸子も軈てはこの居に達することを得るは、火を見るよりも明らかなる事実なるべし  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界        巻の三                         NO119       空の研究と実の研究    その7                                                    教主寛大 講述  汝等諸子の世界の事柄すべては、九流界のクゥワオと云ふ動物に於てすら、是等の事柄を認識なし居りてあます処なし。クゥワオは…

未知日記霊話集千四百三十三回 大霊界 空の研究と実の研究 その6 厳戒の辞とは 我等の教ゆる厳戒の辞は口に出さずして、心にとなえよと教へをきしも空、虚一体なさしめんがための方便にして、心に称へ魂に称へ霊に通ぜしむることの、一大事を教へんとして斯くは語りたるなり。されば口に出すもよし。されど虚(から)言葉となすなかれ。思ひあまりて思わず口外する底の処迄到らしめずば通ずるものにあらず。念仏題目に於ても亦同様の関係あるなり。文字言葉に囚われることなかれと云ふはこの理なり。即ち厳戒の辞は光に化せしめんとせば光となり。温度を保たせんとせば又保たすことを得ると承知せよ。即ち自由自在の思ひを通ぜしむる簡単なる方法なりと思ひて、常にこれを忘れず怠らずなすべし  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の三                          NO118        空の研究と実の研究       その6          厳戒の辞                                      教主寛大 講述 最重要のテ-マです  他力の念仏自力の題目等は、一方的にして通ぜずと語りしに対して厳戒の辞は自他一如の法なれば、…

未知日記霊話集千四百三十二回 大霊界 空の研究と実の研究 その5 厳戒の辞とは 厳戒の辞即ちチ、シュ、キュ、ジョウ、ギョウ、コウ、フク、セン のわずか十六音程に含まれ居る無言詞の法力は、如何に偉大なるかを知ることを得るならん。もし是を知らずば知る迄称へよ。然することによって優れたる法力は汝等のものとならん。慈音がミキョウに導かれて我講義を聞きたる時、千国人はおろか億国人も集まり居たるなり。 然るに語りし我は一人なりしに不拘、全部の者に通ぜしめてあますことなかりし点より見るも、無言詞の感応は如何に勝れたるかは察するを得るならん  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の三                          NO117        空の研究と実の研究       その5          厳戒の辞                                      教主寛大 講述 最重要のお話 幾度も幾度もお読みください  兎に角空の力が種々様々の作用をなすによって、汝等の智慧は増減変化なす…

未知日記霊話集千四百三十一回 大霊界 空の研究と実の研究 その4 何を以て天職天分を定めんとするや。又その天職天分によって目標の重点を如何なる処に、をくべきかを研究するには、如何にすべきかの考へを起さざるべからず。然せざれば天職天分を全うしたりとは云ひ難し。余りに話が広大となりたるため汝等諸子はここに至って、又新しき段階に移されたるなりと思ひて、此後の研究こそ実に大切なる教訓なりと思ひて、聞くの必要に迫られたるなり 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界    巻の三                          NO116            空の研究と実の研究   その4                                                      教主寛大 講述  未知日記前巻に於てすべてを我なり。すべては我がものなりとして、一切平等の念を深くせよと教へしも是なり。天より架せ…

未知日記霊話集千四百三十回 大霊界 空の研究と実の研究 その3 小さき肉体を小さしとして考ふることなかれ。小さき肉体を全宇宙として信仰の度をたかめよ。然らずば如何に我言葉を耳にすとも、心底迄到達するものにあらず。我を小さしと考ふることなかれ。願はくば、我は全宇宙なりとの心に化せよ 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界    巻の三                          NO115 空の研究と実の研究   その3 教主寛大 講述  古来より優れたる智者学者は偉大なる功績を残して、虚となりて今は其影なけれど、残しをきたる功績は今尚持存しあるにてはあらざるか。彼等は虚となりて空を残したるなり。 空なるものは永久に存在し、虚はその裏面に影となりて従ひつつ是又尽きず、不滅の一…

未知日記霊話集千四百二十九回 大霊界 空の研究と実の研究 その2 汝等の国日本は戦争の悲惨時なりしを悔いて武器を捨てたり。然るに今や又も武器の要ありとして国土防衛のためなりとか称して、再び思ひを変ゆるの止むなきに至りたる如きは、我等に云はしむれば実に愚なることかなと慨嘆するの他なし。恰も昔の武士(もののふ)が世を捨てて出家し、その出家が再び還俗して、又も戈(ほこ)をとる武士に立ち返るに等しからずや。然してその最後は己、自刃して命を終ると同様の結果となるは、昔の例に徴しても明らかならん 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界    巻の三                          NO114 空と実の研究        その2 教主寛大 講述  見よ、汝等衆人の世界は光気素のはたらき強きが故に、斯くも名伏すべからざる混乱を誘発なしつつあるなり。建設せんとして却って破壊より破壊へと、益々破壊の方向に陥りつつあることは日々の報道によって見るも明らかならん。是建設せんがための破壊が、…

未知日記霊話集千四百二十八回 大霊界 空の研究と実の研究 その1 我等はその空なる事の研究をなして、天界をきはめたるが故に是を知る。故に唯事実を事実として語るに、躊躇せざるなり。  汝等衆人信じて迷ふことなかれ。されど我等をはなれて他に道を択ばんとする者は、我等の言葉を信ぜずとも可なり。我等に来らんとするもののみ是を信じよ。我等は決して諸子をあやまたしむることはなさざるなりと誓ふ者なり。我等は諸子を愛す。されど諸子は我を愛せざるが故に、一体化することは得ざるのみ。されば我等諸子を愛する如く、諸子も我を愛せよ。然して一体化することによってすべては解決するならん  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界    巻の三                          NO113 空の研究と実の研究   その1 汝等、我をたづね来たらば、我は面会謝絶するものにあらず。必ず会ふべし 教主寛大 講述  我等の指導(みちびき)は空に対しての教へにして、実に対しての教へにあらず。ここに汝等衆人の考へと我等の指導とには、相違の点尠からずあるなり。科学の力によって研究するならば…

未知日記霊話集千四百二十七回 大霊界 疑は信仰の門 その5 神を恋するは神を招くなり。人間同士の恋は成立することもあり、成立せざることもあれど、神に対する恋は必ずや成功す。汝等諸子は神に恋しては如何、神に恋するは即ち信仰なり。人間同士の恋は片思ひと云ふことあれど、神への恋は片思ひはあらざるなり。必ず成功す。即ち思ひと思ひは空なるが故に、同化するなり。神の思ひは空なり。汝の思ひが空ならば忽ち同化す  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界    巻の三                          NO112 疑ひは信仰の門     その5 教主寛大 講述  己、初めより知らざることは教へを受けて是を学び、理解することを得て、ここに初めて満足することを得るは一般の習性なるべし。知らざることを知らんとするには、己自らの心より創作して我物となすことは容易のことにあらず。是等の事はすべてみな迷ひに属す…

未知日記霊話集千四百二十六回 大霊界 疑は信仰の門 その4 内外一体の拝みとは自他一如の拝みを云ふ。外を求むるにあらず。又内を求むるにあらず。内外一体となりて拝みをなすなり。  所謂一心と云ふは内外を一体化せよと云ふ意味なれば、その心して一心を乱さず、常に拝み居らば可ならん  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界    巻の三                          NO111 疑ひは信仰の門     その4 教主寛大 講述  疑ひの心は信を得んが為の疑ひにあらざれば、正しき信を得ること難し。嘲りの心もて疑ふは信の門にあらず。汝等衆人の疑ひの多くは信を得んが為の疑ひにあらずして、嘲りの心もて疑ふもの多かるべし。嘲りの心は自我心を強くするにすぎず。信を得んが為の疑ひ…