未知日記霊話集未知日記霊話集 第千二百五十五回 絶対界 第八章 天に昇れば雲の上人 肉体は地上の引力によって、雲の上に昇ることあたはず。されど汝の魂は雲の上はおろか、宇宙全土にまたがりて自由に、往来することを得るなり。行ずれば我等の如く自由の行動をなすのみならず、分身して種々様々の任務をなすことさへ、なすを得らるるなり テツシン貴尊講義

ヒロさんの転記したものをここに掲載しています


絶対界 第八章 天に昇れば雲の上人
          テツシン貴尊講義 


 
 肉体は弱し。何日如何なる時、如何なる危難に遭遇するやも計られざるなり。かかる危険なる住居に永久止まることを得んや。 宏荘なる住居にて安しと思ふも錯誤なり。 如何なる危険は襲ひ来るかは測り知れざるならん。其にも不拘安全なりと思ひて住居し居るにてはあらざるか。 火災にて家はやかれ、地震にて家は倒れ、 其等のために肉体すら傷けらるるにてはあらざるか。 又悪人忍び入りて刃を以て倒さるる危険もあるならん。かかる肉体にのみ囚はれ居りては、安かるべきことのあらざるは当然なるべし。 我等は仏教者の如く未来論を、或は無常観を語るものにあらず。 仏教者は現在にて嘘偽はりを語るならば、地獄に落ちて舌をぬかるると云ふが如き愚説を称へ居れど、其は唯方便の言葉にすぎず。我等の語る処とは相似て等しからざること少なからず。仏教者の語る教へは、現在の世わたりに於て争闘をなすことを怖るるがための方便の策略に、使用し居る迄にて取るに足らず。 我等は事実を以て諸子を導かんとするに他ならざるなり。
大自然の法則に従はば不自由のなわめはほどかれて、真の自由に化せられるが故に、 全宇宙は意の如く欲するがままに、行動なすことを得るなり。諸子は肉体にのみ囚はれあるが故に、その中に宿り居る魂が、縛られて自由の行動をなすことあたはず、ためにせまき範囲に止まるの、余義なきに到り居るなり。 肉体は地上の引力によって、雲の上に昇ることあたはず。されど汝の魂は雲の上はおろか、宇宙全土にまたがりて自由に、往来することを得るなり。行ずれば我等の如く自由の行動をなすのみならず、分身して種々様々の任務をなすことさへ、なすを得らるるなり。現にミキョウはミキョウとしてのはたらきをなし居る傍、昔の円海となりてこだま会に臨みて、訓話さへなし居るにてはあらざるか。 かかることを諸子の判断にては唯、慈音が錯覚をおこして、恰も神懸りとか巫子の如くなり居ると想像するならん。是等を学理によつて考へ見よ。即ち円海放送局より発する電波が、何々サイクルのはたらきをなして、其が慈音の有するセットに通じて、放送され居ると同様の関係となり居るにて、 決して神がかり、巫子などの類にあらず。 然らば他のものに対して何故感じざるやと云ふに、 こだま会に集り居る人達は、未だ肉体にのみ囚はれ居るが故に、魂の受信器が完全に組織せられ居らざるが故なり。 こだま会の人たちが軈て完全なる受信器に組織されば、一様に受信することを得るは云ふ迄もなし。

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