未知日記霊話集未知日記霊話集 第千二百五十回 絶対界 第八章 天に昇れば雲の上人 神は人間の肉体を作りて、その肉体を役立しめんとなすにあらず。さればこそ二流界の如き人類を作りて、更に一流界或は其以上へ進ませるなり。人類のうち最も低き程度に作られあるは諸子の姿なり。その最下等の人類より次第次第に、二流界一流界に到る迄の人類に引き上げて、更に進んで神界に迄移して、広く全宇宙を完全に組織せんとの思し召しなるべし テツシン貴尊講義

ヒロさんの転記したものをここに掲載しています 


絶対界 第八章 天に昇れば雲の上人


 一疋の電気鰻が馬を倒したりとて、諸子は驚く。されど眼に見えざる黴菌にて、 諸子は生命を棄て居るにてはあらざるか。然るにその黴菌すら完全に駆遂して、人命を全からしむる方法すら、未だ完成なし居らざるにはあらざるか。斯る浅才薄智の脳力にて、神界の有無を究めんなどとは及ばざることはるかに遠し。 諸子は有機物にのみ囚はれて、無機物の重大なるもののあることに気附かず。唯有機物と有形との化合を計るのみにて、無機の研究をおろそかになし居る傾向あるを我等はよく知る。故に肉体上よりの関係にて、精神科学を成立せしめんと計り居れど、精神より霊的方面に向ひては研究の力にぶし。 無機物と有機物との化合によって、有形のものを作るは易し。顕微鏡を以て見ゆる範囲のものは、研究なし得れど、その力の及ばざる以上のものを究むること難からん。是等は絶対性原理を知らざるが故なり。神は人間の肉体を作りて、その肉体を役立しめんとなすにあらず。さればこそ二流界の如き人類を作りて、更に一流界或は其以上へ進ませるなり。人類のうち最も低き程度に作られあるは諸子の姿なり。その最下等の人類より次第次第に、二流界一流界に到る迄の人類に引き上げて、更に進んで神界に迄移して、広く全宇宙を完全に組織せんとの思し召しなるべし。 是等は絶対より絶対への法則をつくりあることは、我等よく知るによって諸子に語りて伝へ居るなり。この理より考へ見よ。神の意とし給ふところは、有機物にあらずして、無機物を求め給ひ居るにてはあらざるか。其にも不拘諸子は動物性本能に囚はれて、人間性本分を知らず、その日その日を過し居りては向上は思ひもよらざるべし。

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