未知日記霊話集未知日記霊話集 第千二百四十九回 絶対界 第八章 天に昇れば雲の上人 もし諸子が我等の言葉を信ぜず、斯る事のあるべき道理あらんやなどとて、この書を捨つるならば、永久神の世界へは到達すること難からん。 されど我等は強いて是を信ぜよと云ふにてはあらず。唯事実を語りて諸子に伝ふるものなれば、信ずると信ぜざるとは、諸子の心任せなり テツシン貴尊講義

ヒロさんの転記したものをここに掲載しています 


絶対界 第八章 天に昇れば雲の上人


 我等の語る知ると云ふことと、諸子の知ると云ふことには相違あるなり。例へば今汝の処に来れる人を、汝は早くより感じ居るならば、其は知るなり。然して来りて知るは其は唯感じたるに他ならず。 斯くすればかくなると思ひて成るは知るにて、唯訳もなく成りしは感じたるに他ならず。
我斯る不確定語を用い居るは、教主の意を体して語りたる迄なり。されど是にはきはめて深淵なる意味の存在しあるによつて、兎に角心だけにてもこの語に止めおくべし。諸子の智慧にて如何に論義すとも解することは難からん。後に至つて教主の教へを受くるに及びて、初じめて其語は解せられると承知せよ。 諸子は日々を知らず知らずの間に空しくすごし、軈ては肉体を終らしむるにすぎざるなり。故に過去未来現在を知らず。 又知らんともなさずして空しく光陰に委せ居りては、完全なる稔りは得がたし。修養修行の力によつて智慧の程度が発達するならば、三世は明らかに覚知すること難きにあらず。されど覚知したるのみにては何の甲斐もなし。 是を知り、その理を究めて、その事柄の是非を鑑別して、然して進むべき方向を定め達すべき処に到らずば、人としての任務は果されたりとは云ひ難し。人と生れて人を知らず。 知りても何になることぞとて放棄すれば、凡てはそれにて終りとなる。斯る事にては知らざるが、却て喜びとならん。知りて苦を招くより、知らずしてすごさば、却て楽しかるべしとの念は生ずる故なり。諸子はわづかなる智慧を以て、神を論ずるは愚も甚だし。恰も蟻が科学によって、人類を知らんとて討議なし居ると同様にて、 蟻の智慧にも足らざる人類が何とて、神を論ずるとも到底その智慧にては計り知ること難からん。故に我等は神の世界を知り、神をも知るによって、 諸子に語り伝へて、然して高き処に導かんとはかり居るなり。 もし諸子が我等の言葉を信ぜず、斯る事のあるべき道理あらんやなどとて、この書を捨つるならば、永久神の世界へは到達すること難からん。 されど我等は強いて是を信ぜよと云ふにてはあらず。唯事実を語りて諸子に伝ふるものなれば、信ずると信ぜざるとは、諸子の心任せなり。強いて信ぜよと奨むるものにあらねど、信不信は兎に角、唯然あるかとの考へだけにても、脳裡に残しおかば、何日かは我等の意を悟る日もあるならん。信ずるものは信じてこの道を歩まば、決して誤つものにあらざる事は確言して憚らざるなり。そは我等事実を知るによってなり。

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