未知日記霊話集未知日記霊話集 第千二百四十六回 絶対界 第七章 神霊界 無始終霊子の人間精神に及ぼす関係 法律は人類間に於ても、神界に於ても同一にて、一旦定めたることは違約なしたるものにのみ、科せらるる罪となるなり。人と人との間に定めたる法則を、神も決して犯すことあらざるなり。神は法律を守り給ふ。たとひ畜類同志の定めたる約なりとも、神は決して犯すことをなさざるなり テツシン貴尊講義

ヒロさんの転記したものをここに掲載しています
絶対界 第七章 無始終霊子の人間精神に及ぼす関係   
無始終霊子、不滅母霊子、活動霊子、補助霊子の関係 



 絶対と相対の区別をこの例話によって説明するならば如何なる相違あるやに気附くならん。 天使が来りて何故に彼女を、男子に化せしめたるやに留意せざるべからず。たとひ人間同志の定めたる法則なりとも、その法則ある以上、神としてもを曲ぐることあたはず。 法則の大切なることは、たとひ人間と神とのへだたりあるとも、法則と云ふに変りなければ、神にも決して曲ぐることをなさざるなり。法則は是非に不拘、法律を曲げてはたさず。是を兎や角と身勝手なる理窟にて免がれんとするが如きは、絶対を無視したるにて、所謂絶対を相対化せしめんとしての考へなるが故に、過誤を惹起すなり。是自然を曲解する結果より生ずる罪なり。法律は人類間に於ても、神界に於ても同一にて、一旦定めたることは違約なしたるものにのみ、科せらるる罪となるなり。人と人との間に定めたる法則を、神も決して犯すことあらざるなり。神は法律を守り給ふ。たとひ畜類同志の定めたる約なりとも、神は決して犯すことをなさざるなり。虫には虫同志の法則あり。草には草の法則もあらん。されど是等に対しても神は是を犯し給はざるなり。 是絶対自然を尊び給ふ故なり。否絶対自然なるが故なり。諸子は人と人との約束をかたく守り居る人は少なかるべし。もし其が神ならば決して違約するものにあらず。故に行ひ難き約束は結ぶこと勿れ。もし結びなばたとひ他に如何なる障碍ありとも排除して約束は守るべし。是神の心に合ふ故なり。即ち絶対自然に順ずるが故なり。この伝説に於て神は何故女子を男子に化せしめたるかと云ふに、女子は死にゆく良人との約束を守りて己が生命をも犠牲として果し居ることに対して、その約束を守らしめんがために、神は彼女を男子に化せしめたるなり。斯くすることによって全部の法則は完全に果されたるなれば、決して違約したるにはあらざるなり。然して死したる良人は如何になりたるかと云ふに、彼は妻に罪を犯さしめたる事の審判は、神によってさばかれしことは云ふ迄もなし。
 諸子の中には危険なる所に家を建てて住居なし、其が為に生命を奪はるることもあるならん。 是等は法則を破りたるが故なり。 過失と云ふも掟を破るが故に、生ずることに心づかば僅少のことたりとも注意せざれば、尊き人命すら失ふ怖れあるならん。よくよく考へて大自然の道とは如何なるものかに対して工夫せば、律法の如何に重要なるかに心づくならん。 諸子は己等の法律を守らずして一度過誤を犯せば、神を怨む如きは自然を知らざる故なり。 是等は逆恨みにして実に愚なることなり。ものを大切にせよと云ふ言葉も皆掟なるべし。 その掟を守らずして粗未になすが故に、破損するなり。 宗教にては是を殺生戒として誡め居るにはあらざるか。 相対自然と絶対自然の差は斯くの如し。

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