未知日記霊話集未知日記霊話集 第千二百三十九回 絶対界 第七章 神霊界 無始終霊子の人間精神に及ぼす関係 魔と仏と互に歩調を一にして、好結果の方向に向はば悪魔も退くるに足らず。却て是が組織のための方便として用ゆるならば、即ち魔も仏と見なして可ならん。 されど其が反対とならば仏も悪魔となるによって、方向を誤たば転落の憂目を見る。かかる微妙なる所に悟の秘密は、蔵せられることに留意せざるべからず テツシン貴尊講義

ヒロさんの転記したものをここに掲載しています


絶対界 第七章 無始終霊子の人間精神に及ぼす関係   
無始終霊子、不滅母霊子、活動霊子、補助霊子の関係
              テツシン貴尊講義



 暗線を追ふて進まば魔道に陥り、明線を追ふて進まば天界に上る。是等は引力圧力の相違にて、結果に於て反対の立場に化せられる故なり。仮に不滅母を光明と見なすならば、活動霊子は光線に属し、補助霊子は暗線に属すと見なさば可ならん。 諸子の世界にて云ふならば、高気圧は活動線に属し、低気圧は補助線に属すと見なして、すべてにあたって処理せば大差なからん。 兎に角光明の線は明線暗線の二つに別れ、更に其が倍加して八線十六線と次第に別れ居れど、帰するところはすべてが光明にして、暗線と雖も用法の如何によっては、明線と同様の作用をなすなり。 その線が一体化して、はじめて正しき光明となる故に、神は悪魔をも根絶し給はざるならん。一個の種子を蒔きて、その種子が二分せらるるによつて芽は出づるなり。即ち二分するは破壊にして是魔に属す。故にこの理より考ふれば組織せんが為の破壊に、魔法を用いて其によって大切なるものを引き上げんとなすによって、破壊も必要なり。この理より考察すればうなずかるる如く完全に組織するは、その姿が変化なしつつ進歩するなり。故に一方には破壊の連続となり、一方には組織の連続となりて、こもごも順序正しく好結果をもたらしあるなり。故に魔と仏と互に歩調を一にして、好結果の方向に向はば悪魔も退くるに足らず。却て是が組織のための方便として用ゆるならば、即ち魔も仏と見なして可ならん。 されど其が反対とならば仏も悪魔となるによって、方向を誤たば転落の憂目を見る。かかる微妙なる所に悟の秘密は、蔵せられることに留意せざるべからず。諸子の世界に高気圧のみにては、凡てのものを生存せしむること難し。故に低気圧の必要ありて、斯くは組織せられ居るなり。凡ての色は皆線の流れなるが故に、五色七色九色十二色、更に其がこもごも交はり、或は離れて流れ居れど、その流れには一々特徴ありて、一方にのみ流るるにあらず。一方が前面的ならば、一方は後方的となるによって、線と線との間に摩擦を生じ、然して其が一種の波長となりて伝はる。色は光明なり。その光明がはてしなく分解せられ居れど、次第に線を追ふて進まば、活動霊子線補助霊子線のところに達し、其が全く結合して始めて不滅母霊子線に到達すと思はば可なり。 斯くの如くの法則によって宇宙は組織せられたりとせば、電気の根底は活動霊子補助霊子の作用によって、発生すると見ることを得るならん。
電子とは即ち不滅母なりと云ふも差支なからん。是等は学理によって、軈ては発見する時節もあらん。 又是等に関する詳細は教主によって詳しき教へを受けよ。兎に角絶対性原理の源は、即ち不滅母霊子を基本として考ふれば、大自然の道理は従つて判明するならん。絶対性より見たる神と、相対性より見たる神とには、是又相違あるなり。 我等が語る大自然に順ぜよと云ふことは、即ち絶対性の神に従へよと云ふことなり。 相対性の神ならば、其には甲論で駁する如き過誤を生ず。故に絶対性より考へて然してのち相対性の神を見るならば、正しき信仰は得らるるなり。大自然とは絶対の神を指すならば、是に順ずると云ふは即ち絶対性信仰なりとの結論となる。 諸子はこの点に深く思ひを致して、考慮して信仰を厚うせよ。信仰とは神の命を奉じて是に順ぜよと云ふ言葉に、帰せしむることを得るなり。

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