未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の二 転界の巻 NO 127 セイキョウ貴尊 講述 世人の世界は(地球)は種々様々のそなはりありて交通の便或は他のものに対してそなはりあれど、そのそなはりの悉くが果して完全無欠とは云はれざるべし。陸には車馬のそなはりあれど是等によって安全なる交通すらなすことを得ざるならん。世界中(地球)に交通事故によつて…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の二 転界の巻 NO 126 セイキョウ貴尊 講述 全宇宙の中に存在せる世界の悉くを部分的に説明して、宇宙の何処には何々の世界あり。其世界の位置は太陽より方向を定めて彼是と其位置を語るとも、世人には到底理解する事も難く、又我等が是に対してその一々を説明する方法も極めてむづかしければ、是等の事は省略するの他…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の二 転界の巻 NO 125 セイキョウ貴尊 講述 余事は別として上界に上らんとする転界法には完全なる稔りを、魂に得せしめずば望は叶ひ難し。ここにも亦注意なしをく事あり。魂を原子の学説より研究して、滅不滅の議論を戦はす日も近きにあらん。されど原子によつて魂の如何を云々すとも、其は到底望まれざる事なり。是等…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の二 転界の巻 NO 124 セイキョウ貴尊 講述 我、慈音に対して語りし、太陽は現出してより今日迄通算すれば三十二億五千万年余となり、地球が別れて二十三億七千八百有余年と教へをきたり。然るに現今の学者は太陽生れて二十五億年、地球生れて十七億年と通算なし居れり。我の説と学者の説とには斯くも隔あり。其は現今…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の二 転界の巻 NO 123 セイキョウ貴尊 講述 正しき拝みをなしてこそ正しき処に転界することを得るなり。信不信は汝の心にあるなり。世の中には多くの迷信邪念等々あれど、其を正しと信じて己に利することを得たる人は、其は迷信邪信と思はるる事も彼にとりては正信となりたるなり。さればこそ汝等の世界には邪宗教がは…
今から40年前に、この未知日記書の書を自費出版された、その中の一人である坂井哲子先生を知りました。その先生のお陰で私のような無能の者でもこの書を読む事が出来るようになりました。先生との邂逅は私の人生を大きく変えてくださいました。その慶びをすこしでも皆さんにお裾分けしたいのです。私は無名の一野人ですが帰途案内記に掲載されている厳戒の辞の説明文をいまネットに流したところです。この内容を一人でも…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の二 転界の巻 NO 122 厳戒の辞の説明 <この書の眼目一大事を見逃すなあなたにとって百年の福徳 > セイキョウ貴尊講義 円海が会員に対して尺度計を与へると語り居りしは、即ち厳戒の辞を正しく用ゆる方法を語りしにて、普通の目盛りしたる尺度計と異なり。是が念力を一段一段と強からしめて、信ずる力を強力に…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の二 転界の巻 NO 121 厳戒の辞の説明 重要記事 セイキョウ貴尊 講述 先づ、チと云ふ言葉は相手方に対して、我より語らんとする合図の言葉にして、シュとの間の無の音は、是より語らんとする目的の意味を、心に工夫して言葉に組織せんとなす間のゆとりに相当す。然して後のシュの音にてそれが言葉…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の二 転界の巻 NO 120 厳戒の辞の説明 重要記事 セイキョウ貴尊 講述 今是を簡単に汝等日本人にわかり易く説明するならば、チの基音を一越として更にシュを平調調、キュを下無調、ジョウを双調調と云ふが如く考ふるも可ならん。又易学にてチを乾としシュを兌としキュを離ジョウを震と見なすもよし…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の二 転界の巻 NO 119 セイキョウ貴尊 講述 即ち汝等の世界は十一流界より十流界へと進化なし来りたるにて、もともと始めより十流界にはあらざりしなり。是を自然の姿と云ふなり。自然の中に不自然と云へるものの具備あるによって、向上発展はなさるるなり。自然は不自然をつくる。即ちその姿こそ自然の現はれに他なら…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の二 転界の巻 NO 118 セイキョウ貴尊 講述 我今チより出でてチに帰り、シュより出でてシュに帰ると云ふ言葉を用いたり。是に対しても亦不審するならん。すべてものの始りは千より生ずるものならば、シュより生ずるものあらざる筈なりと。是は尤の如く思はるれど事実はさにあらず。シュより生るるとは既にチの領土を越…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の二 転界の巻 NO 117 セイキョウ貴尊 講述 斯く語らば世人は天界とは不規律の処にて順序あるが如く又なきが如き感を抱くならん。即ち相対性世界より推して絶対性を考ふる時は、斯くの如き念を抱くは当然なり。世人の世界は順序あるによつて規律正しく見ゆれど、其有様は滅却の方向に向ひて進み居るが故に或は順となり…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の二 転界の巻 NO 116 セイキョウ貴尊 講述 全宇宙に無始終霊子なくんば宇宙も組織せらるるものにあらず。斯る大自然のそなはりあるによって自然より自然、更にその自然より分れて不自然等々が生じたる結果、複雑なる姿に組織されて尽きる処はあらざるなり。斯る微妙なる組織なるが故に、人生は苦もあり又楽もあるなり…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の二 転界の巻 NO 115 セイキョウ貴尊 講述 空ならんとせば空に化し、実ならんとせば実に化する自由の境涯を、永久続くる事を得るなり。所謂空源と実在とをつなぐ中間空にて永久変化する事なし。故に絶対となりて時間空間を有せざるものに化せられて滅することはあらざるものに化せられて滅することはあらざるなり。空…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の二 転界の巻 NO 114 セイキョウ貴尊 講述 一切空なりとせば一切は平等なるべし。宗教者の語る空とは一切空にしてその空はすべては一なりと説き居るなり。ここに我等の語る空と宗教者の語る処とには相違あるなり。もとよりすべては空に帰す。是は自然の法則なり。我等が世人に教へんとする処は、その自然の内にそなはりある一種の中間性自然空を教へんとなすなり…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の二 転界の巻 NO 113 セイキョウ貴尊 講述 我、慈音を如意界に導きたる時、慈音は我に向ひて、「ここは地球のうちに存在する処か」とききたる事あり、我、然りとも然らずとも答へざりしが、是を地球より幾十億里かの処なりと語りなば、慈音は驚愕して戦く他なかるべし。距離の有せざる処を、距離より測定して語るとも…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の二 転界の巻 NO 112 セイキョウ貴尊 講述 この信の力のはたらきを応用して正しきに進めば、生は正しく延びて栄あれど、一度あやまてば生は暗黒をさ迷ひて、際限なき苦みを味はふ結果となるによって、宗教は正しきを択ばざるべからず。宗教の神髄を一言にて喝破するならば、即ち信の力をおこさしむるを目的となし居る…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の二 転界の巻 NO 111 セイキョウ貴尊 講述 そもそも上界の悉くが安楽の場所かと云ふに然らず。即ち転界とは汝等が住める世界より他の世界に移転するを云ふにて、上界に上ると云ふは安楽の世界に住するを云ふなり。上界へ上ると又転界するとはかくの如く相違あるなり。我等世人をして上界に昇らせんと計り居るにて、他…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の二 転界の巻 NO 110 セイキョウ貴尊 講述 さて肉体を有する間に修養を重ねて、来世の如何なるかを知ることを得ば、肉体を有する間より肉体と共にその喜びを味はふことを得るならば、此上もなき幸福なりとは考へざるや。我等世人に語りし如く肉体亡びての後の修養修行は、至難なれどたとえ苦しくとも肉体を有する間に…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の二 転界の巻 NO 109 セイキョウ貴尊 講述 即ち肉体の福徳は得らるるとも、心魂の福徳を求めんとなす人は少なし。心魂の福徳を得てはじめて肉体を満足せしむることは得れど、肉体の福徳によって心魂の安定を得る事は難し。されば心身共に福徳を得んとならば、先づ心魂にまかせて肉体を是に伴はしむれば、大道の歩みは…