未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の三 上界の巻 NO 163 更に八七六流界に到る迄 八、九流界の科学について セイキョウ貴尊 講述 所謂心を様々に変化せしむるものは智慧なるべし。されば智慧とは何ぞと深く追究し見よ。又智慧を生ぜしむる源は何ぞと其より其へと追究して研究する時は、是に対して何かつきとめて一定のものを探り得る能力は世人に具…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の三 上界の巻 NO 162 更に八七六流界に到る迄 八、九流界の科学について セイキョウ貴尊 講述 例へば身心界に於てすべての事を記録なし居る機械と、心界の記録なし居るとにも相違あるなり。身心界の録音録影機は光気素電気を用いて、是よって凡てを保存し居れど、心界は既に気光素電気のそなへあるによって、其録…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の三 上界の巻 NO 161 更に八七六流界に到る迄 八、九流界の医学について セイキョウ貴尊 講述 現在の医学はすべて肉体本位なるが故に、肉体作用によって心を観察する為に、稍もすればここに誤ちたる結果を招来して、身心共に悩みを多くすること僅少からずあるなり。心を主としてその立場より肉体を研究するにあらざ…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の三 上界の巻 NO 160 更に八七六流界に到る迄 セイキョウ貴尊 講述 斯くして心を自由ならしむれば、心は必ずや父なる魂に対して救ひを求め来らん。この自由の心こそ肉体と魂をつなぐ力と化せらるるは、即ち魂の力あるによってなり。肉体を魂に任せ心は自由に活躍して、はじめて人道の何なるかを知るなり。然らずば年…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の三 上界の巻 NO 159 更に八七六流界に到る迄 セイキョウ貴尊 講述 誰かの句に「我心たづね求むる思ひこそ、心なりとは気づかざりけり」と云ふあり。又「我心我身に在りと知りながら、眼にさへ見えず手にもさぐれじ」実に面白き句にてはあらずや。或出家山にありて座禅工夫し、さとりを開らきたりと思ひて山を下りた…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の三 上界の巻 NO 158 更に八七六流界に到る迄 セイキョウ貴尊 講述 肉体に心は宿るとの考へと、心に肉体は従ふとの考へとには相違あらん。是に気附かざるや。健全なる肉体には健全なる魂は宿ると思ふは誤ちなるべし。此場合の心は魂にあらずして心を指したるならん。されば肉体より心を見ると、心より肉体を見るとの…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の三 上界の巻 NO 157 更に八七六流界に到る迄 セイキョウ貴尊 講述 我等の語る心を先にと云ふは、所謂心を主とし肉体を従として歩めよと云ふなり。然るに世人は心を先にせよと云はば、心の存在する処は頭なりと考へて、心を頭の前頭部に或は後頭部にとの考へをなすによって心は乱れ、却て何事をも考ふることあたはざ…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の三 上界の巻 NO 156 更に八七六流界に到る迄 セイキョウ貴尊 講述 現在世人の世界はかくの如き肉体本位の階に置れ居るが故に、是を直ちに明らめ得る事は容易の業にあらず。されど我等の説によって納得するところあるならば、身界を向上せしめて身心界の方向に、転ぜしめん事を計るに不如とは考へざるか。よくよく我…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の三 上界の巻 NO 155 更に八七六流界に到る迄 セイキョウ貴尊 講述 さればこそ身心界(仮称)ともならば、先にも語りし如く、すべての組織は、完備され人智も亦従って進化なし居るなり。身心界は心を先とし、肉体を背後に置きての世渡りなるが故に、世は益々向上発展して尽る処を知らざるなり。是に反し世人の世界は如…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の三 上界の巻 NO 154 更に八七六流界に到る迄 セイキョウ貴尊 講述 我、世人の世界を身界と仮称したるも是等の事柄より、次第に身心界に上らしめんが為の思ひより、語りたるが故にその心して聴くべし。今後は世人の世界を身界と仮称すべし。よって諒せよ。身界は肉体本位なるが故に、斯くは名づけたるなり。されば現…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の三 上界の巻 NO 153 更に八七六流界に到る迄 セイキョウ貴尊 講述 是を見たる彼は驚きて此界には既に験真鏡のそなはり全きかと尋ねたり。(験真鏡とは五大鏡の如く立体鏡を指したるなり)然るに心界の人答へて曰く、然らず。是は験真鏡にあらずして平面記録鏡(両者仮名)なりと答へたり。是を聞きて心界の人不審し…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の三 上界の巻 NO 152 更に八七六流界に到る迄 セイキョウ貴尊 講述 意界の人言葉を継ぎて曰く、明鏡は明らかにものを映す。鏡くもらば明らかならざるべし。所謂疑ふ心はくもりなり。くもり晴るれば、清らかなるが故に、影を宿す。法にはすべて限度を有す。我が行ひし法は未だ完全ならざるが故に、正法とは云ひ難し。…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の三 上界の巻 NO 151 更に八七六流界に到る迄 セイキョウ貴尊 講述 ここに一つの話を掲げて先づ語らん。此界に或一人の智慧たくましきものありしが、此者いささかの智慧あるを誇りとして、何かすぐれたる智識を得んと志し、其を求むるには先づ七流界即ち意界を広く見聞して、其によって新らしき道を発見し、是を我も…
今日は市内にあるダイソー店2軒で2リングフアイルをまず30個だけ買い求めた。1個100円とは言え、なかなかしっかりした商品だった。A4のコピ-ならゆうに200枚以上の文章が入る。文字は大きくなって老人の眼にも優しい。そして近くのホ-ムセンタ-で1枚5円でコピ-が出来ることを確認もした。仮に原本が出来上がり200ペ-ジの小冊子が出来あがったら1冊1100円の安い価格で発行できる。なんと今、古…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の三 上界の巻 NO 150 更に八七六流界に到る迄 セイキョウ貴尊 講述 今欣情の語りし如く此理より考察すれば、十流界にありても一流界迄進むことは得らるると云ひしを聞きて、我は喜びたり。然り。然あるなり。たとえ十流界にありと雖も智徳そなはりて優れたる者あらば、各界を一飛に進みて、一流界に引き上げらるるも…
未知日記第十巻 帰途案内記 巻の三 上界の巻 NO 150 更に八七六流界に到る迄 セイキョウ貴尊 講述 六流界に至っては、心意一体化したる生活にて、主客の区別あらざるが故に、是を心意界と仮名なしたるなり。更に進んで五流界ともならば、既に心意の悩みを解決し、魂を主とし魄を客としての任務なるが故に、是を魂界と仮名したるなり。四流界に至って…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の三 上界の巻 NO 149 更に八七六流界に到る迄 セイキョウ貴尊 講述 先づ是等の事を語るに先だち、ここに一つの参考となるべき階名を仮に定めて、是によって順次語る事とせん。先づ汝等が住める世界を十流界と仮定して、是に階名を仮に身界と名づけ、九流界を身心界、八流界を心界と、七流界を意界、六流界を心意界、…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の三 上界の巻 NO 148 更に八七六流界に到る迄 セイキョウ貴尊 講述 彼等は喰へばその悉くが、充満して肉体を支ゆるにすぎず。故に排出物は気体となりて、全身より放散して影を止めざるなり。例へば此界の小児を世人の世界に連れ行かば、世人の眼はくらみその権威に打たれて、頭さへ上ぐる事難からん。先づ斯る底の人…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の三 上界の巻 NO 147 更に八七六流界に到る迄 セイキョウ貴尊 講述 九流界の人類は既に凡ての人間界の事柄をきはめ尽して、人界を全く度脱したる人種の世界なるによって、生死の区別などの明らめは全くきはめ尽したる人種のみなり。是を世人の世界に於て仏教者が、菩薩の世界なりと語り居るならんと、我等は考ふるも…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の三 上界の巻 NO 146 おきく婆さんのこと セイキョウ貴尊 講述 老婆の言葉の中に結合なし居りては、相互に苦みあり。別れて共に楽みを得れば、是に勝る仕合はせあらんやとの意味を、深く考慮し見よ。肉体は己に架せられたる任務を果し終りたれば、心は退いて彼を安らかならしめんと計る。心の思ひやりがある以上、肉…