未知日記  第五巻   生霊の感応について その3   テツシン貴尊講義   2021.02.08

未知日記  第五巻   感応論   生霊の感応 その3    テツシン貴尊講義 2021.02.09  さればこそ、我は放心を説きたれど放霊とは説かざりしなり。然して魂魄共に出づれば葬式せざるぺからずとも云ひしを考へ合はさばうなずかるべき筈なり。此理を知り得たらんには霊感の意味はうすうすながらも一歩々々推理して、会得の道を歩み得るならんと我は信ず。又仏教に於て十一面観音とか千手千眼観音とか云ふも…

未知日記  第五巻 感応論   生霊の感応について   テツシン貴尊講義   2021.02.08

未知日記   第五巻 感応論  生霊の感応   その2   テツシン貴尊講義   2021.02.08  前にも語りし如く、真は弓矢の如くに通ず。通ずるが故に感応導交は得らるるなり。霊は神の力を知る。神の力を知るに依て、神をも知るなり。汝、神を知らんとならば、汝の親なる霊に問へとは、ミキョウも我も屡々語り居れり。神を作り出せよと云ひしも、神を知る霊に問へとの意味も亦含まれあるなり。人間の霊は人間…

未知日記  第五巻   生霊の感応について   テツシン貴尊講義   2021.02.08

生霊感応について   テツシン貴尊講義     2021.02.08   死霊については例話によりて予め知り得たるも、尚是に関して念力集心霊雑話等を読みて、理解力を養ふべし。死霊と生霊とは感応に於ては大同小異なれども、一種特別なるありて、念力集心霊雑話に云ひ残したる遺補として少しく語りおかんとす。  生霊は死霊の如く自由自在に活躍なすことは難く、行者或は特殊の能力を有するは別として、一般にはその…

未知日記  第五巻   霊の感応について   テツシン貴尊講義  木の精の話その一 2021.02.07

未知日記  第五巻   死霊は感ずるか    テツシン貴尊講義   2021.02.07   汝等に感応の大事を悟らせんが為に死霊は感ずるか。又是等の伝説風説は迷信か正信かについていささか記しをかん。是は心霊雑話に於ても詳細を説明されありて、又かの念力集などに述べ尽くして汝等はよく理解するならんも、我ここに語る所は、感応の見地より論ずるなれば、意味も趣も異なるを以て前説を参照して聞くべし。  或…

未知日記  第五巻   霊の感応について   テツシン貴尊講義  木の精の話その2 2021.02.07

未知日記  第五巻   霊の感応について   テツシン貴尊講義  木の精の話その2 2021.02.07  此物語に於ても最も重要なるは女が云ひし此箱を老婆に見すれば、再び汝に見ゆる能はずと云ひし点なり。箱とは神の秘密を指し悪魔に教ゆれば、此反対によって悪魔の虜となりて、迷ひし人の霊も杜の霊も破壊せられて、長時の苦患を受くると云ふ重大なる意味を見逃す勿れ。霊感々々と汝等は一口にすべてを霊感に帰す…

未知日記  第五巻   霊の感応について   テツシン貴尊講義  木の精の話その1 2021.02.07

未知日記   第五巻   霊の感応について    テツシン貴尊講義   2021.02.07   木の精の話その1  山には山の霊感あり。川にも海にも野にも草にも木にも鳥にも其々特有の霊気ただよう。されば凡ての形の有無に不拘、霊を有し居らざるはなしと云ひて、汝等を惑はし迷信に陥れんとするにあらず。汝等はすべて一切のものに霊あるを感ずるに依て、そのものに対する研究を進めつつあるにあらずや。草には霊…

未知日記  第五巻   感応は何によって生ずるか 特殊電波  テツシン貴尊講義 2021.02.06 特殊電波について

未知日記   第五巻   感応論    終結篇 下  テツシン貴尊講義    天地の感応 特殊電波について  汝等先づ人間界を度脱して天地を眺め見よ。春は花咲き、鳥は歌ひて年々変ることなく、 戦争ありとも知らぬげに開くは開き、帰るは帰り、来るは来る。雨ふらばふり、風吹かば吹く。魚の中には地震を予知するあり。虫の中には天候を予知するあり。されど人は明日をも知らざるなり。地球は断間なく旋り太陽は絶間…

未知日記  第五巻   感応論   言葉なき感応その2   テツシン貴尊講義2021.02.05

未知日記  第五巻   感応論   感応は何に依って生ずるや  テツシン貴尊講義     感応論終結篇下巻 完    言葉なくとも感応は現はるるとせば、その現はれ来るには理由なかるべからず。此理は如何にと云ふに、汝等は先に学びたる人体電気なり。即ち陽の光素、陰の気素が結合して肉体の機械には常に絶間なく発電なし居るを以て、すべて宇宙より発する電波を感受しあるに依て、現はるる現象なり。所謂言葉ならず…

未知日記  第五巻   言葉なき感応その2   テツシン貴尊講義2021.02.0

未知日記   第五巻    感応論   言葉なき感応   その2    テツシン貴尊講義  例へば人の哀を見て己が心に感ずる思ひを研究なし見よ。飢えたるには食も与へん。おののかば衣も与へん。病むならば薬もほどこすならん。されど心の煩悶は何を施すべきか。汝等の悩むと云ふは肉体より出でたるにて、真の心の悩みなければ是に処する道、是に処する術は知らざるならん。汝等は真に心の憂ひを知らざるなり。我心の真…

未知日記  第五巻   言葉なき感応   テツシン貴尊講義2021.02.04

未知日記   第五巻   言葉なき感応  その2   テツシン貴尊講義   2021.02.04  汝等小児より「其から如何になるか」との質問を繰り返へし繰り返へし訊かれなば、彼に充分理解を与へ得る言葉を有するや。人界に百万の文字百億の言葉ありとも物の数ならざるべし。誰か云ひし如く「書は姓名を記すに足る。学は広くせざるべからず」との意味を我は聞きたり。言葉わけて人間同士の言語は不自由なるものにし…

未知日記  第五巻   感応術にて病苦は去るか.   テツシン貴尊講義2021.02.03

未知日記   第五巻   感応論    感応術にて病苦は去るか    テツシン貴尊講義2021.02.03  感応術にて病気を治癒せしむる方法には種々あれども、帰する処の原理は一にして他にはあらざるなり。その一と云ふは気光素が共鳴するに依て、自力にて治癒せしむるにすぎずして、他より受くるは方便感応術にすぎず。その方便とは一種の波長にして所謂暗示音響とも云ふべきものなり。  例へば神経衰弱症の治療…

未知日記  第五巻   感応術について その3  テツシン貴尊講義2021.02.02

未知日記  第五巻    感応論   感応術について  その3    テツシン貴尊講義   或いたづら者、咳に苦む人を見て蛇かごの竹を煎じて飲めと教へたり。蛇篭とは川の流れを堰止める竹にて製したるものにて、即ち水を堰止める、咳を止めるの悪戯なりしを聞きたる人、是を真と信じて服せしに不思議にも治癒したれば、彼が許へ礼物を携へ行きしに、彼は今更驚きて恥たりと云ふ。斯くの如き事が流布されて戦慄すべき様…

未知日記  第五巻   感応術について その2  テツシン貴尊講義2021.02.02

未知日記  第五巻   感応論   感応術について その2テツシン貴尊講義  2021.02.02    さる富豪の子なき夫人、親戚なる貧乏人より賢き子供を養子として貰ひ受け、朝夕何くれとなく愛撫し、世間よりも実子ならんと思はれ居たるが、かの富豪の夫人、心に思ふよう、我、腹をいためずとも子は得られたり。世の中の親は余りに動物愛に溺れて真の愛を知らざる故に却て親子の情愛を失するならんと。然るに真の…

未知日記  第五巻   感応術について  テツシン貴尊講義2021.02.02

未知日記  第五巻   感応論   感応術について その1テツシン貴尊講義  2021.02.02  催眠術の法を教ゆるは易けれど、汝ら一般には有害なれば法は省略す。学ばんと欲せば識者の許可を得て秘伝の巻を熟読しなば明瞭に示めされたり。ここには理論のみ説かん。  さて催眠術と感応術との相違は如何にと云ふに、催眠術は魂を疲労せしめて雑念を除去せしめ、魄を誘導する方法、即ち汝等が云ふ精神統一に属する…

未知日記 第五巻感応論  催眠術について  テツシン貴尊講義

未知日記   第五巻   催眠術について    テツシン貴尊講義 2021.02.02   学理の未だ進歩せざりし頃は不思議の術として魔法魔術と称へられたり。是は武道の忍術或は妖術として用いられたり。然るに学者間に於ていささか研究され現今にては医学にも用いられあれど、未だ一般的ならず。中には是を応用して悪質なる行為を働く不逞の徒もありて人を悩ますもあり。ここに一例をあげ是に依て説明を詳しくせん。…

未知日記  第五巻  感応論  有意識感応、無意識感応  テツシン貴尊講義 2021.02.01

未知日記  第五巻    自己感応について 続き    テツシン貴尊講義   2021.02.01   その言葉なき感じなくんば人智は進まず。人としての道は開かれざるべし。汝等は感応とか感じとかに対して、唯充分のわきまへなくして観察なし、是を軽視すれば誤多しと諭せしはここに慎重なる意味を有し、又論議の余地多き事に留意せよ。此智慧の光明こそは霊の働きにして空源力によるなり。是を自己感応と誤り考ふる…

未知日記  第五巻  感応論  有意識感応、無意識感応  テツシン貴尊講義 2021.02.01

未知日記   第五巻   自己感応    テツシン貴尊講義 2021.02.01  一方的感応には自己感応あり。汝等小児時代にありて是を体験したる事ありしならん。そは戸外に遊びし時、過失を犯し帰すれば父母の誡めあるを恐れて門戸に立ちすくむ経験はなかりしか。是即ち自己感応作用の現はれなり。悪人が警官に挙動不審と睨まるるも自己感応の現はれが、警官に感応して縛らるる結果となるなり。汝等は是を良心の呵責…

未知日記  第五巻  感応論  有意識感応、無意識感応  テツシン貴尊講義 2021.02.01

未知日記   第五巻   有意識感応、無意識感応    テツシン貴尊講義 2021.02.01  本題の二個の感応について知りおかずば、先に進んで迷ひを生ずるを以って、先づ是より語るべし。汝等平素他人と談話中に於ても火桶の灰をかきならすとか火桶の周囲を撫で廻す等の行為をなすなすならん。そは心ありてにはあらざるべし。斯ることは汝等には無意識なりと知るならん。有意識の中に行はるる無意識なれば、二個は…

未知日記  第五巻  感応論  魂の感応  テツシン貴尊講義 2021.01.31

未知日記  第五巻   意魄の感応    テツシン貴尊講義  魂の眼鏡にて心の乾板に写し、更に意の印画紙に焼きつけをなして得たる写真は、恰も素人が慰み半分にて映写したる同様にして、不鮮明なる如く、感応作用も亦此理により考ふれば誤なし。  汝等の修養には彼是と参考資料を蒐集するはよけれど、余りに他事にわたれる資料を集めて却て整頓に悩みて、真の思料を紛失するなどの間違ひを生じ居るらてはあらざるか。斯…

未知日記  第五巻  感応論  魂の感応  テツシン貴尊講義

 国々の風俗習慣は即ち気候風土の関係に依って異なる所極めて大なり。従って感応作用に於ても一様ならず。例へば汝等が住む小島に於てすら東西相等しからざるに徴しても明白にその理論は解さるるならん。銘香を焚きて楽み喜ぶに対して葬式くさしと厭ふもあり。感応の相違は是等にも見らる。さりながら銘香の香は相方に同一の感応を送り居るは事実なるべし。されど想像観念に於て変化あるにて、是等に関しては深く考究を要する問…