未知日記 第十一巻 絶対界 第一章 霊空界について テツシン貴尊講義 2021.02.20 例へば世人は物事に対して働かせ居る智慧は、何処より来りたるや心を働かせ見よ。汝の心に一つのものの感じ来る時、その感じが言葉となりて表面化なしたるは、其は肉体組織の力なれど、言葉に組織さるる迄の智慧は何処り如何なる経路にて、肉体に侵入し来りしかと云ふ事に至っては、その源を突き止む…
未知日記 第十一巻 絶対界 第一章 霊空界(但し二流界のこと) テツシン貴尊講義 2021.02.19 もし諸子が住める世界を二流界に改めしむる偉大な科学者が現はれなば、諸子の世界も安全に生活することを得るならん。然しながら諸子の地球は不滅にあらず。何時かは亡ぶる時期到らん。故にもし偉大なる化学者出でて二流界に迄、諸子の世界を構成するに到らしむれば、たとひ地球が亡ぶと…
未知日記 第十一巻 絶対界 第一章 霊空界 テツシン貴尊講義 2021.02.18 汝の生命は光陰に移されて暫くも静止することなけれど、汝に架せられたる汝は永久不変なるが故に変化するものにあらず。光陰に移さるるとは相対性なるが故なり。されど変化して其居に安んずることを得ずとも、絶対性は何処に置かるるとも同様にして、変化なすものにあらず。さりながらその変化なき汝の姿にも、或一種…
未知日記 第十一巻 絶対界 第一章 霊空界 テツシン貴尊講義 2021.02.18 現今諸子の世界に於て或学者は、男女何れにもあれ欲するがままに生れしむることをなし得る学理を、発見なしたりとてその学説を発表せんとなし居れど、是をテツシンに云はしむれば完全なる方法とは云ひ難し。畜生に適用すれば或は百中の十迄は成功するならん。されど是を人間に応用しては百中の一に過ぎざるべし。…
未知日記 第十一巻 絶対界 霊空界 テツシン貴尊講義 2021.02.17 即ち畜生は畜生として永久不変ならば、彼等は絶対その苦患を度脱することあたはざるべし。然りとせば彼等は終生畜生より進化すること難からん。人間に於いても亦然り。苦むものは永久の苦を離るる事を得ずして、はてしなく苦み悶へ、何等施す術を知らずと云ふが如き事あらば、宇宙の自然は混乱するのみにて、永久安きに置かる…
未知日記 第十一巻 絶対界 第一章 霊空界 但し二流界の事 テツシン貴尊講義 2021.02.17 先にセイキョウが語りたる二流界(仮称霊空界)のことについては、既に諸子もほぼ諒解なし居るならん。人類の極致に達すればかくの如き程度迄発達なすことを語りたれど、此処は人間界の極致にして、所謂相対界なるが故に絶対にはあらざるなり。諸子はこの所迄到りなば人間としての最後の場所なれば、…
未知日記 第十二巻 絶対界 霊空界 不滅母霊子について続きテツシン貴尊講義 2021.02.17 此微妙なるものあるが故に、智慧は拡大強化せらるるなり。この両者に保持せられあるが故に、霊魂は永久不滅なることも推してうなずかるるならん。神の世界は何処にあると聞かれなば、是に対して明確なる答へをなすことも得るならん。今は緒言として語りたるにすぎず。されどこの両者のことを正しく認識す…
未知日記 第十一巻 絶対界 第一章 霊空界不滅母霊子について テツシン貴尊講義2021.02.17 基礎的絶対より、中途絶対、結果絶対と、絶対の連続なるによって全宇宙は不変なり。されど宇宙のみの絶対は、中途自然の法則によって作られたるものなれば、即ち中途絶対の部に属す。故に此自然に従へば相対関係は免がれざるなり。所謂宇宙は中途自然の法則を現はし居れど、この自然を今一歩進め…
未知日記 第十一巻 絶対界 巻の一 霊空界 テツシン貴尊講義 2021.02.16 諸子は民主主義とか或は社会主義とか称して種々様々の党派を造りて国を治めんとなし居れど、未だ絶対的の方法は完成なし居らざるが故に、安からぬ日をすごし居ることを見るに徴しても明らかなる如く、諸子は絶対と云ふ事に対して正しき認識をなし居らざるが為、平和を望まれずして今尚相対関係となりて、争ひを続…
未知日記 第十一巻 絶対界 巻の一 第一章 霊空界 テツシン貴尊講義 2021.02.16 所謂空間物質は尽きずしてはてしなし。さればこそ学者は種々様々の発見をこの中より求め居るにてはあらざるか。宇宙は神変不可思議にてきはまりなし。まして全宇宙に至っては云ふ迄もなかるべし。斯く語り来る時諸子は全宇宙には、絶対と云ふ言葉は成立せざるべしとの念を深くするならん。神は全宇宙…
未知日記 第十一巻 絶対界 第一章 霊空界 テツシン貴尊講義 2021.02.15 絶対の意味はその範囲きはめて大きくして一言にて是を云ひ尽くすことは難からん。諸子の思ふ如く絶対とは一に帰することを聯想するならん。一を絶対とし、二を相対として考ふるならば、其は数字の上の絶対を云ふにて、是を他に応用することは是又至難なるべし。人に生れて人にて死す。即ち人より出でて人に帰れば、…
未知日記 第十一巻 絶対界 テツシン貴尊講義 2021.02.14 緒言 セイキョウのあとをうけてテツシン今日((昭和二十五年一月十六日)より此篇を講じて諸子に語らんとす。諸子はテツシンが説を聞きて些少にても得るところあらば我の幸(さきわい)是に勝るものなし。願はくば暫時まなこを向け耳を傾けられんことを ! ここに掲げし題目は絶対界と名づけたり。絶対とは何か。諸子はこの言葉の意…
未知日記 第五巻 感応論 神の分身 テツシン貴尊講義 2021.02.13 神の分身は汝等が霊なり。すべて下界の人は、神より授けられたる神の代理とも云ふべき尊き霊を授けられたる神の代理とも云ふべき尊き霊を授けられあるに不拘、その霊を顧ずして他を求め居るなり。恰も我手に確呼と物を握りしめながら、遺失せしと感違ひして周囲を探し求むるに異ならず。汝等斯る愚を敢てなすなかれ。汝…
未知日記第五巻 感応論 感応の原理 是よりは真の結論とも云ふべき感応の原理について語るべし。今迄の論説は唯感応すると云ふにすぎずして、真の感応の起り来る理論とは意味に於いても亦、原理に於ても趣を異にし居りて横道を歩める感ありしなり。 先づ全宇宙の中心をなす光明界より発したる動気は、不動気を通過するによって不動気は動気を作る故に、動不動に休止なき事は行法に述べたる如くなるが、是に依て光…
未知日記 第五巻 感応論 感応の原理 テツシン貴尊講義 2021.02.12
未知日記 第五巻 感応論 境遇の感応 テツシン貴尊講義 2021.02.12 人は境遇によって感応を異にするは皆よく経験する処なり。境遇による感応あるに依て利損も生ずる事多し。我智慧の及ばざる時、いささか感応が大なる利益となる事もあり。是と反対になることもありて損失を招くこともあるなり。是等の多くには迷信も伴ひ来るは是非もなき事ながら心してまぬがるる道を求むべし。学者…
未知日記 第五巻 感応論 迷信及び正信感応について テツシン貴尊講義 自問自答を行ひつつある時に際しても心に乱れある間は正しき回答を得る事あたはず。心整ひてはじめて適確の回答を得るに至るなり。是迷信と正信感応に属するなり。迷信に陥るは危険を伴ふは理にして、正信を強くするは安全なるは筆舌を要せず。されど世には迷信正信の区を明らめずして、両者を混同して何れが是か非かにさえ迷はされて、…
未知日記 第五巻 感応論 不明の感応 テツシン貴尊講義 2021.02.11 世の中の事柄には何によらず原因ありて、是を究むれば不明と云ひ、又不思議と云ふことあらざるなり。然れども此原因を究むる事を得ずして一言に不明不思議と称して棄却放棄することを敢てなすべからず。感応の中には随分この例多し。唯不明として終らするは、明日をも知れぬ人の生命のみなるべし。さりながら修行修養…
未知日記 第五巻 感応論 天変地異を感ずる理由 テツシン貴尊講義2021.02.11 天変地異を感ずるやについて、汝等は唯迷信より誤認なし居る事多きにすぎたり。もとより神より受けし人体組織には、其力を有するは理なれども、感ずべき理なきものをも感ずる如く誤認し居れる故に、我、是に対して明確にその理を得させんと思ふなり。虫の中にも天候をよく知るあり。人間は却て虫より教へられ居る事…
未知日記 第五巻 感応論 肉体の感応 テツシン貴尊講義 2021.02.10 前にも少しく語りしが天候の変化による肉体感応は気圧と関係ありてこそ低気圧には頭重く、高気圧にて快晴ならば気分すぐるるはみな人々の体験するところなれど、斯る事には余りに習慣に馴れて問題になし居らず。普通の現象と心得居るなり。されど今少しく何故に斯る現象あるならんととの考へを廻らせば、感応の理も亦従っ…