未知日記霊話集 第千二百十二回 絶対界 第五章 神霊界 霊の動静について  原子よりさらにさらに微細なるもの テッシン貴尊講義

ヒロさんが転写されたものを使わせていただきます。


第六章 活動霊子(仮称)と補助霊子(仮称)について P73〜79


 つばめが安息所として羽根を休め居る電線に、一度人間が指を触るれば忽ち焼き尽されて姿を歿す。 現在の人類は是等に関して最早不思議と感ずるもの一人としてあらざるべし。此理を知らざる古来の人類にこのことを語るとも、解することも難く唯恐怖に戦くのみにて、是を神の業とか悪魔のわざとか考ふる能力より他、何等の智慧もはたらかすことを得ざるべし。 諸子は彼等の戦く様を見て無智蒙昧の輩なりと嘲り嗤ふならん。 諸子は事実によって是を認識する事を得るに不拘、是を知らざる古来の人類は斯かることを聞かさるるとも唯かかる事のあるべき道理なしとて耳をかすものあらざるならん。 恰も是と同様の関係にて我テッシンが語る説を聞きても、諸子は斯ることあらじと嘲り嗤ひてお伽噺の如く聞きのがすならば、恰も古来の人類が現在の諸子に対すると同様の関係となるなり。 我等は事実を見聞して諸子に語る。 諸子は是を聞きて疑はず研究せば、軈てはその位置に到達して事実の証明を学理に徹して、認識することを得るならん。 よつて古来の人類にならざるやう注意を与ふものなり。諸子よ。背後に眼を向けず前方に心を配るべし。形を有せざる如く見ゆる落雷が、多くの人命を失ふに不拘、是等に対して未だ完全なる解釈すらなしあたはざる諸子の科学は、未だ幼稚なりとは感ぜざるや。形を有する爆弾を作りて是によって破壊せしめずとも、自然を体得して是を応用すれば、組織も破壊も自由なるべしとは考へざるか。活動霊子(仮称) 補助霊子(仮称)が一体化なしたるものを名づけて、我は不滅母と語りたるなり。諸子が未だ発見なし得ざる電気と云へるものの正体は即ち是なり。不滅母はこの両者の結合せるものにして、所謂陰陽一体化したるものにて、活動霊子は陽に通じ補助霊子は陰に通ず。 人間の魂に対して魂魄と名づけたるその魂(こん)は、活動霊子にして魄は補助霊子と見なすも可ならん。故に魂魄一体化して不滅母となりてここにはじめて霊化せらるると見るも可ならん。
諸子の発見なし居る電子と云ふは、即ち活動霊子によって現はされたるが故に、その電子なるものは多くの場合、陽電となりて光気素のはたらきをなすにすぎず。 活動霊子の中にも陰陽の区別あるによつてなり。 是等のものは如何なる顕微鏡を用いるとも、諸子の肉眼にては到底見きはむること難し。 故に発見することを得ざるなり。 是等に関して一々新らしき言葉を作りて語りなば、解し易からんとは思へど、斯ることをなさば学者めきたる特殊のものとなりて専門的となり、多くの人類には別個のものとして取り扱はるるによって、一々に対して仮名することをなさざるなり。されば言葉の不便より諸子には解し難からんと思へど、想像力を延ばして、斯くあらんかとの考へを以て聞かれんことを望む。

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