未知日記霊話集千百四十二回 光明論 下巻 巻の九 汝等暫く心意魂魄よりはなれて空源体性を霊と見なし、気源体性を魄に、光源体制を魂に見なし、然して空源力を霊のはたらき、光源力を魂(こん)のはたらきに、気源力を魄のはたらきとして考へを廻らすべし テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論       
下巻 光明論 巻の九 
教主講、テッシン貴尊解説
大悟篇  下
第二章 フ ク の門


                  テツシン貴尊 講述
                    

 光には熱を伴ふものと又然らざるものとの二種あり。気に於ても亦同様の関係あり。コゥの門にて二様に別れし光波は其関係あるによつてすべてを焼き尽す恐れなく、又冷却せしむる憂なきなり。此理より考察すれば光にも気を伴ひ、気にも光を伴ふ関係ある事も頷かるることを得べし。是、空源力は気光素を或は光気素を作る源なるによって斯る現象を呈するに至りたるならん。汝等此事柄を汝等の肉体を標準として考察し見るべし。
 心意魂魄悉くが何処にをかれたりとも霊は霊、気は気、光は光に過ぎざらん。然して肉体を支配なし居る処は何処なるかと云はば頭なりと答へん。然らば霊気霊光を作る源なりとせば空源力は頭にありとの理論も一応は成立するならん。頭に空源力がありとせば気光素光気素の所在は何処なりやは自づと知ることを得ん。故に我、暫時心意魂魄を論ずることを止めて最初の巻、自在論に立ち返へりてセイキョウの意志を継ぎてコゥの門とフクの門を合併して講話を進むる事とせん。
 汝等、日本人よ。汝等の国は今何々党何某党と雨後の筍の如く続出しあるを汝等の肉体にあてはめて考へ見よ。然して其は果して正か邪かを考察せば自らその可否は判別すること易かるべし。即ち咽首党胸背党腹部党手腕党脚党等を作り、その党派の主義主張をモットーとして互にゆづらずば肉体は滅亡する他なかるべし。汝等日本人よ。何か忘れ居る一大事をよくよく探ね見るべし。然して忘れ居る物はあらざるかを。汝等頭を忘れ頭を疎かになし居るにてはあらざるか。頭無くして肉体は安穏にして永遠の平和は保たるることは考へ難からん。頭は大切ならん。首胸腹手足は如何に大切なりとも頭の任務は果すことを得ざるべし。我等は多くを語らず。されど現在の有様にして日本の国体は永久栄え得るとは考へ難からん。
 其は汝等日本人の意志に委せて我等が講話を進むべし。汝等暫く心意魂魄よりはなれて空源体性を霊と見なし、気源体性を魄に、光源体制を魂に見なし、然して空源力を霊のはたらき、光源力を魂(こん)のはたらきに、気源力を魄のはたらきとして考へを廻らすべし。然せば自づとコゥの門フクの門の姿に依て心意魂魄霊は語らずとも理解することを得べし。所謂ギョウの門を空源体性とせばコゥの門は光源体制気源体性の二様に別れたる姿となる故に空源力ははたらき又是より光源力気源力が、其々作用を開始するに至りたる事より種々様々の方面に進み働くと知らば可なり。ここに注意すべきは気源体性光源体性に関して気光素及び光気素とを混同すること勿れ。

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