覚者慈音846 未知日記 第六巻 光明論    上巻 光明論 巻の四   第四の明鏡に映る光明界に来たる数多の魂の有様  教主寛大講義

覚者慈音846
未知日記 第六巻 光明論      
上巻 光明論 巻の四     
第四の明鏡に映る光明界に来たる数多の魂の有様            
                  教主寛大 講述
                2019.2.25
                     124番


 次に第五光明界を見すべし。此処は此処は魂の検査所とも云ふべき処にして、霊に導かれて多くの魂魄が出入りなし居る処なり。今一歩門内とも云ふべき処を許されたればよく感謝して見きはめをくべし。かの輝きの優れて光彩を放ちあるもの右往左往しあるは神の下僕にして下界より運ばれし魂魄を洗浄しつつあるなり。然してよきものは第四光明界に送らしめあり。又下界に再臨せしむるなど、此門内のあはただしき雰囲気と種々雑多の魂魄と相違しある事によく眼を定めて見為をくべし。此界に運ばれ来る魂魄は決して不善をなしたるもの一個としてあらざるなり。然れども第四第三光明界に見たる如き清らかなる光の者は稀なるを見るならん。神の下僕に洗はれて光を添ゆるも亦少なし。此門よりふるい落されたる魂魄は又も他の霊に抱かれて命ぜられたる方向に向き行きて再び生れかはるなり。されど此霊は初めの霊とは交替なし居ると知るべし。
 第三光明界に運ばれし魂魄は第三界にて修行の後、第二界に進められ然して第一界へと出入りを許さるれば、神の下僕として召し使はるるに至れば茲に初めて永久不変の安楽となる事を得るなり。第四解り第三界に移されたる者ここにて永遠に止めらるる者と更に進めらるる者、或は第四界に移さるる者もあるなり。又第五界より第四界に移されて更に諸処へまわさるるもの、人界に墜さるるあれば其階級は初めの人間の位置とは異なり、第一流界第二流界三流界に下さるるなり。四流界以下に下さるるは稀なれども、多くの中には偶々四流界の監督の命を受けて任ぜらるるもあるなり。第五光明界迄霊に伴はれて上り来て直ちに追い返へされて他の霊に抱かれてもとの世界に再び帰るもの、恰も入学試験に不合格となりて更に今一年の勉強ならばよけれど、是は今一生涯の労苦奮闘なれば歳月は可なり長かるべし。然るに汝等の世界より此第五光明界迄すら来る者の稀なるは何故なるかを深く反省して考慮し見るべし。汝等の世界の人種はわずかばかりの学問によりて天文地文の一部を知り得たる為に、却って神の存在を無視し世には神などあるべからず、人間こそ神なりなどと考へて己の優越感に慢じ居て向上の一途を上らんとなす者無きによりて第五光明界の門迄すら来る者は稀なり。茲に不思議なることは宗教者は此門に来るべき道理なるに稀に来れる者の中に一人も見あたらぬは如何なる理由なるか。我、汝等に説明するよりも鏡にきかん。

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