覚者慈音845   光明論上巻 巻の四  123番  第四の鏡に映る魂の姿   教主寛大講義講義

覚者慈音845
未知日記 第六巻 光明論      
上巻 光明論 巻の四     
第四の明鏡に映る光明界に来たる数多の魂の有様            
                                              教主寛大 講述
                2019.2.25
                     123番


 今光の波は光明の世界に静に流れつつ運ばれ居れり。汝等の眼にあれは何なるかを知るや。あれぞ天の使命を完全に果し実を結ばせたる報酬として光明界に入るを許されし魂魄にして、今霊の保護を受くることなく単独にて光明界に入界なし居る有様なり。汝等眼に見て唯光と思ふならん。よくよく眼(まなこ)を開き見よ。光の一々の外観は光明にして中心は明玉の如く澄み切りて混濁の影いささかも見えず、其美しき事何に比へんもものもなからん。
 かの数計り難き魂(たましい)の中に汝等が世界の人類の魂は不憫ながら一個もあらざるなりと聞かば、汝等の世界の人類は如何に誤れる生活をなし居るかを悟ることを得たるならん。然して天の広大なる事は唯々驚くの他なかるべし。此流れは際限(はてし)なければ更に廻転せんとす。
 ここに汝等に注意しをくことは光明界には五段階ありて今迄見たる光明界は即ち第三界なり。第二第一は未だ汝等に見ることを許されざるなり。されば汝等は修行によりて第二界を見するを許さるべけれど、第一光明界は到底許さるる事は得ざるなり。ここに注意をしをくなり。
 廻転したる処の光明界は即ち第四光明界にして、始めに見たるとは稍々其趣きを異にす。汝等始めて見たる光明界は外部のみにて内部を見るを許されざりし。今第四の界も内部は見るを許されざるなり。然れども外部の美しき光の内に流れ行くあの星の数多の魂を見よ。先に見たる魂(たましい)は光明に包まれ居たれど今見るものは光明薄くして恰も流星天の川を見るに等しからん。先に見たる魂の使命と、今見る魂の使命とは格段の相違あるに依て、報の点に於ても斯くの如く隔あるなり。されど是等の魂も既に使命を全うして此第四光明界に移されたるなり。然して是等の魂は更に次の如き使命を受けて各界に移さるるなり。今界の裏面を見すべし。見よ! 光明界より流れ出づる魂は八方へ花火線香を見る如く、飛び行き居れるめまぐろしさを! 汝等の眼にはかの光は殆ど一様に見ゆれど眼(まなこ)を凝してよく見るべし。此光の程度は一様ならざる事に心つくならん。あの光の相違こそ使命が其々に異なる役目を持ち居る故なり。かの多くの魂火の中にすら汝等が世界より来りしは僅々三四個に過ぎざるなり。

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