覚者慈音844   光明論上巻 巻の四  122番  第四の鏡を見るための心得   教主寛大講義

覚者慈音844
未知日記 第六巻 光明論      
上巻 光明論 巻の四     
第四の明鏡を見るための心得            

                                              教主寛大 講述
                2019.2.25
                     122番


 第二、天職を全うせば結果に於いて如何なるや。又天職を全うせざる者との相違は如何にとの考へを起すべし。天職天分或は天の使命と一言に云へど是を認識するは至難なり。故に第二流界に在りては幼児をして各種の法門をくまなくくぐらしめて其優れたるを引き伸しつつあるなり。故に白痴にも其天分を見あらはすことを得るなり。汝等も幼児を見ば其智能と技能を看破して宜しく個性を引き伸す道を計りやりて天分に従はしむるよう心がくべし。さりながら是は汝等の後輩なり。今現在の汝等は果して天職を全うなしつつありや。我は百中十を算ふる能はずと信じたり。汝等の中には老年期に在りて未だ天分を知らずして迷ひ居る人を見る。斯る事にて天上界に来る時、其道をも知ることを得ずして浮住界に迷ふならん。一度浮住界にさ迷ひては是より解脱するは甚だ至難にして其苦患は堪え得られるものにあらず。肉体の苦痛は薬石によりて免がるるを得れども、心魂の苦悶は薬石なければ長時の悩みを如何にかせん。思ふだに戦慄すべきことならずや。然れば肉体を有する間に道を求めざるべからず。斯る事柄をも第四鏡を見る以前より考慮しをくべし。
 
 第三として霊と魂心意魄について其区分を明白に知りおくことなり。霊と魂魄との区別、魂魄と心意の区別は相似て等しからず。セイキョウ、テツシン等によって汝等は種々様々比喩を引用して学びたる汝等は、今日に至るも未だ明瞭に其区を明らめ居らざるを我は知るなり。故に今一度汝等に回顧を促すなり。其魂魄心意の区別を己自ら体得して是ぞ魂魄の働き、是ぞ心意の働きとの区を明らむるを得ざるならん。故に汝等は是を考への中に貯へて第四の鏡を見るべし。以上三種の思ひを蓄へて予備となして鏡に対ふべし。然らざれば汝等の向上の道を進む能はざればなり。今、我、第四の鏡を示めして汝等に其有様を教ゆべし。静粛に見聞せよ。

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