終活について

 


 数日前、森永卓郎氏の動画をネットで見た。いつもTVで見る顔と全然違う。コレ、誰? 変なお爺さんが出ている。あれ-、僕の操作ミスで違うところを入力したのかなと思った。詳しい話によれば氏は昨年の12月には立っているのもやつとで目がくらみ、おまけに食事さえも摂ることも出来ない状態にあったそうだ。医師の診断ですい臓がんで末期状態にあると報告された。氏は自分の身体の状態について「自分の身体だから分かる」とした上で「目標を失うと、だめ。何かしたいという強いニーズがないと、生きようと思わなくなる」と述べていた。そして今年の3月ごろには新しい本を出版する段階をいまは迎えているとも言っていた。病院のベッドに寝ながら口述筆記をしているという。なんともはや顔に似合わず凄い気迫と執念の持ち主だ。こんな凄まじい生き様は安穏な日々を当然の如く送る僕達老人に大きな影響を与えることは必至だ。森永さんの病床からの復活を強く祈念したい。神様も天空からその働きを観て、きっと今少し彼に延命措置をとられているに違いない。
 その日、偶々僕の警察官の息子が非番で家に遊びに来た。彼は僕達両親の健康状態を聞く。僕は時々立ち眩みする話をした。先日も眩暈がしておまけに吐き戻し一日中布団の中に呻吟していたことを話した。話は自然とこれからの生き方、終活の話になった。僕は息子に言った。「いざという時には親戚の誰々に伝えてくれ、葬儀は家族葬で充分。坊様は呼ばなくてもいい。お経もいらない。法名は自分でもうすでに作ってあるし祭壇に飾る遺影写真も用意している。火葬の際の骨は一片の骨だけでいい。いや、別になくとも少しも構わない。遺骨などに魂魄は宿らないからだ。葬式の大雑把な段取りは自分自ら早急に組み立てるつもりだ」と伝達した。そして 細かな遺言はこれからPCに入れておくからそれを見てくれ。これではまるで何処かの無神論者の無骨者の言辞遺言の如く思われるかもしれないな。
そこへ本日、孫の雄哉が彼女を連れて来訪。
僕は二人に言った。「式はいつ頃に挙げるつもりなのか。子供が出来たらなら保育所の送り迎えは妻と娘がやってくれるから安心しろ」と。結婚式の祝い金は妻と僕とで少ない年金から少しずつ用意しておくからとも言っておいた。

終活・・・
僕が何年も前からブログに掲載している未知日記霊話集がそもそも僕の終活活動だ。いまはなんとしても冥府である浮住界からの脱出が最大目標だ。いまはそれが僕のささやかな望みだ。乞い願わくば、息絶ゆる寸前まで今までにない程の真剣で厳粛な厳戒の辞を称え、貴尊方に只管おすがりしたいと思っている。頼るべき貴尊方と厳戒の辞を知っていることが僕には最上の幸せだ。今迄尽くしてくれた妻にはこれからも頭がずっと上がらない。どうか僕よりずっと長生きしてくれ。
 何年か前、息子から預かっていた病床の子犬が妻の膝元で可愛い眼だけを動かし、何の不足も言わずそのあとすぐに静かに永眠していった。僕達人間は死ぬ間際まで「医者よ薬よ」と悪あがきする。まるであの子犬よりも悖る人間の所業だ。人が本来あるべき生きざま、死にざまをあの子犬が僕にそっと最後に教えてくれた。
合掌・・・・・

あと数日でいま転記している大霊界が終わる。この大霊界は大宇宙から招集されたとびっきり優秀な覚者達が最後に学ばれる霊界の学問所のようなものだ。次回からは僕達劣等生の殆どの人類が辿る霊界帰還の詳細を説明なされた帰途案内記を掲載してゆきます。これは全文セイキョウ貴尊によるもの。どうぞしっかりとご覧になって腹中に叩き込んでください。僕も真剣です。

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