覚者慈音1063 未知日記 第六巻 光明論  下巻 光明論 巻の九 大悟録 下 第一章 ギョウの門  テツシン貴尊講義

覚者慈音1063
未知日記 第六巻 光明論       
下巻 光明論 巻の九 
教主講、テッシン貴尊解説
大悟篇  下
第一章 ギョウ の門


             テツシン貴尊 講述
               2019.6.17


 先づ汝等に早く合点せしめんが為にいささかこじつけたる比喩なれど左に述ぶる事柄に留意すべし。数字にて一〇一と記す時は〇は無と云はば汝等はうなずくならん。されば〇,〇の場合は〇は何と考ふるや。全部を無と云ふは表面にして是には有と云へる意味の〇とは感ぜざるか。〇,〇は,(コンマは)絶対無となり、二個の〇は相対〇の関係ありと云はば頷くならん。即ち点を隔てたる二個の〇は無より有を引き出すはたらきを有すによって相対無に属す。故に,(コンマ)は無を生み出す無と考ふる事を得るによって汝等は無の意味を少しは諒解なしたるならん。されば〇,〇なる無に於ても無としてのはたらきあり。然してはたらきある以上無も有に帰せしむることを得。此理もこじつけながら解することも無としてのはたらきあり。然してはたらきある以上無も有に帰せしむることを得。此理もこじつけながら解することを得るならん。是等について詳細に語りたけれども余りに長講となるにより省略す。
 されば無も作用ありとの事を知りたれば、此門の理解はおぼろげにても感受するを得べし。即ち0,0とは何事を意味するかと云ふに、,を霊として二個の〇を魂と魄の二性なりと思ひて講義を聞かば従ってすべては判明するなり。もし全宇宙に絶対無と云ふ組織がありとせば、全宇宙には始終ありしと見なすことを得るなり。されど全宇宙は始終なき故に、絶対無と云ふことはあらざるなり。汝等は空間を無と考ふる故に、我等の語る無を誤解するなり。空を無と云ふは言葉の符号なり。言葉のアヤに過ぎざるなり。空は空にして無にはあらざるなり。此門に学ぶ者此理をよくよく認識(わきま)へて見聞すべし。

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