未知日記霊話集千八百二十五回  帰途案内記 NO242 されど二流界の人種ともならば是等の事柄を究め尽して如何なる所に置るるとも、斯る悩みを蒙るもの一人としてあらざるなり。凡てを自然にまかせて鍛へ上げたる人種なるが故に、生老病死おろか、総ての悩みは悉く清除せられて、ここに人類としての全きを得たるが故に、真の安楽を永久味ふことを得るなり。世人と雖も現在のまま其苦みを排除せば、忽ち二流界へ上ること難きにはあらざるなり。早く肉体を有する間に行じをかば可ならん セイキョウ貴尊講義

未知日記 第十巻 帰途案内記       
巻の四
最終の巻 
二流界、仮称霊空界     
セイキョウ貴尊 講述
                     


 地球上の空間に於てもし引力圧力の摩擦なければ、地球は破壊するの他なかるべし。地球の空間に種々様々の黴菌の生るるも、皆此引圧の摩擦より生ずるものにて此摩擦なきに至らしむれば、黴菌等は現はるるものにもあらず、従って他に生物の生存することも難し。是等の姿は一方には益となり一方には害を及ぼすことも少なからず。故に人体に於ても種々様々の変化を来し生老病死の苦を免がるる事を得ざるなり。されど二流界の人種ともならば是等の事柄を究め尽して如何なる所に置るるとも、斯る悩みを蒙るもの一人としてあらざるなり。凡てを自然にまかせて鍛へ上げたる人種なるが故に、生老病死おろか、総ての悩みは悉く清除せられて、ここに人類としての全きを得たるが故に、真の安楽を永久味ふことを得るなり。世人と雖も現在のまま其苦みを排除せば、忽ち二流界へ上ること難きにはあらざるなり。早く肉体を有する間に行じをかば可ならん。め、しいとならば肉眼は暗し。たま、しいならば魂は暗し。しいざる魂を造らざるべからず。
 現在引力説を発表して学者間に珍重せられ居る大学者はあれど、九流界にては既に此学説は説き尽されて小児と雖もよく知り居る事にて、敢て珍らしとするに足らず。今一歩研究せば気光素原理は察せられる筈なり。我等は是等に関して尚語ること多けれど、此学説に関してはテッシン貴尊が語らるる由なるによって多くは語らじ。故に貴尊の説を聞きて此理を明らかに推知せよ。

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