未知日記霊話集千百四十九回 光明論 下巻 巻の九 人間に限らずすべては四線の法則にて保たるるとせば業半途に終らば二満或は三満に終る。是を名附けて三満一欠即ち破壊分解融和を満たせば三満、残るは組織なり。是を果さずば一欠となる テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論       
下巻 光明論 巻の九 
教主講、テッシン貴尊解説
大悟篇  下
第二章 フ ク の門
三満一欠の世界とは



                  テツシン貴尊 講述
                    

 汝等の答への如く完全なる桶の水は洩れざるが故に満たさるれば其以上入るれば溢れてこぼるるならん。然りとせば三満一欠の答へを明確に解決なしたりとは云ひ難し。是平面なるによってなり。故に答へは多方面より考へを廻らすを要すべし。汝等今一度考へを転じ見よ。汝等星を地上に叩き落さんとならば竿を用ゆるも及ばじ。其よりは寧ろ地上に水をまかば星は落ち来らん。汝等考へは思はぬ処にあり。汝等今一度彼が言葉を再読し見るべし。曰く、「天界に来りて何をなさんと考ふるや。すべては三満一欠なるものぞかし」
凡ては三満一欠(三つ満ち一つ欠くるの文字)、我、今答へを与ふべし。汝等の思ひと同じなりしか。されば答へん。
 此意味は極めて簡単なり。即ち三満一欠とは行く者は必ず帰るとの意味なり。凡ては神によって作られたれば使命を果せば願はずとも頼まずとも神に帰る事の得る者を、己の任務を果さずして行半途にして神に復へらんと求むるか。と誡めて立ち去りたるなり。汝等のうちには今少しく詳しく説明せざれば合点するを得ざる者もあるならん。故に理由を語りきかすべし。
 譬喩を用いて語らん。汝等父母或は主人より命を受けて家を出で、目的の地に至り任務終れば、その使命の結果を報ぜんが為に父母或は主人のもとに立ち帰るならん。即ち是によって全く四満の境に達するを得たるなり。然るに使命を果さずして中途より引き返へせば欠陥はまぬがれ難し。人間に限らずすべては四線の法則にて保たるるとせば業半途に終らば二満或は三満に終る。是を名附けて三満一欠即ち破壊分解融和を満たせば三満、残るは組織なり。是を果さずば一欠となる。故に神の世界より出づれば神の世界に帰るは組織なり。されば彼の云ひたるは何れも神に帰る身なれば役目を果して帰れ。使命半途に帰らんと願はば三満一欠にあらずやとさとしたるなり。汝等日常生活に於ても三満一欠の事柄は極めて多かるべし。注意せよ。神より来りて神に帰らずば三満一欠となる。此理も汝等よく考慮して修養せざるべからず。三満一欠の説明によって汝等の世界は三宝界にして一つの欠陥がある事も察するを得たるならん。故に神の世界に帰せざれば四光の円満は望まれざる事も亦併せ知るに至りたるならん。汝等の世界には四欠滅亡のものは尠なからざるなり。悲むべきことならずや。

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