覚者慈音901  未知日記 第六巻 光明論  上巻 光明論 巻の四  おのころ島とは  教主寛大講義

覚者慈音901
未知日記 第六巻 光明論       
上巻 光明論 巻の五 
明鏡篇  その五
第五の明鏡   その2


                教主寛大 講述
                2019.⒊25                        176番


 
 今や、日本の軍国主義は亡びたり。大元帥は亡びたりとも、天皇を亡ぼすこと勿れ。天皇亡ぶれば世界平和は望み難しと知るべし。何となれば他の主義思想にては到底永久の平和は望み難ければなり。
 汝等アメリカを見よ。日本の軍備を廃したるに不拘、自国の軍備を固くしあるを見ても頷るるにてはあらざるか。斯る態度にては民主々義も幾程も経ずして亡ぶるは火を賭るよりも明白なり。
 さて数遊びに於ける奇数の場合を絶対として判定すれば偶数の場合は相対として判定することを得るなり。然りとせば天皇主義は絶対に見なされ、他の主義は相対性として取扱はるるにより、種々の理屈を惹起してここに様々の方向に変化せしめて、永久不変の社会組織を作ることを得ざるにより、国家擁護とか大衆維持とかの口実を因(もと)にして争闘を維持するは是非も無し。されば何日かは平和の夢は結ばるべくもあらざるなり。汝等よくよく此理を翫味して永久不変の平和を計る方法を工夫せよ。道は近きにあり。古来の人の教へにならへば可ならん。
 数字より見たる汝等の国史について考ふれば斯くの如き関係あることを知る。即ち大極分れて両儀、是は独化の神三尊に合ひ、偶成の八尊は八卦、即ち天沢火雷風水山地の関係とも見られ、伊弉諾伊弉冉(いざなぎ、いざなみ)の二尊は天地の配合となる。その他天神七代、十二柱十二律十二ヵ月又三十番神は三十日に相当す。又十二柱の神は百廿気光素の縮小とも見なすことより推理して考察せば、天の浮橋は何処か。其等も推して知らるるならん。是より一層推知せばおのころ島は日本なることは云ふ迄もなく、高間ヶ原は天界を指したること等推知することを得るならん。然してその神々の子孫として天皇は生れたりとの結論に到達したるなれば是によりて完全なる宗教は成立なしたるなり。然るに是を事実化せしめんと様々の工夫を凝したるによりて、却って錯誤を生じて反駁せらるるに至りたるなり。




乾⇒天(六白。青空、大空。その中でも太陽が象徴であり、陽の象徴でもある。)
兌⇒澤(七赤。草木のはえている所と水たまりとが、互い違いに続く湿地。)
離⇒火(九紫。火。火の象徴として太陽が挙げられることもある。)
震⇒雷(三碧。雷。特に春の到来を告げる雷。)
巽⇒風(四緑。風。特に冬の陰気を吹き飛ばす春の風。)
坎⇒水(一白。水。特に川。澤はたまっている水。坎は流れている水。)
艮⇒山(八白。山。動かないイメージの象徴。)
坤⇒地(二黒。大地。陰の象徴。)

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