覚者慈音689  未知日記 第三巻  念力集    伊東慈音

覚者慈音689
未知日記 
未知日記 第三巻      
安楽の巻     
        その2      
            
                 ミキヨウ貴尊講述


 行法に於て貴尊が説かれたる如く信仰なき様々の霊魂は、昇天するを得ずして、地球の空間に浮遊することを示めされたり。汝等の肉体に宿れる煩悩は汝等の肉体を離れざると同様なることを知りたるならん。汝等の肉体は健全ならざるに依て、常に病魔に犯かさるる如く、地球も戦争病の絶ゆることあらざるべし。然れども何によって此病を治癒せしめ、永久の健康を保持せしむる法ありや。医者か? さらば医者は何によりて治するか。薬石なり。その薬は誰によりて作らるるか。又医者とは誰なるか。薬とは何なるかを考え見よ。人間にも医者があれば地球にも医者あるならん。さりながら煩悩を払ふ医者ありや。人間は智者学者によりて払ふと云ふならば、是によって救はれんものは幾何ぞ。妄執の念は尚更とれず。汝等が身体に迷ひてあるにはあらざるか。地球に於ても様々迷える霊魂の浮遊するを、誰の力を以てして是を安住の地に去らしむるかを考え見よ。汝は地球の如く地球は汝の如し。地球の病を治するには医者なかるべからず。又薬石なかるべからず。汝の肉体に於て口は食をとらず。眼はものを見ず。耳は聞かず。鼻は呼吸せず。勝手気儘に個々別々の振舞をなさば、肉体は死滅の他なかるべし。肺は己の領土を拡大せんがために胃を犯し、心臓を攻め肝臓と戦はば、身体の健康を保つことあたはざる如く、国と国との戦ひは却って国を亡ぼす他なかるべし。戦争終りて残るものは精神の悩みのみにして、人類の心理状態の変化より生ずる悪念あるのみ。謂はば戦争最中よりも戦後の状態が却って怖しかるべし。所謂病後の養生法程むづかしきものはあるまじ。
 病中ならば医者の言葉を守れど、病後のいましめは容易に納得して行ふことは難し。汝等自らの辛苦は誰によりて救はるるか、即ち自らの病は自ら治せざれば他によって救はるるものにあらず。他より受けたる薬は一時おさへにして、根本治癒には不可能なることは、汝等も知るところなり。されば一時の気休め療法は却って病状によりてはその根治の妨害となること往々に見る怖れあるなり。己の体内には、神より与えられたる根治の力あることと知るべし。地球の空間も地中との合流によって、空源力の働きはその煩ひを治する力を有すると同様なりと知るべし。
 ここに注意を要することは病苦に念を用いすぎぬよう努力すること、即ち病苦に敗北せざること肝要なり。唯斯くして根治せんと云ふところの念を強くして気光素を作り出せば、その働きによって治癒へ治癒へと道は開らかるべし。悲観は禁物なり。斯る場合に処しても常ににこにこを忘るることなく、信仰の念を深く楽みて修行すべし。




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