覚者慈音629 未知日記 第一巻  自在論    伊東慈音

未知日記 第一巻  自在論    伊東慈音


第四章       四線の応用
第四節          其の2


              インショウ、ミキョウ貴尊講述


 汝等、十指を揃へ見よ。母指を両性とせば残りの八指は四線にして共に左右にあり。行者が手指にて様々の事をなすは四線を調節するなり。斯ることも皆肉体本位より現はれたる現象なり。母指は組織、次指は破壊、中指は融和、無名指は組織、小指は破壊として用いらるるなり。是が用法は行法のくだりに説くべし。
 肉体をはなれ、心意霊の三つを整えよと云うことは易き似て難きなり。肉体にて翼なければ空飛ぶあたはず。霊は自由なり。自在なり。地球も空間に浮遊す。まして霊の如きは自由なり。自在なり。汝が親に問へと云ひしは此事あるによってなり。
「我が夢に、枕頭(ちんとう、まくらもと)に来りて云々」と云へるは、大概、神にあらずしてその者の霊なり。父母なり。斯る事は病苦にて身も心も疲れはてたる人に多く起る現象にして、此事ありて直ちに病苦は拭ひさるるもあり。又安らかに眠るもあるなり。
 此理は両性の結合が知らず知らずの裡に苦悩中に行はれ、気光素の働きに従ひ起ることなり。行者は心身離脱の法と称して修行するなり。又遊魂帰魂の術とも命名さるるなり。一般の人には斯る由なき事を行ずるに及ぶまじ。なし得るとも害ありて益なし。然れども特殊の人のために行法にて示めさるべし。


 



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