覚者慈音585  三世と四世論 天界の設計図とは 滅後迷わざる天界への図面の意 先づ到達すべき所へ今後進むは即ち初旅なるべし。もし汝等初旅をなす時詳細なる図面を得て其によって進むならば彼方此方と迷う事なく直ちに目的地に到達することは困難にはあらざるべし。故にこの理をより考へて我等が汝等にあたふるは即ち滅後迷はざる図面を汝等に贈るなり。是に依て迷はず進まば浮住界の危険は感ぜず、安心して進む事を得ん セイキョウ貴尊講義

               三世と四世論
           未知日記第八巻
           第四の巻
           来世の巻                                    其の136
    第三     無言詞界について
     二     浮住界に到りて                        其2                 
             リョウジャ.セイキョウ貴尊講述


 汝等は科学は科学、宗教は宗教として別個に取り扱うが故にそのはたらく力は個々別々にして小さくせまし。宗教と科学を一体化せしむる事を得ばここに大なる力は現はれて世は益々進化の度を高むるならん。余事にわたりたる如く思うならんも決して然らず。浮住界に到る順序としてよくこの理を認識なし居らずば汝等が現在住み居る地球と浮住界と其々別個のものと考へて却って迷いを生ずる結果となるを慮ってここに一言なしたるなり。此事柄より推定せば浮住界と汝等が世界とは即ち不可分の関係あることも頷き知ることを得ん。今欣情が慈音に語りたる如く地球も浮住界にて浮住界又地球なりとも考へらるるにはあらざるかと云いし如く然あるなり。浮住界は遠からず、近からず、即ち汝等が霊は是を知る。是を知らざるは汝等が心意にして魂魄霊に従へば其にて浮住界の遠近はここに一本化して遠きも近きも距離に又位置に関係のあらざる事を悟ることを得ん。
 我、斯くも婉曲なる言葉を使用するも其曖昧に聞ゆる言葉が汝等の眼より心に運ばれて更に心が迷い読みて更に魂に通じて魂が又霊に徹すれば此婉曲なる言詞が霊に依て完全に組み立られて反対に魂に伝はり心に伝はりてここに始めてそのことばが判明して悟る資料と変ずるなり。是を読む間こそ即ち汝等の心は浮住界に迷うと同様の姿なりと考へ見ば一枚の文書にまなこを移す間も所謂浮住界に置れたる境涯と同様の関係なりと思はば死後ならずとも浮住界の理は悟る事を得るならん。汝等現在地上に生きて其日々々を安全に送る事を得ざるも是即ち地球上の浮住界にて日々さ迷い居るにてはあらざるか。
 汝等初旅にて知らざる所に赴かんとなす時、彼方にては人にたづね、此方にては人にきき漸く目的地に到達する事を得たりとせんか、彼方此方とたづねまわる間こそはすでに浮住界の姿にて目的地に達して始めて浮住界を度脱なしたりと思はば、自づと滅後の浮住界も想像する事を得ん。汝等すでに霊魂不滅の理を認識することを得たらば、先づ到達すべき所へ今後進むは即ち初旅なるべし。もし汝等初旅をなす時詳細なる図面を得て其によって進むならば彼方此方と迷う事なく直ちに目的地に到達することは困難にはあらざるべし。
故にこの理をより考へて我等が汝等にあたふるは即ち滅後迷はざる図面を汝等に贈るなり。是に依て迷はず進まば浮住界の危険は感ぜず、安心して進む事を得ん。是浮住界に至る迄の順序として否準備としてよくわきまへおくことを要す。

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