覚者慈音566

               三世と四世論
           未知日記第八巻
           第四の巻
           来世の巻                                  其の117
     二     肉体滅後の来世    その2                             
             リョウジャ.セイキョウ貴尊講述


 米は米として一代にて亡び来世は米のはたらきとして肉体にはたらく。そのはたらきは米の来世なるべし。人又然あることに思い至らば来世は必ずや何か生存して新しき役目を架せられざるかと考へざるか。即ち霊魂不滅の原理はここより源を発するのさとりを得て、其によって仔細に考案を深くするならば神の使命は如何に深きかを知ることを得ん。要はここに重点をおかざるべからず。わづか一粒の米に於てすら神の作りたるものには生命を与へ居るなり。まして人間に於いておや。死したる如く考へらるる米にすら魂あり。人間に魂なしと云うことあらんや。神は人をつくるに先づ肉体より魂を養育してその魂を更にはたらかせて天界のつとめを更に与へんとなし居ることも頷く処あるならん。然りとせば霊魂は不滅なりとの理由も明らかに推知する事を得ん。さりながら人間を野生のまま育るならば稔らざる米をつくるに等し。是には智慧と云う動力を或は智慧 と云う養分を或は智慧と云う肥料を与へざれば完全の稔りを得る事難しとの理由も従って察するを得ん。ここに又宗教者の説く善因善果悪因悪果の区別も発生することも又察するならん。
 大凡汝等が考へ居る善魔と云い又悪魔と云うも是皆言葉の現はれにして神界には善魔もなく従って悪魔もあらざるなり。唯汝等の世界にのみその区別を言葉によって現はされたるのみなり。悪魔は汝が心に生じ善魔又然あることに思いをはせよ。然る時は悪魔も善魔もすべては消滅せん。汝等下界に肉体をおける間に悪行をなさばその悪行は下界に残る。善行又同様なり。そは下界の来世にすぎず。天界の後生とはここに区分せらるるなり。                                                   

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