覚者慈音559

               三世と四世論
           未知日記第八巻
           第三の巻
           未来の巻        其の111
  第十四      永遠に希望をすつるなかれ                                        其の1                               リョウジャ.セイキョウ貴尊講述


 汝等神の力を信ずる事を得るならば希望は永遠に棄つる事をなさざるよう努力せよ。心意の中に含まれある有機物を沈殿せしめて魂魄と同様のはたらきをなさしむれば魂魄は又無機物を浄化して霊化し、ここに始めてすべてが一体となりて大空に帰す。大空とならば即ち自然の本体を把握する力そなはる。是即ち神の思いに合いたるが故にここにはじめて神界の妙味を獲得するに至るは当然なれど是を知らざる汝等には到底及びもつかずと考うるも無理ならずと思うなり。故に我等は此順路を汝等に知らしむるの役を果さんがために汝等に接近なし居るなり。現在汝等が世界に於て称へられ居るすべての神々とは何かを我等はよく知る。汝等の世界には各国に於て種々様々の神を祀り居れり。然して汝等の云う処を聞けば全知全能の神は人間に於て到底知る事は難し。故に我等より一段すぐれたるものを神として願い求め其によって救はれんとたのみ居るにて、全知全能ならずとも我等より一段上のものを頼まば我等は救はるるなりと称へ居る信仰者は多し。斯る信仰こそ我等は決して止むる勿れと妨げをなすものにあらず。信仰は一段々々と度をたかむるにあらざれば正しき道に入る事難きを知るが故なり。されどその一段すぐれたるものを信じて其が為に却って横道に迷い入りて転落する事を恐るるが故に迷信妄信を戒しめ居るにすぎざるなり。己より一段すぐれたるものを願い一段進まば又一段とあやまらず信仰の度をたかむるならば我等は決してそのものに対して妨げをなすものにあらず、慎むべきは迷信妄信なり。諺に「一犬虚に吠えて万犬実を伝う」と云うあり。所謂迷言も亦広かりて誠言となるやも計り難し。一概に排除することを得ざらんとは思へど大概智慧なき人は考へをあやまりて迷言を誠言に浄化する力なかるべし。誠言もあやまてば迷言と変ずる事も多かるべし。故に是を確信する迄に智慧をはたらかせずば凡ての道理を得ることは至難なり。希望と云うは即ちここに存す。然らば如何なるところに希望を求むるか、即ち智慧の増大を計らんがために希望をつながば如何に! 智慧なくんば凡ての望みは叶い難し。
 智慧とは何か。是を仔細に追究して修行修養なさばすべては空なりとの結論は得らるべし。空とは即ち大自然、所謂神力なるべし。その神力こそ神を知る用具ならん。空即ち大自然この境地に至らばすべての迷いは清除せられん。

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