覚者慈音450

             三世と四世論


              未知日記第八巻
           第一の巻
           過去の巻        其の4
                  
            リョウジャ、セイキョウ貴尊講述


                                  第三          万物の親.肉体の親


 万物の親とは地球なりとは既に語りし如くなり。然して肉体の親とは人間はもとより禽獣虫魚に至る迄個々別々に別れて産みたる親を云うなり。故に禽獣虫魚は云うも更なり、一切衆生悉くは皆汝等の兄姉なりとの理論も敢てこじつけの論説として聞き流すこともなし難からん。されば肉体の父母に於ても地球と同様の関係ありやと云うに其は大同小異なれど、ありと答うるなり。即ち肉体の父は汝等の精神を育て母は肉体を監督するは当然なるに不拘、近代の世相はやや欠くるところ多きを見る。即ち父は家庭にあらずしてすべてを母にゆだぬる故に母は二重の責務を課せられたり。されば母たる人は賢明ならざるべからず。故に婦人は修養によって智識を磨きて男子を凌駕せずば真の婦人とは云い難く、又すぐれたる母とは云い難し。余事にわたりたり。もとに復すべし。所謂大気は霊的を意味し大地は物質を意味す。故に東洋人は古来より霊的に重点を置き西洋人は物質に重点を置きたる結果思想上に於て異なるところ多しと伝へられたり。
 然りとせば東洋人は父に属し、西洋人は母に属すとも見なすことを得ん。されど斯く一方的にては完全なる思想とは云い難し。父のみ母のみにては子は産るるものにあらすが。又育つものにあらず。故に精神的には大気に順歩し、肉体的には大地に従はざるべからず。わけても日本人は西洋文明の悪しき点を取り入れて我身勝手の修養をなしたる結果、朝に道を聞かば夕に死すとも可なりなど云へる教へは何処へやら、今日も金、金、明日も金と他人の食を奪いても私腹を充たさんとなす如き振舞を敢てして世を害する不逞の輩多きは是教育のあやまりし結果なり。武士は喰はねど高楊枝の昔は恋しくはあらざるか。其は兎に角として男子は大気にして女子は大地なりとの理由を会得なしたらば是を如何に応用すべきかを工夫せざるべからず。是を一言にて現はすならば男子は智識をはたらかせ、女子は是を実行に移して用ゆるとの理論に帰せしむることを得るなり。男子の個性は剛にして女子の個性は柔なるに見るに徴しても明らかに推知するを得るならん。男子は外に眼を配り女子は内に思いを致す。其にて男女共に天分を全うす。是こそ男女平等の任務なるべく、平等の人格と云うなり。女子は男子の分野を冒し男子も女子の分野を冒さば是不平等となるは云う迄もなくそは天理に反すべし。心すべきことにこそ。




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