覚者慈音288

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の五                         NO235
大霊界入門記    後編                 
第七、フク 反復門 (仮称) 一名奮起門 (仮称) とも云ふ                                                    その4
                       教主寛大講述


 片思ひはあやまてば争ひとなる。彼は我を思ふと知りて彼の心を利用して、己のみ利を得んとなすによってここに摩擦が生じて争ひとなる。先に語りし寒光熱光の相違はここにあるなり。寒光に化すれば暗となり、熱光に化すれぱ明となる。寒熱程よく交はりて明暗の区一体化となる時は、温和なる光に化すことは云ふ迄もなからん。即ち寒光は減除にして熱光は加乗となるによってなり。故に加減除乗を程よく塩梅すれば平均したる光となるるは当然なり。今や汝等の世界は二分されて一方は減除の方向に向ひ、一方は加乗の方向に向ひ居るによって、何れに和するとも明か暗かの一方に化せらるるによって、ここに中立のものが不安を感ずるは是又当然なるべし。極端より極端に至らばその開きが余りに甚しきによって、中間性にはなやみを生ず。故に融和は得られざるなり。フクの門は斯る事のあるべきやぅなし。程よく調和せられて組織より組織へと向ふによって、常に暖かく寒からず熱からぬ世界は建設せられ居るなり。
 汝等諸子の世界は余りに党派の数多きため摩擦の絶間はあらずして、融和は望まれざるはその原因をたしかむれば、党派本位となるによってなる事は云ふ迄もなからん。党派を多くせば摩擦の度は益々加はる。此理に従ってこの党派を作り、彼の理に従ってかの党を作らば、互に反射力が増すのみにて融和せざるは当然なり。人心の相違あるは国情の遺憾による。是を程よく加減塩梅することは困難なり。されど融和の法をよくよく考ふれば望は難きにあらず。フクの門の人類はこの法をよく々々きはめ尽し居るによって、利害得失は程よく調和せられて融和は完全になさるるなり。一方は理と思ひて組織したるに不拘、他方には其が害となるとの意味より、ここに理屈を惹き起して争ふ如きは真の道理を知らざるが故なり。理は一にあらざれば理とは云ひ難し。されど汝等諸子の世界はこの事あるによって進歩発達はなさるるなり。其は未だ幼稚なる世界なるによってなり。
 フクの門ともならば斯る事のあるべきやぅなし。すべての理を一体化せしめて育て上げ居るによって、毫も過誤を惹き起す愁ひなし。汝等の世界は一方高くれば一方は低くなり、然してその度を反復すれば結局は崩壊する憂ひあらん。されどフクの門は全部が一体化によって向上発達なし居るによって崩壊の憂ひなし。限度を有する汝等の世界なるによって高くならば崩壊す。フクの門の如く限度なければ如何に高くなるとも広くなるとも崩壊の憂ひなし。諸子はこの理を知るや。有物的の考へと空の考へとにはかくも相違あるなり。


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