覚者慈音279

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の五                         NO226
大霊界入門記    後編                 
第六、コゥ 活躍門 (仮称) 一名無不成門 (仮称) とも云ふ                                                   その4
                       教主寛大講述


 近頃日本の国民は八千幾万人かの人類を有し、然して年々百幾十万づつ増加しつつあるによって何十年後には何億人かに増加すると云へる見地より、如何にかして人類を減小せしめんと種々様々の企みをなし居ることを我等はよく知る。狭き国土に多くの人類を繁殖せしめなば軈ては人類が餓死するの他なしと思ひて、不善とは知りながら産児制限とか或は移民さするとか、勝手気儘の暴論をなして、是を当然の如く思はしめんと企む如き、愚昧の徒輩の多きは実に遺憾のきはみなり。是等と雖も不変化自然の法則に従いて事を計るならば、斯る罪悪を犯さずともすべては全きを得ること難きにあらず。たとえ年々幾万増加(ふえる)とも、不変化自然はこれを亡ぼすものにあらず。繁殖したるものは皆其々生命を与へ居るによって、大自然は是を按排して育つることは云ふ迄もなし。その事あるに不拘自然に委せず、人工的に是を行ふが故に却って逆の結果となることは火を見るよりも明白なり。変化自然は一時的の現象にすぎず。不変化自然は半永久的なるによって是等に着目すれば、なしてならずと云ふことあらんや。
 不変化自然はたとえ人口過剰なりとも敢えて愁ふるに足らず。是を変化自然より考察するによって種々様々の罪悪は生ずるなり。又人口過剰となる場合に於ても、変化自然の現はれによって生ずる場合も多し。何となれば汝等諸子の世界には一方には産児を制限し、一方には享楽的より増加せしめ居る変化自然のあるによって、斯る現はれが生じて、却って混乱せしむること多きもすべては、不変化自然の原理を知らざるによって、斯る誤ちを惹き起し居ることは、是又当然と云はざるを得ず。心すべきことなるべし。いささか余事にわたりたり。されど大霊界を語るには是等の事柄を、明らめをかずば解すること難きによって語りたる迄なり。されば我等は斯くせよとか命令的に語るものにあらず。
 大凡コウの門に入りたるもの、汝等諸子の世界より見る時狭き所にあまりに多くの集合あるに依って、若し是が汝等の世界ならば人口過剰として撲滅を計らずば国土が狭くなると云ふ心配もあらん。されど是等の世界は尚今今後益々増加することは、不変化自然の法則より却って悦ぶべき現象となるなり。この界には如何に多くの仏達が集るとも、人口過剰と云ふことのあらざるによってなり。繁殖すればする程界は益々栄え行くによってなり。若し人類のみにてこの界が全く足ぶみも出来ざる程ともならば、その繁栄の増大して益々繁栄の加はることは云ふ迄もなし。この意味が汝等諸子には如何に感ずるや。例へば汝等諸子は娯楽のために多くの人集りたる時、中に居る人が耐え難き苦痛を感じて眩惑などの思ひを起して苦むならん。是を想像せば到底大霊界の説明を如何に語るとも、諸子には想像することもなし難からん。






 

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