覚者慈音274  未知日記講義第一二巻 大霊界 ギョウ 実地門 (仮称) 一名就業門 (仮称) 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の五                         NO221
大霊界入門記    後編                 
第五、ギョウ 実地門 (仮称) 一名就業門 (仮称) とも云ふ                                                   その7
                       教主寛大講述


 己より求めて進むと、命ぜられて従ふとの二道に別るる時は光気素となる。是等は恰も往復の線路を作りたるに他ならず。故に行けばかへり、帰れば往くと云ふ二道にまたがるが故に、相互一体化なすことを得ず。汝等諸子の世界はこの方法によって治め治められつっあるによって、一方は是と云へば一方は非と云ふ。是非の区別ある以上論議は尽きざるなり。是光気素の政治にして互に己を固守してゆずらず、果は争ひとなるの他なきなり。気光素は彼我の区別なく互に一致したる道に進むによって、我も是なりしとし彼も是なりとする一体和合の交はりなるによって、是非の争ひは生ぜず。又往復共に自由なれば行かんとせば到り、かへらんとすればかへる等々、すべては自由にして衝突などの心配は毫もあらざるなり。故に世は安楽なり。平和なり。彼我一体の境地は先づかくの如し。是を気光素の法と云ふなり。光気素と気光素との相違は生と死の其の如し。順逆一度あやまてば斯くの如き結果を惹き起すことあるによって、早くめざぞめて気光素の方向に向はんことを心がくべし。
 とにかくギョウの門よりは皆其々専門的の任務に順ずるによって、四大前門にて学びたる学徳によって其を応用し、更に進んで専門的の業務に励む結果は退歩せんとなすとも及ばず、唯進む一方に化せらるることは、汝等諸子と雖も想像することを得るならん。汝等諸子は他より奨められて事に当らば、中途挫折すること多かるべし。又己より求めて事にあたるとも意の如くならざれば、是又中途にて放棄することもあらん。されどギョウの門の仏達は己に求むるにもあらず。又命ぜらるるにもあらずして、一体化の順路を歩み居るがゆえに、中途挫折する如き心配は毫もあらざるなり。恰も安全なる飛行機に乗りて空を飛び往くに等し。周囲の風景を眺めながら何時とは知らず、最高地点に安々運ばるると同様の姿と見るもよし。されど汝等諸子の世界の飛行機汽車汽船は、光気素のそなはりなるによって分時も油断はなりがたからん。呵々。
 兎に角光気素と気光素は順逆の相違あるによって、用法の如何によっては一体化すると、分離されるとの関係によって、非常なる相違あるなり。汝等諸子の世界の如く光気素の法則に従って、すべての事にあたり居りては、地球再建は望まれざるのみか、却って破滅の方向に向ふの他なかるべし。是を建設の方向に向はしむることに尽力せば、気光素となりて望みの如く再建はなし遂げらるるなり。故に現在の方向を逆に使用せば、目的の達成することは火をみるよりも明らかなり。ギョウの門の人達はすべてをわきまへ居るによって、建設より建設へと欲するがままに行動なし居る姿を我等は悦ぶ。汝等諸子早く眼をこの方向にむけよ。

×

非ログインユーザーとして返信する