未知日記講話集  大霊界 光明の人とは   教主寛大講義

大霊界とは神の世界か    第十二巻  大霊界        その3                                                   教主寛大 講述



 記録盤(仮称)より外さるる程度の修養修業こそ望まほしけれ。記録盤に記されある間は何等かの必要ありて残され居るなり。記録盤の要なければ既に其はぬぐひ去られて、再びその位置に戻さるるものにあらざるによってなりと知るべし。汝等諸子は罪業消滅して、再びその罪業に染らざる底のものに化せられて天界に来りなば、記録盤よりぬぐい去らるることも難きにあらず。是等は宗教くさしと考ふることなかれ。是には深き理由ありてのことなり。自由を得られざる人は何かそこに妨げありて、そのものに囚はれ居るによって自由は得られざるなり。妨げなければ自由は得らる。妨げとは即ち罪なり。己に求めて作りたる罪なれば、己によってその罪を償えば、妨げは取り除かれて自由となる。是自然の法にして神より罰せられたるにはあらざるなり。罪を作るは自然の大道を知らざるが故なり。傍道に外れて茨に衣を引っかけ、或は足を傷くる等横道を歩むによってなり。正しき道を歩み居らば斯る過失は、犯すものにあらざることは諸子も察せられるならん。又も横道に入りたり。もとに復すべし。汝等諸子に今一つ迷ひをおこさしむる事柄あり。其は他ならず。汝等諸子は暗き所を歩むにあたって灯火の必要あらん。されどセイキョウ。ミキョウの如くならば全宇宙は自由自在に明暗の区を厭はず闊歩することを得るなり。何となれば彼等は光明の人と化せられ居るによってなり。己より光を放ちて歩むに何ぞ、明暗の区を考ふる必要あらんや。このことを知るならば諸子も修養修業して早く光明の人となるべし。黄色白色何のものかは、斯ることに囚はるることを止めよ。不滅の光明を己がものとせば、其れにて大霊界の門を許さるる事と知るべし。肉体を有する間に是を授けらるる人とならば、最早大霊界は許さるること疑ひなし。
 全宇宙は即ち汝等が住居として定められたる所なれば、とりもなほさず汝の住居する所は全宇宙なるによって、己が欲する所に居を占むる事を得るによって、何処に至るとも其は汝等の心任せなり。故に全宇宙を汝のものとせよ。又全宇宙は我ものなりとの思ひを深くすべし。彼是迷ふの要もなからん。過去は終りて現在となり、現在終りて未来となり、その未来は現在と考へ居る間は、全宇宙の理をきはむること難し。修養修業は過去現在未来の要あらざるなり。過去現在未来を考ふる間は、全宇宙を我ものとなすこと難し。

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