未知日記霊話集千八百四十八回  三世と四世論 NO266 霊は肉体の発育をも監督なし居りてその発育の程度に応じて魂(こん)を注入しつつ四五才迄に魂は注ぎ入れられ、然して魄を移し終るは十才なりと伝へられたり。故に幼児は魂(こん)のみのはたらきなるが故に動物性と学者間に称へられあるなり。魄加はるに及んで次第に人間性となる セイキョウ貴尊講義

                 三世と四世論         未知日記第八巻           第一の巻           過去の巻        其の22 第十九    先づ人根を明らめよ                   リョウジャ、セイキョウ貴尊講述  未来を知るには先づ過去を調べをくの必要あるなり。汝等も一度は赤子の時代はありしならん。然りとせばその時代の心持ちの如何ありしかを知…

未知日記霊話集千八百四十七回  三世と四世論 NO265 汝等は神の恵によって受け難き人間となりたれば、愚なりとも人として生れしことに対しては喜ばざるべからず。然してその喜びと共に前途の希望を抱きて人間としての任務を完全にはたしをかんと心がくべし。たとへ滅後は如何あらんとも任務は任務なり。その任務は己に架せられし天の使命なれば臨終にあたって心残りなくんば眠りは安からん セイキョウ貴尊講義

         三世と四世論         未知日記第八巻           第一の巻           過去の巻        其の21    第十八    生の執着を喜びに変へよ                    リョウジャ、セイキョウ貴尊講述  汝等この世に生をうけしは父母ありしに依ってなりとは小児と雖も知るところ、されど其以前は何なりしかと聞かれたれば智者も学者も答うることあ…

未知日記霊話集千八百四十六回  三世と四世論 NO264 汝等臨終を遠く考うる故に平素と切りはなして処理すれど日々は臨終なりとの観念せば朝夕その心して業務に励みてあとに心を残さざるよう整理する人とならん。この事は既に貴尊が行法に於て説かれたり。我、もとより重複を承知にて今少し語るべし。兎に角今日は臨終なるが故に役目ははたしをかんとの思いにて業務に励むべし セイキョウ貴尊講義

          三世と四世論          未知日記第八巻            第一の巻            過去の巻        其の20 第十七    生中の生死 死中の生死                    リョウジャ、セイキョウ貴尊講述  人間一生昼夜を生死と見なすならば即ち其は生中に生死ありの例としてうなづくところあらん。されど斯る浅薄なる事に依って正しき生死を明らむ…

未知日記霊話集千八百四十五回  三世と四世論 NO263 財宝のあるにまかせ一生ほところ手して暮らす人は空しき生に属し、又資産を悪用して遊惰に暮らすものは空しき死に属すなり。是等の類よりすべてに適用して判断せば可ならん。是等については後にミキョウは因果論に於てくはしく説明するならん セイキョウ貴尊講義

                 三世と四世論         未知日記第八巻           第一の巻           過去の巻        其の19     第十六   空しき生死とは如何                   リョウジャ、セイキョウ貴尊講述  世人の中には金のあるにまかせて豪奢の生活をなして他を羨ませ其に依って優越感を満喫して得意がる不所存者あり。斯る徒輩あるに依っ…

未知日記霊話集千八百四十四回  三世と四世論 NO261 昨日は過去、今日は現在明日は未来即ち来世なることに留意せよ。否其にても未だ正しからず。一分前一分後を考へて考究せよ。否一秒を以て考究せば来世より来世へと移されつつあることを見るならん。是等のことより考へて汝等は生に順ずるか。死に順ずるかを定めよ。滅後は一秒時にせまれり セイキョウ貴尊講義

                 三世と四世論         未知日記第八巻          第一の巻          過去の巻         其の18   第十五   生に従うか、はた死に従うか                   リョウジャ、セイキョウ貴尊講述  汝等よく口にする生は難く死はやすしの言葉は如何なる意味の生死に使用する言葉なるか。我の思うところにては肉体の死活を云うなら…

未知日記霊話集千八百四十三回  三世と四世論 NO260 汝は死したる学問をなしたるにて、生きたる学問にはあらざりしなり。書を焼きて何になるか、又旅をなして何になるか又死して何になるか、追へども追へども疑問詞は果ながるべし。もし汝生きたる学問をなし居たらんには此疑問詞はあらざるなり セイキョウ貴尊講義

                 三世と四世論         未知日記第八巻            第一の巻            過去の巻        其の17 生きたる学問 死せる学問とは     第十四   人間市見学の様々                     リョウジャ、セイキョウ貴尊講述  人間市を見学する人の中に種々様々ありて市内に一歩を印して直ちに引き返へすあり。又聊か見物…

未知日記霊話集千八百四十二回  三世と四世論 NO259 人間市と云う大都会をくまなく見学して軈て天界と云う大海原にのり出す船の旅に移さるるなり。然るに人間市に長く止まりて空しき月日を過ごし居る時は己の行くべき船は出帆して取り残こさるれば余儀なく昔の古巣に舞戻るの余儀なきに至らん。されば早く人間市を見学して己が乗るべき船におくれざるやぅ準備するの必要あらん セイキョウ貴尊講義

         三世と四世論         未知日記第八巻            第一の巻            過去の巻        其の16 第十三    生死は明らむるを得ざるか                  リョウジャ、セイキョウ貴尊講述  世に生をうけて天の自然、地の自然に従いて成長しその自然がなすがままにまかせて滅するならばその滅するは自然にして生存者の智能にて何をもなした…

未知日記霊話集千八百四十一回  三世と四世論 NO258 自殺者は生の苦痛に堪えかねて死すれば安楽ならんとの観念より決行するなりと思うなり。もし自殺者にして生中の苦しみより死後の苦痛は大なりと聞きたらば決して自殺はなさざるならん。宗教者は極楽天国を語る一方、自殺を罪悪として止めあれど 弥陀をたのみ、キリストをたのめば極楽天国の安楽ありとして却って自殺者を誘う手引きともなりたるは是非もなし セイキョウ貴尊講義

                       三世と四世論            未知日記第八巻            第一の巻            過去の巻        其の15     第十二    生に執着と死の恐怖                     リョウジャ、セイキョウ貴尊講述  人は一度生をうけて誰か死を好むものあらんやとは世人の口にする処、否口のみにあらずして行いの上にも…

未知日記霊話集千八百四十回  三世と四世論 NO257 汝等の生死とおもうは肉体を地上に一時にても長からんを望む生死なるが故に殊更迷いは解きがたし。長く生きんと希むも迷いにて早く死せんと思うも亦迷いなり。生死を源にかえせば即ち空の一事に帰す セイキョウ貴尊講義

                   三世と四世論          未知日記第八巻            第一の巻            過去の巻        其の14     第十一    生死に関する論説               リョウジャ、セイキョウ貴尊講述  生死に関しては教主及び貴尊、又我等に於ても語りたれば汝等もいささか学ぶところありたるならん。さりながら事実に直面せざれば信…

未知日記霊話集千八百三十九回  三世と四世論 NO256 「本来の面目坊の立姿、一目見しより恋となりけり」即ち恋は同化の発芽なり。成就して完全同化となる。即ち成就とは感応なり。故に円海は天界に焦がれて老衰する結果感応して思いを遂げたるは全く成功したるなれば、円海こそは大なる恋愛決行者なり。汝等この理を知らば同化感応の理由も認識なしたるならん セイキョウ貴尊講義

                         三世と四世論           未知日記第八巻            第一の巻            過去の巻        其の13     第十     同化感応について                            リョウジャ、セイキョウ貴尊講述  同化感応には人智の及ばざる不思議の現象の現わるるものなり。夫婦が完全同化したる場合…

未知日記霊話集千八百三十八回  三世と四世論 NO255 汝が従来快しと思わぬ人が立身出世したりと聞きて本心より喜び居るかをたしかめよ。真に喜ばしく感ずるならば半ば成功したるなり。されど喜ぶのみにては完全にてはあらざるなり。其感謝となりて現わるるに及んではじめてその全きを得るなり。この境涯に至らば頭腹一体となり、身心霊三密具足す。故に内外の区別はあらずして一切すべては同化して一となると知るべし セイキョウ貴尊講義

         三世と四世論          未知日記第八巻            第一の巻            過去の巻        其の12 第九     何故に同化の必要あるか                    リョウジャ、セイキョウ貴尊講述  天に交はりて同化せざれば天を知るあたはず、地も亦然あるなり。されば同化の大切なることは云うまでもなし。是は余りにも茫漠としたる理論なれ…

未知日記霊話集千八百三十七回  三世と四世論 NO254 感謝の心、即ち是こそは同化の種子に相当するなり。是が芽を出して拝みとなり、拝みが成長するに従いておもいやりと云う枝を生じ、有難し勿体なしと云う花を開き同化感応の実を結ぶに等しと考へて然るべし。大地にのみ従えばむさぼりの心増し大気にのみ囚はるれば不安の思い増すと説かれあるを汝等も聞きしことあるならん セイキョウ貴尊講義

                     三世と四世論           未知日記第八巻            第一の巻            過去の巻        其の11        第八  同化の手引き                    リョウジャ、セイキョウ貴尊講述  さてものに対して同化するには何か一定の方法ありやとの質問ならん。是に対して不滅界の習慣より消滅界に適用して最も…

未知日記霊話集千八百三十六回  三世と四世論 NO252 例えば汝は孫を儲けて後此世を去り、その孫が成長して儲けたる子は汝の再来なりと仮定して考究し見ば如何あらんか。即ち汝が孫としていつくしみたるは、今は汝の親としていつくしまる結果となり、又尊び親しむ親なるにはあらざるか  セイキョウ貴尊講義

               三世と四世論             未知日記第八巻            第一の巻            過去の巻        其の10        第七  何故祖先を尊ぶや                      リョウジャ、セイキョウ貴尊講述  汝等も時来らば夫となり、或は妻となり、さては父となり母となり祖父となり祖母となるは順なるべし。はじめより祖父母…

未知日記霊話集千八百三十五回  三世と四世論 NO252 白痴は精神の奇形児なり。然して精神不具者は肉体不具者の比にあらずしてその数はきはめて多し。汝等その不具者の一人にてはあらざるか。然るに汝等はその点に留意せざるにかかわらず肉体のみ囚はれあるは悲しむべきことにあらずや  セイキョウ貴尊講義

          三世と四世論          未知日記第八巻            第一の巻            過去の巻        其の9        第六  親より祖父母え順ぜよ                     リョウジャ、セイキョウ貴尊講述  大凡肉体的観察と精神的観察との相違より世の中の人類観の法則には実間的と空間的との対立によって是非の区別明らかならざること多し。…

未知日記霊話集千八百三十四回  三世と四世論 NO251 奇形児に関して世間の多くは母の責に帰せしめ居るを見て、我等は不憫に感ずるなり。責は母にあらずして父に多し。故に責は父にあるなり。詳細はミキョウより聞くべし  セイキョウ貴尊講義

                        三世と四世論             未知日記第八巻            第一の巻            過去の巻        其の8        第五 大地大気の感ずる理由                     リョウジャ、セイキョウ貴尊講述  日あり、光あるによって地球は昼夜の別ある如く絶対性のめぐみを受けて生存する人間なるが故に、生死…

未知日記霊話集千八百三十三回  三世と四世論 NO250 この事柄より推理せば全宇宙は生の連続なりとの結論に達すべし。然り、然あるなり。即ち生より生へとはてしなく続くなり。我、自在論に於て空源体性と仮称したりしも是を一言詞すれば生の一事に帰するなり。又霊と云うも霊根と云うも亦空と云うも帰するところは、即ち生を指すなり  セイキョウ貴尊講義

                       三世と四世論         未知日記第八巻            第一の巻            過去の巻        其の7        第五 大地大気の感ずる理由                    リョウジャ、セイキョウ貴尊講述  先に我等が語りし如く地球と人間の組織は同体一如にして不可分の関係あるなりと説きおきたり。是等の理由は光明論…

未知日記霊話集千八百三十二回  三世と四世論 NO249 西洋音楽は現実的なれば大地に属する母の音楽なりと知りて研究鑑賞せば可ならん。何れ是等については又々語ることもあるならん。其兎に角、西洋人は実間的よりすべてを明らかならしめんと謀り、東洋人は空間的にして想像によってものの理をきはめんと謀るところより西洋人は実行力に強く、東洋人は想像力に長けたる現はれとして、西洋人は知能すぐれたる如く思はるるなり  セイキョウ貴尊講義

                         三世と四世論           未知日記第八巻            第一の巻            過去の巻        其の6 リョウジャ、セイキョウ貴尊講述      第四 常に親の行動に注目せよ  物云う親は汝等に言葉ををくりて教ゆれど、もの云はぬ親は自然の変化によりて汝等を育成す。されど汝等は是を知らず、否知らんとはなさざるなり。問…

未知日記霊話集千八百三十一回  三世と四世論 NO248 我等の語り居れる地球の親にかへり、祖父母の太陽の威徳を知りて暗の夜を明るくし人類に光明を輝かさば啼かぬ鳥も、啼く鶯の声とならん。かくならば前の短歌も影失せて、「初春に啼く鶯の声きけば、生れし今の親ぞ尊き」ともならんか  セイキョウ貴尊講義

三世と四世論           未知日記第八巻            第一の巻            過去の巻        其の5 リョウジャ、セイキョウ貴尊講述        第三  万物の親.肉体の親  我、斯る事を論ずれば思慮浅き学者達は大人気なき愚説を披露するものかなと嘲笑して面をそむくるならん。さりながら是等の説を語るには決して無益の雑話にあらず。汝等心静かに聴きて粗略に考ゆること…

未知日記霊話集千八百三十回  三世と四世論 NO247 父は家庭にあらずしてすべてを母にゆだぬる故に母は二重の責務を課せられたり。されば母たる人は賢明ならざるべからず。故に婦人は修養によって智識を磨きて男子を凌駕せずば真の婦人とは云い難く、又すぐれたる母とは云い難し  セイキョウ貴尊講義

三世と四世論           未知日記第八巻            第一の巻            過去の巻        其の4 リョウジャ、セイキョウ貴尊講述 第三 万物の親.肉体の親  万物の親とは地球なりとは既に語りし如くなり。然して肉体の親とは人間はもとより禽獣虫魚に至る迄個々別々に別れて産みたる親を云うなり。故に禽獣虫魚は云うも更なり、一切衆生悉くは皆汝等の兄姉なりとの理論も敢て…

未知日記霊話集千八百二十九回  三世と四世論 NO246 大地を母と見なし大気を父と見なして推知し見よ。先に述べたる太陽の子は地球にして汝等は地球の子なりとの意味より考うれば汝等は太陽の孫に相当するならん。然して汝等の父は大気にして母は大地なりとの意味より考へを進むれば従って三世の意味もおぼろげに判明し来るならん  セイキョウ貴尊講義

三世と四世論               未知日記第八巻            第一の巻            過去の巻        其の3 リョウジャ、セイキョウ貴尊講述        第二  父の徳、母の徳  汝等は父母の何なるかについては既に熟知なし居るならん。されど古来より種々様々の論説に迷はされてその是非の判断に苦しむことも亦少なからざるべし。即ち天の父地の母の恵と聞かされて日月を父…