未知日記霊話集 第千三百四十六回 大霊界 巻の一 故に行き詰りのなき空在的の実にあらざれば、智識の延長はなり難し。ここに於て正しき推理力の必要にせまらるると承知せよ。余事は兎に角予備道場に於てすべての学徳そなはれば、ここにはじめて無言詞界の門に入ることを許されるなり 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界  巻の壱                                NO 30                              一方無言詞界に進みたるものは如何   その8 予備道場について                   教主寛大 講述  汝等衆人の智識は余りに鈍し。故に導くものも従ってその程度に対してあたらざるべからず。汝等衆人の智識増大すれ…

未知日記霊話集 第千三百四十五回 大霊界 巻の一 予備道場の中にはすべて理より理を以て教へをなす故に、空は実となりて誤つ事なきなり。無言詞の問ひに対し、無言詞の答へをなし居るもの、理に合はざる事を考ふるならば、その誤ちを正して是を導く。例へばこの種子は如何なる芽を出し、如何なる姿を整へ、如何に成長して如何なる実を結ぶやと云ふ無言詞の問に対し、この種子の成立は是と是との化合によりて組織せられたるものなれば、それ等の作用の力が斯くなるによって斯かる姿となり、・・・・・ 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界  巻の壱                                NO 29 その7      一方無言詞界に進みたるものは如何    予備道場について 未来学研究所ともいわれる                 教主寛大 講述  如意界と無言詞界との間の予備道場に於ては、謂はばある一種の未来学研究所とも云ふべき場所にしてこの所に於て行ずる事柄はすべて感じに依…

未知日記霊話集 第千三百四十四回 大霊界 巻の一 円海が来たりて行ぜし所は即ちこの場所なり。この場所より更に許されて無言詞界に入り、始めて昇天の行全きを得たるなりと知るべし。慈音はこの場所の見学を許されたれど、未だこの所にて行ずることは許されざるなり。汝等衆人の如く下界に置かれありとも、行力すぐれたらば斯る処に引き上げられて、修養修行することも得らるると承知せよ 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界  巻の壱                                NO 27         その5      一方無言詞界に進みたるものは如何   その2            教主寛大 講述  我今見んとすれば見られ、聞かんとすれば聞かれ、語らんとすれば言はるると説きたれど、是は行ずる者の意志によってのみ現はるる現象にて、もし上位のものよりふさがるれば見…

未知日記霊話集 第千三百四十三回 大霊界 巻の一 この所は汚れし者の来るべき所にあらず。悪魔外道は影をも見すること難きが故に、追ひ払はれて来ることなし。故に何ものにも犯されず、安楽の場所なり。肉眼肉耳肉口の必要なくすべては通ず。故に全宇宙は一目瞭然として見られ、すべての音声は一時に聞え、一声万方に伝はると云ふ不可思議なる場所なれど、この所は修養修行の道場なるが故に、長く止まることを許されざるなり 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界  巻の壱                                NO 26                          その4      一方無言詞界に進みたるものは如何   その1              教主寛大 講述  我等、よく聞く言葉なるが、同じ生くるならば太く短くとも可なり。その日その日を安らかに暮らす方がましなりと称して悪しき行ひを敢…

未知日記霊話集 第千三百四十二回 大霊界 巻の一 汝等諸子は釈迦が生れし時七歩歩行(あゆみ)て、天上天下唯我独尊と語りしは、神とか仏とかなるが故なりと思ひ居るならん。九流界の最低位に置れたるものにして生れながらに、己に架せられたる任務に服すと云ふも、恰も釈迦の其と同様の関係なりと知らば、如何に汝等の世界と九流界との相違の甚だしきを感ずるならん 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界  巻の壱                                NO 25 如意界をはなれて何処に行くか   その3                      教主寛大 講述  入魂して移されたる魂は、一時的にして是は永久ならざるなり。入魂したる魂はその階に於て暫く任務をなし業終はらば、引き上げられて又も無言詞界の行に服するわづかの間なるによって、長き任務…

未知日記霊話集 第千三百四十一回 大霊界 巻の一 九流界の下位に移さるる魂の中には、母胎を通じて生るるもあり。又相当の人種に入魂するもあるなり。是等は上中下の階悉く同様なりと知るべし。九流界の最上部に置るる魂は、或一定の形を作りて現はるるも稀にはあるなり。八流界以上の階に進むものは大旨形を作りて現はるる者多し。されど八七流界と雖も母胎をかりて、現はるるものも亦少なからずあるなり 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界  巻の壱                                NO 24 如意界をはなれて何処に行くか   その2                     教主寛大 講述  座禅するも拝みなり。静座するも拝みなり。手を合わせ頭を下ぐるのみは拝みにあらず。禅宗の言葉に平常心是道と云ふあるならん。平常心とは心を平らにして乱さずば、即ち道に合ふとの教へなるべし…

未知日記霊話集 第千三百四十回 大霊界 巻の一 完全なる魂を与へられながら、人は人としての本分に服さず、人間の任務を粗略にして動物の行為をなすことにのみ汲々たるによって、天界はおろか選魂界にすら入ることあたはざる底の人の多きは、実に嘆はしきことならずや 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界  巻の壱                                NO 23 如意界をはなれて何処に行くか   その1                                 教主寛大 講述  我等と雖も日々拝みを休みしことなく持続なし居るなり。何を目的として拝むとか、何に希望を抱きて拝むとか云ふ如き片寄りたる拝みをなす勿れ。我、汝等の拝みを見るに片…

未知日記霊話集 第千三百三十九回 大霊界 巻の一 拝みとは感謝のみにあらず。憎悪にも拝みあり。所謂かなはぬ時の神頼みと云ふ境地に至らば、拝みは頂点に達す。言葉ありての拝みは未だ完全なる拝みにあらず。拝みは無言詞ならざるべからず  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界  巻の壱                                NO 22  如意界終はりて後は如何   その5                          教主寛大 講述  総じて人は筆舌の及ばざる観念に囚はれて、心の中に何かしみ入りたる時、名伏すべからざる思ひに感激する例は少なからずあるならん。その時涙の湧き出で来る程、喜悦の感じに化せらるるは歓…

未知日記霊話集 第千三百三十八回 大霊界 巻の一 されば拝みすると云ふ一つの方法を考案して、それによってその道を歩み居らば遠きも次第に接近して、はじめてその居に達すべし。他に心を移すは迷ひなり。道は拝みなりと心得て進むべし 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界  巻の壱                                NO 21    如意界終はりて後は如何   その4                                           教主寛大 講述  如意界に於て種々様々の事柄を考ふれば、意の如くになると云ふも、すべての原理は悉くこの理に基く。我と慈音との場合、我は無にして慈音は有なり。…

未知日記霊話集 第千三百三十七回 大霊界 巻の一 天界は広大無辺なり。地球は長からず、軈ては亡びん。亡びざる天界に入らんとするならば、何を以て是に到らしむべきかに思ひを廻らせよ。肉体も亡び地球も亡ぶ。されど何ものか亡びざるものの残存なし居るとは考へざるや。空は亡びず。亡びざるが故に今尚新しき世界は、現出なし居るにてはあらざるか。太陽系宇宙は明滅して現はれては消え、消ては現はる。されど空は平然として変化することなし 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界  巻の壱                                NO 20    如意界終はりて後は如何   その3                                            教主寛大 講述  テッシン、セイキョウは衆人に告ぐるに、信は拝みなりと教へしに対して、諸子は認識なしたるや。我の見る所にては、汝等の拝みは願ひなり。信を得…

未知日記霊話集 第千三百三十六回 大霊界 巻の一 汝等衆人よ。疑ひと云ふ扉を開きて、信疑の正しき扉に変へよ。然らずば疑ひの扉は完全に開らくこと能はざるによって、信の直を入るる力なし。正しき信疑は自由なり 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界  巻の壱                                NO 19     如意界終はりて後は如何   その2                         教主寛大 講述  霊界に進みたらば始めて信の力を得て天界を見きはむることあるによって、我等の説の真なりしことをはじめて知るに至らん。我も語らず慈音も訊かず。言葉なき言葉にて慈音は活眼を開らき…

未知日記霊話集 第千三百三十四回 大霊界 巻の一 全宇宙の組織は無限にして是を究め尽すことは、僅少の行にては得らるるものにあらず。是等の事柄もみな如意界の教への中に含まれあることなれば、如意界の教へを卒業するは容易のことにあらず。如意界の教へに従ひてこの界のすべてを修め尽して行終はらば、其の後は各所に配属してその所にて、又新しき任務に準ずるなり 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界  巻の壱                                NO 18     如意界終はりて後は如何   その1                             教主寛大 講述  汝等衆人行全くなりて天界に至り、此三カ所に於て新しき教へを受けこの所にて学び終はらば、その後皆其々の分野に従ひて各所に配分せられて任務に服し、更に階を重ねてはじめて…

未知日記霊話集 第千三百三十三回 大霊界 巻の一 その神々しさの有様は汝等衆人には、到底考へも及ばざる底の場所と語るの他なし。教ゆるものも声なく言葉なく無言詞にして伝授なし居るに不拘、聞くものには皆その分野に従ひて、自然に理解力を認知して、さとり得らるる不可思議なる教へをうくる所なり 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界  巻の壱                                NO 16    如意界とはいかなる所か   その1                          教主寛大講義                         如意界については「未知日記」に於て教へをきたればくわしく語るの要もなし。されど語り残せし事柄をいささか説明して補充しをかん。如意…

未知日記霊話集 第千三百三十二回 大霊界 巻の一 此書を読むもの軈ては不滅の理を知ることを得るならん。兎に角不滅なりとして学すべし。遠しと思ふ未来は遠からず。肉体は軈ては亡ぶる時節到らん。其後に及びて狼狽すとも既に晩し。よって未来を考へをきて行じをかば可ならん 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界  巻の壱                                NO 15        選魂所とはいかなる所か    続き 教主寛大講述  すべてを肉体にまかせ居りて精神に養ひを送らず、徒にその大切なるもの、精神を発育せしめずば、肉体と共に消えゆくの他なかるべし。さりながら魂は不滅なるが故に枯死せず。発育せざる魂がしをれて枯るることもならず、長ずる事もな…

未知日記霊話集 第千三百三十一回 大霊界 巻の一 注意すべきことは汝等衆人己に架せられたる天職全うせざるものは、選魂所に於てふるいをとされて再び三度不合格となるによって、諸子は下界にある間にその天分をよくよく見定めて、その方向に進まずば望みは達し難し 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界  巻の壱                                NO 14                              選魂所とはいかなる所か                                    教主寛大 講述  動物性を捨てて人間性となり、然して人間性をのばして更に選魂所に移さるるは順序なり。読んで字の如く選魂所とは稔りた…

未知日記霊話集 第千三百三十回 大霊界 巻の一 慈音に対しては感謝の心して是に遇することをせよ。謂はば慈音は天界を知らしむる材料とも手本ともなり居ることを知るならば、汝等衆人是を見て手本となし、速かに天界の方向に足を向けて、迷ふことなく進み来たらば、其によって慈音も満足するならん。慈音に対する報謝は汝等衆人天界にさへ進み来る道を歩み居らば、其にて彼は満足するなり 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界  巻の壱                                 13                               眼を天界に向けよ                   教主寛大 講述  この理を教へんがために、我等は慈音をして事実を以て汝等衆人に示めさんとして、慈音をかかる底にをきあるにすぎず。所謂空実一体の姿を汝等衆人に示めしたるなり。…

未知日記霊話集 第千三百二十九回 大霊界 巻の一 人間、動物性を離れて人間性となり、人間性を向上せしめて軅て天界に至らしめんとして、道を教へ居るにすぎず。よくよく是等の言葉を聞きて大悟せずば、我等の教へは徒労に帰す。迷はず我等に従ひて歩み来たれよと勧むるものなり 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界  巻の壱                               NO 12  選魂所について                                                                            教主寛大 講述  我、斯る宗教くさき事を論じたるは他ならず。汝等衆人は今後あやまちたる道を歩みて動物性の世界を組織す…

未知日記霊話集 第千三百二十八回 大霊界 巻の一 汝等地球の現状は一方は冥道に、一方は光道に別れて互いに進み居る姿を暗に諷して動物性と人間性とに比喩をなして示したるに他ならず。汝等衆人この点に着眼して将来を推理せよ。然らば結果は明らかに知ることを得ん 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界  巻の壱                                NO 11  神を知る端緒となるなり                                                                     教主寛大 講述  円海は空の中の実を知り得て、汝等に語り居れど汝等衆人はその居に至らざるが故に、実を実として悟ることを得…

未知日記霊話集 第千三百二十七回 大霊界 巻の一 動物信仰を離れて、精神信仰に思ひをおかずば、真の人間とはならざる故に、従来の信仰を離れて精神信仰に歩を進めずば、天界へは移り難し。よくよく反省せられん事を望む 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界  巻の壱                                NO 10「汝に大学者を送るべし」                                                                    教主寛大 講述  聖者の言葉と雖もその一々が正しいとは云ひ難し。七才の少児なりとも正しき言葉は正し。是を理解する智能なきもの…

未知日記霊話集 第千三百二十六回 大霊界 巻の一 すべて動物性信仰より、世の中を組織せんと計る現在の世相にては、真の信仰は容易に理解することは難かるべし。是等の事柄を事実によって証明せんとして、我等は慈音をして此教へを彼に委ね居るなり 教主寛大講義

  未知日記講義第一二巻  大霊界 現在の宗教者すべて肉体本意の教へをなし居る故・・・ 巻の壱 天界の人  教主寛大講義                                                                      円海は仏教の門より歩を進め居りたるため、ここに喰ひ違ひを生じて、幾年かの空しき行をなし居りたることを我は知るによってなり。慈音に於ても亦同…