覚者慈音７８７
未知日記　第六巻　光明論　　　　　　
上巻　光明論　巻の二　　　　　
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　テッシン貴尊講述
　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０１９．１．２２
　　　　　　　　　　　　　　　　　　第６５番

　教主、曰く
　「この業を会得なしたる者には次の鏡に向ふことを許して退座すべし。テッシンについて親しく導きを受けよ」


　汝等は修行なりたれば漸く第二の鏡を許されたり。我汝等を導かん。来れ。此処なり。第一の鏡は唯その時々飲む様を現はせども第二の鏡は欲するがまま望むがままを現はすにて、今汝が心に考へあらば此鏡にたづね見よ。直に現はれて事実を示めすべし。汝等はお伽噺か童話に聞きし魔法の鏡とは是なるかと思ふならん。又汝等は我の語るを錯覚したるにあらざるやとも思ひて眼を疑ふならん。事実は然らず。この鏡は原理ありて決して魔法とか手品等にはあらず。学者は此理を明らむれば作り得ることも容易なり。昔機械のすぐれざりし時代の人に、無線電話機の話を語らば信ずることは能はざりしと同様の理由なり。
　此鏡は三世鏡とも云ふべき作用をなすにて、汝等が過去の行為はもとより現在、然して未来に至る迄あます処なく映ぜしむるなり。恰も汝等が云ふ活動写真の其の如し。今汝等に二人の婦女子を鏡に映して見すべし。よく此様を見るべし。鏡に映る迄の姿を見よ。一人はみめ美しく一人は醜くし。然るに彼女等を鏡の前に立しむれば反対となり居るならん。美人の心は邪険邪智深く、醜婦の心は美にして慈悲心深きを現はし居れり。今彼女等の過去を見よ。美人は貧しき家の児として生れ継母に育てられ、長じて大家の妾となり先妻を追ひ出さしめて現在に至る。一方の醜婦は貴族に育てられて貧家に嫁しても己の醜を恥ぢて両親に仕へて孝養を怠らず、夫に仕へて貞にして現在に至る。
　さて彼女等の未来を見るべし。善因善果の理も明らかならん。即ち美女は姦通罪にとはれて獄舎につながれ、醜婦は孝女貞女として賞を受く。結果は斯くの如し。其後の事柄は第三の鏡にあらざれば知ること難し。今汝等の日本を見よ！
　表面の美はしき引き換え裏面の醜くさ。敵国アメリカの表裏は同様にして美はしからず醜くからず。悠久三千年の歴史は危し。汝等第三の鏡を許されなば結果は判明せん。汝等がかねがね不審なしつつありし縁についての状態を見るべし。